石川県金沢市で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ【開催情報】
「金沢市で犬を迎えたい」「保護犬の譲渡会に参加してみたい」という方に向けて、金沢市やその周辺で継続的に活動している団体を紹介します。
ここで紹介するのは、過去に一度きりのイベントではなく、繰り返し犬の譲渡会・里親会を開催してきた実績が確認できる団体です。
開催日時や開催場所は団体の事情により変更される場合があります。参加を検討する際は、必ず各団体の公式サイトやSNSで最新の開催情報をご確認ください。
金沢市で活動する団体・開催されている犬の譲渡会
はじめに ― 石川県には犬の「譲渡会」がありません
はじめに、石川県で犬を迎えたい方に必ず知っておいていただきたいことがあります。石川県では、行政も民間も、犬の譲渡会を開いていません。犬を迎える方法は、すべて個別のマッチングです。
「今週末の譲渡会に行ってみよう」という探し方ができない県です。窓口や団体に連絡を取り、条件を確認し、面談や家庭訪問を経て迎えるという流れになります。
犬の頭数も多くありません。金沢市を除く石川県全体で、1年間に譲渡された犬は35頭でした。同じ期間に飼い主のもとへ返還された犬は40頭で、収容された犬の多くは元の飼い主に戻っています。
確認時点で、いしかわ動物愛護センターの譲渡対象は犬0頭(猫は18頭)、金沢市動物愛護管理センターは犬2頭(推定14歳と17歳の高齢犬)でした。「行けば犬に会える」とは言えないのが実情です。問い合わせをして、時間をかけて待つ前提で考えてください。
また石川県と金沢市では制度がまったく違います。譲渡前講習の要否も、年齢の条件も、費用も異なります。お住まいの市町がどちらの窓口になるのかを、先に確認してください。
金沢市以外の市町では、役場に問い合わせても犬を譲り受けることはできません。市町のページは犬の登録と狂犬病予防注射の窓口です。譲渡の窓口は津幡町のいしかわ動物愛護センターに一元化されています。
金沢市動物愛護管理センター(金沢市才田町)
金沢市才田町にある金沢市の施設です。金沢市は中核市のため、市内で収容された犬は石川県のページには掲載されず、市が独自に収容から譲渡まで完結させています。電話は 076-258-9070 です。
譲渡会は行っていません。申し込み → 聞き取り調査 → お見合い → 飼育説明 → 書類の提出と引き取り、という流れです。
事前登録の制度があり、登録した方から順に連絡が入ります。申し込みは電話または電子メールで、希望する犬の種類・性別・大きさと、住所・氏名・日中に連絡がつく電話番号を伝える形です。犬を探しているなら、まず登録しておくのが近道になります。
譲渡前講習会という制度はありません。代わりに、譲渡の直前に「飼育説明」を個別に受けます。石川県のいしかわ動物愛護センターは動画講習が必須ですので、市と県で制度がまったく違います。どちらの管轄になるかで手続きが変わりますので、混同しないでください。
飼い主の条件は、石川県内にお住まいの成人で65歳未満であること、家族全員の同意、終生飼育の誓約、不妊去勢手術の実施、マイクロチップの装着、狂犬病予防法などの法令を守ることです。
「65歳未満」という明確な年齢の上限は、全国的にも珍しい条件です。石川県のセンターは「18歳から60歳(61歳以上は後見人が必要)」ですので、市と県で年齢の条件も異なります。
確認時点で掲載されていた犬は2頭で、いずれも推定14歳と17歳の高齢犬でした。「子犬に会える窓口」ではありません。現在の掲載は公式サイトで確認できます。
譲渡の費用については公式サイトに記載がないため、問い合わせが必要です。
なお、収容された犬を飼い主に返す際には手数料がかかると公式のQ&Aに明記されています。金額は公表されていませんので、迷子の犬を探している場合は直接問い合わせてください。
センター内には訓練施設「ドッグラン金沢」があり、犬のしつけ方教室が行われています。迎えたあとも頼れる場所です。
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金沢市動物愛護管理センター
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金沢市から問い合わせられる石川県内の犬の里親募集の窓口
金沢市内に、犬を扱う民間団体の拠点はありません。石川県内で犬を扱っている窓口・団体は次のとおりです。いずれも所在地は金沢市外で、金沢市内での開催ではありません。
石川ドッグレスキュー(石川県全域)
