北海道札幌市で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ【開催情報】
「札幌市で犬を迎えたい」「保護犬の譲渡会に参加してみたい」という方に向けて、札幌市やその周辺で継続的に活動している団体を紹介します。
ここで紹介するのは、過去に一度きりのイベントではなく、繰り返し犬の譲渡会・里親会を開催してきた実績が確認できる団体です。
開催日時や開催場所は団体の事情により変更される場合があります。参加を検討する際は、必ず各団体の公式サイトやSNSで最新の開催情報をご確認ください。
札幌市で活動する団体・開催されている犬の譲渡会
ボランティア団体 犬のM基金(札幌市豊平区)
札幌市豊平区月寒西を拠点に、2010年から活動しているボランティア団体です。代表は秋田千嘉子さん。法人格を持たない任意団体として運営されています。
犬だけを扱う団体で、猫は扱っていません。札幌市内では数少ない犬専門の保護団体です。
収容施設を持たず、保護犬はそれぞれの預かりボランティアの家庭で暮らしています。そのため、ふらりと施設を訪ねて犬に会う、という形はとれません。犬と会えるのは譲渡会の会場か、申し込みのあとの面談を通じてになります。
活動の中心は、北海道に多い多頭飼育崩壊の現場からのレスキューです。ほかに飼育放棄された犬や迷子の犬を受け入れています。
在籍している犬は純血種が約1割、ミックスが約9割で、中型犬の雑種が中心だと団体自身が説明しています。里親募集中の犬は50頭を超えており、道内でもまとまった頭数を抱えている団体です。
譲渡会は、レスキューのたびに開かれるほか、会場を変えながら継続的に開催されています。ただし譲渡会の場でその日に決まることはないと公式に明記されています。来場した方と応募フォームから申し込んだ方の両方から選考し、犬の性格や病歴と飼育環境の相性を優先するため時間がかかる、という考え方です。
譲渡の流れは、譲渡条件の確認 → フォームからの申し込み → 環境確認を含む審査 → 誓約書と契約書への署名 → トライアル → 正式譲渡、という6段階です。譲渡前講習会はありません。
譲渡条件は厳しめですので、申し込む前に必ず確認してください。里親は北海道内にお住まいの方が対象で、道外の方は対象外です。札幌市内または近郊の方から選考する場合があるとも書かれています。基本的に独身の一人暮らしの方とカップルはお断りとされ、家族での来場が優先されます。60歳以上の方は後見人が必須、55歳から60歳の方が子犬を希望する場合も後見人が必要です。ほかに室内飼育、留守番は6時間程度を目安とすること、大型犬は飼育経験者に限ることなどが挙げられています。
保護にかかる費用の負担は求められません。必要なのは市町村への犬の登録料(3,200円)だけだと明記されています。
公式サイトは http で公開されているため、ブラウザによっては安全でない接続として警告が表示されることがあります。日々の活動や譲渡会の告知は公式ブログとSNSで更新されています。
譲渡会は札幌市内の会場で継続して開かれています。会場は回ごとに変わりますので、公式ブログとSNSで最新の告知を確認してください。
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里親募集の子達
里親になるには(譲渡条件・流れ)
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NPO法人 わんハート〜尊い命達と共に〜(札幌市豊平区)
札幌市豊平区西岡を拠点とするNPO法人です。保健所に収容された動物や、行き場をなくした犬猫の保護と譲渡、啓発活動を行っています。
猫よりも犬が主体の団体で、保護している犬は23頭、里親募集のページには12頭以上が掲載されています。札幌市内では犬の頭数がまとまっている団体のひとつです。
譲渡会は開催していません。事前アンケート → 面談 → 条件を満たした方へ譲渡、という個別のやりとりで進みます。施設で保護犬猫に会える見学は受け付けられています。
譲渡条件が厳しめです。犬によっては、単身の方、未婚のカップル、60歳以上の方への譲渡を行わないこと、持ち家であることが条件になる場合があると公式に明記されています。屋外飼育を予定している方への譲渡も行っていません。申し込む前に、自分が条件に当てはまるかを必ず確認してください。
犬の出自は、保健所からの引き取り、多頭飼育の崩壊現場、飼育放棄や遺棄されたケースなどです。
在籍している犬は雑種が中心ですが、チワワやシーズーなど純血種も一部含まれます。特定の犬種に偏った団体ではありません。
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里親募集
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非営利型一般社団法人 犬猫保護団体『ベル-Bell-』(札幌市中央区)
札幌市中央区を拠点に、市内3か所の保護ハウスで犬と猫を保護している一般社団法人です。募金箱の設置やチャリティイベントにも力を入れています。
犬の保護は累計32頭、そのうち譲渡可能として掲載されているのは2頭です(公式の保護わんこリストより)。保護猫が125匹いるのに対して犬は明らかに少数ですので、犬を目当てに訪ねる前に在籍状況を確認してください。