石川県で唯一の、犬を専門に扱う継続的な保護団体です。主婦を中心とした任意団体で、正会員12名と手伝いのスタッフによって運営されています。
石川県が委嘱する動物愛護推進員の団体として、県の公式ページに名前が挙げられています。県が公式に名前を挙げている数少ない団体です。
収容シェルターは持たず、県内のスタッフの家庭で犬を預かる方式です。活動地域は石川県全域ですが、譲渡できるのは石川・富山・福井の北陸3県にお住まいの方に限られます。
近年は譲渡会を開いていません。里親希望はメールまたは電話で申し込み、見学(1週間前までの連絡が必要)、家庭訪問による飼育環境の確認を経て譲渡、という個別の手続きになります。譲渡の前に必ず家庭訪問があります。単身の方は保証人が必要です。
迎える前に、必ず知っておいてほしいことがあります。現在里親を募集している犬は、いずれも「能登の野犬」の出身で、すべて雑種です。団体の掲示板には、それぞれの保護経緯として「能登の野犬で人馴れしていない為受け入れました」と明記されています。
「元野犬のため、通常の条件に加えてお願い事項があります」と団体自身が案内しています。推定7歳から13歳の、受け入れから年数の経った犬が中心で、子犬を迎えたい方に向いた団体ではありません。人に馴れる途中の犬を、時間をかけて家庭犬にしていく活動です。
団体は「奥能登には現在も複数の野犬の群れが存在する。ほとんどが人に飼われていた元飼い犬だが、捨てられて野生化し、群れを作って何代にもわたって犬達だけで生き抜いてきた野犬達は人間を全く知らない」と説明しています。これは近年になって急に生まれた問題ではなく、長く続いてきた課題です。
純血種はほとんどいません。ただし、ほかの飼い主や保護主の犬を仲介する「代理募集」の掲示板もあり、そちらには柴犬や秋田犬が掲載されたこともあります。掲載には「成犬は避妊去勢済み」「譲渡契約書の取り交わし」「原則1回は里親宅を訪問して飼育環境を確認」といった条件が定められています。
団体に支払う譲渡費用の設定は公表されていません。公式サイトに書かれているのは、迎えたあとに飼い主が負担する飼育費の目安です(畜犬登録料およそ3,000円、狂犬病予防注射3,500円・年1回、混合ワクチンおよそ10,000円・年1回、フィラリア予防薬が月1,000円から3,000円で5月から12月まで、など)。
会計報告を公開しており、活動費はチャリティーバザーの収益と寄付でまかなっていると明記されています。
能登半島地震のあとは、輪島市役所や珠洲市役所からの依頼を受けて被災したペットの一時預かりを行い、犬11頭・猫16匹を受け入れました。多くはすでに飼い主のもとへ戻っています。
拠点となるシェルターは持たず、県内のスタッフの家庭で犬を預かっています。金沢市内に施設があるわけではありません。連絡は公式サイトから行ってください。
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いしかわ動物愛護センター(しっぽのかぞく)(津幡町)
河北郡津幡町にある石川県の施設です。2021年に開設されました。金沢市を除く石川県内18市町の犬猫の譲渡を、この1か所で一元的に行っています。電話は 076-204-8622 です。
犬の譲渡会は行っていません。見学 → 譲渡前講習 → 申込書の提出 → 面談・マッチング → 正式譲渡、という5段階の個別の手続きです。
見学は予約不要で、開館日の10時30分から15時30分まで(12時から13時30分は休止)です。一方で面談は予約が必要で、身分証明書の持参が求められます。面談の受付時間帯は犬と猫で別に設定されています。
譲渡前講習の受講は必須です。動画を視聴する形式で、オンラインでの受講ができますので、この段階では来館の必要がありません。ただし公式に「譲渡前講習を受講していただいても、面談において譲渡をお断りすることがあります」と明記されています。
譲渡手数料は13,000円(石川県証紙)です。無料ではありません。他の都道府県とは大きく違うところですので、必ず頭に入れておいてください。
年齢の条件があります。18歳から60歳の方が対象で、61歳以上の方と単身の方は、18歳から60歳の後見人の書面での同意が必要です。後見人には面談にも同席してもらう必要があります。
そのほかの条件は、飼えるのは犬猫あわせて2頭まで、集合住宅や賃貸ではペット飼育可であることの書面が必要、ペット不可の物件へ転居する予定がないこと、家族全員の同意、終生飼養に足る時間と経済力があること、営利目的でないこと、です。
すでに犬を飼っている場合は、狂犬病予防法にもとづく登録と予防注射を済ませていることが条件になります。これは猫にはない、犬だけの条件です。
犬猫の取り置き(予約)はできません。面談の時点で、すでに譲渡が決まっている場合があります。また面談の当日に引き渡しはされず、後日あらためて受け取りに行くことになります。
譲渡を受けたあとは、半年をめどに「飼育状況調査票」を提出します。飼育場所を背景にした写真や飼い主と一緒の写真、不妊去勢手術の領収書やワクチンの証明などを添える仕組みです。
確認時点で、譲渡対象として掲載されていた犬は0頭でした(猫は18頭)。犬がいない期間があります。公式サイトで最新の掲載を確認してから動いてください。
犬向けの取り組みとして、一般の方も利用できるドッグランや、犬のしつけ教室があります。犬を迎えたあとにも使える施設です。
収容や保護の一次窓口は、県内4か所の保健福祉センターに置かれた「いしかわ動物愛護センター◯◯担当」です。迷子や相談はお住まいの地域の担当へ、譲渡の手続きは津幡町のこのセンターへ、という役割分担になっています。
所在地は津幡町です。金沢市内で収容された犬は、このセンターには掲載されません。金沢市にお住まいの方が対象になるかどうかを含め、事前に問い合わせてください。
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犬の譲渡会に参加する前に確認しておきたいこと
犬の譲渡会は団体ごとに運営方法が異なります。初めて参加する場合は、当日慌てないよう次のような点を事前に公式サイトやSNSで確認しておくと安心です。
- 事前予約が必要かどうか
- 開催時間と開催場所
- 譲渡の条件(単身可否、留守番の時間、先住ペットの有無など)
- 身分証明書など当日必要なもの
- 同居する家族全員の同意が必要かどうか
- ペット飼育可の住宅に住んでいるか(犬の大きさに制限がないかも確認)
- 毎日の散歩の時間を確保できるか
- トライアル(お試し飼育)期間の有無
- 譲渡費用(ワクチン代・不妊去勢手術代・フィラリア検査などの実費として設定されていることが一般的です)
これらは団体によって条件が大きく異なるため、当日いきなり確認するのではなく、事前に公式サイトやSNSで案内を読んでおくことをおすすめします。
犬を迎えたあとに必要な手続き
犬は猫と違い、迎えたあとに法律で定められた手続きがあります。譲渡会に参加する前に知っておくと安心です。
- 犬の登録 … 生涯に1回、お住まいの市区町村(金沢市)への登録が必要です。鑑札が交付されます。
- 狂犬病予防注射 … 年に1回の接種が義務づけられています。接種後に注射済票が交付されます。
- 鑑札と注射済票の装着 … 犬に着けておくことが定められています。迷子になったときに飼い主が分かる手がかりにもなります。
なお、マイクロチップが装着され登録されている犬を譲り受けた場合は、飼い主の情報を変更する手続きも必要になります。
手続きの窓口や費用は市区町村によって異なります。詳しくはお住まいの自治体の担当課にご確認ください。
金沢市で保護犬を迎えたい方へ
譲渡会は、犬をその場で「購入」して連れて帰れる場ではなく、保護犬と里親希望者を引き合わせるための場です。
多くの団体では、面談やアンケートを通じて生活環境を確認したうえで、トライアル期間を経てから正式な譲渡に進みます。犬の場合は留守番の時間や散歩の環境について詳しく聞かれることもあります。
保護犬のなかには、人との暮らしに慣れるまで時間がかかる子や、持病を抱えた子もいます。迎えたあとの生活を具体的に想像したうえで検討してください。
譲渡条件や手続きの流れは団体によって異なるため、気になる団体が見つかったら、公式サイトやSNSで事前に流れを確認しておくとスムーズです。
まとめ
金沢市は中核市のため、石川県とは別に、市が独自に犬の収容から譲渡まで完結させています。譲渡会はなく、事前登録をして順番に連絡を待つ個別の手続きです。金沢市には譲渡前講習会の制度がなく、譲渡直前の個別の飼育説明のみで、この点は動画講習が必須の石川県とは正反対です。年齢の条件も市は65歳未満、県は18歳から60歳と異なります。確認時点で掲載されていた犬は推定14歳と17歳の2頭のみでした。まずは事前登録をして待つ、という進め方が現実的です。
この記事は「石川県で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ」の一部です。石川県内のほかの市区町村の譲渡会・里親会の情報は、下のまとめページから地域別にご覧いただけます。
最後に
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