譲渡会やチャリティイベントは継続的に開かれており、公式サイトに複数年にわたる開催記録が掲載されています。ただし犬が毎回参加するとは限りません。犬の参加については事前に問い合わせることをおすすめします。
犬の個体情報は公式Instagramに集約されていると公式サイトに記載されています。犬種の記載はありませんので、どんな犬がいるかはSNSで確認してください。
電話は 011-206-4550 です。
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譲渡会・イベント情報
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札幌市動物愛護管理センター「あいまる さっぽろ」(札幌市中央区)
札幌市中央区北22条西15丁目にある札幌市の施設です。札幌市は政令指定都市のため、北海道ではなく市が独自に犬の収容と譲渡を行っています。
譲渡会形式ではなく、常設の個別譲渡が基本です。流れは、譲渡対象の動物を見学する → 検討する → 職員との面談(約15分)→ 譲渡手続き、という4段階になっています。面談では犬猫の適正飼養に関する誓約書の説明を受けます。
見学は予約不要で、平日の日中に受け付けています。北海道内の他の施設は事前予約制のところが多いなかで、ここは予約なしで立ち寄れる数少ない窓口です。
譲渡前講習会の制度はありません。職員との面談がその役割を担っています。北海道内でも自治体によって制度がまったく異なりますので、他の施設の情報をそのまま当てはめないようご注意ください。
譲渡手数料は無料です。ただし札幌市内で犬を飼う場合は、狂犬病予防法にもとづく犬の登録手数料3,200円(現金)が別途必要になります。これは猫にはない犬固有の負担です。
当日の持ち物は身分証明書と、犬を連れて帰るためのキャリーケージです。犬の場合は首輪とリードでも構わないとされています。
平日に来られない方に向けて、土曜日に開庁する日も設けられています。開庁日は公式サイトで告知されます。また、保護団体と共同で譲渡会が開かれることもありますが、犬の回と猫の回が分かれるため、毎回犬がいるとは限りません。
譲渡できる犬が1頭も掲載されていない時期があります。実際に確認した時点でも掲載は0頭でした。訪ねる前に、譲渡可能犬情報のページを見ておくことをおすすめします。
札幌市は市外・道外にお住まいの方でも譲渡を受けられます。北海道立のセンターが原則として道内在住者に限っているのとは対照的です。
なお、放浪して収容された犬を飼い主が引き取る場合は、返還手数料6,500円と保管料1日450円がかかります。未登録の犬はさらに登録手数料3,200円が必要です。この金額は札幌市独自のもので、北海道立の保健所や他市とは異なります。
このほか、市民から市民へ直接譲渡するのを支援する「飼い主さがしノート」という制度もあります。こちらは行政が収容した犬ではありません。
電話は 011-736-6134 です。
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動物愛護管理センター(あいまる さっぽろ)
あいまる さっぽろからの犬猫譲渡
譲渡可能犬情報
迷子・収容犬猫情報(返還手数料)
飼い主さがしノート
札幌市から参加しやすい近隣地域の犬の譲渡会・里親会
北海道の道央圏では、犬に実際に会える場所が非常に限られています。次に紹介する2か所はいずれも札幌市外にあり、札幌市内での開催ではありませんのでご注意ください。
認定NPO法人 HOKKAIDOしっぽの会(夕張郡長沼町)
夕張郡長沼町にある認定NPO法人です。2005年に任意団体として発足し、2010年にNPO法人、2013年に認定NPO法人になりました。犬舎と猫舎を備えた自前のシェルターを運営しています。
北海道内の保健所や町村役場から犬猫を引き取り、医療とケア、人に慣れるための時間をかけたうえで新しい家族を探しています。2007年から2024年までの累計で2,486頭を保護し、2,151頭を譲渡してきました。
犬は51頭が在籍しており、北海道の道央圏では犬に実際に会える数少ない場所です。行政の窓口が軒並み0頭という状況のなかで、まとまった頭数を抱えています。
定期的に自主開催している譲渡会はありません。シェルターでの面会が基本で、ほかに年数回、イベントへの出展という形で参加しています。
見学のみであれば予約は不要ですが、特定の犬との面会は事前予約が必要です。年末年始を除いて開いています。
譲渡前講習会はありません。ただし面会したその日に譲渡することはなく、複数回の来会を求められる場合があります。脱走対策や安全確認のための家庭訪問もあり、譲渡契約書への署名と身分証の提示が必須です。
在籍している犬の多くは雑種です。出自は釧路や岩見沢の保健所、別海町・浜中町・厚岸町の役場、弟子屈町の多頭飼育放棄の現場などで、長沼町内で発生した犬ではなく、道東を中心とした行政収容・飼育放棄・多頭飼育崩壊の犬が集まっています。
譲渡費用は犬で25,000円から50,000円です。マイクロチップの登録料と事務手数料を含み、不妊去勢手術やワクチン、フィラリアなどの医療費が含まれています。
年齢などの制限がはっきり決まっています。子犬と子猫は原則55歳まで、60歳以上の方、20歳未満の方、70歳以上の方、学生の方、生活保護を受給されている方への譲渡は行っていないと明記されています。該当する場合は問い合わせる前に確認してください。
公共交通機関がなく自動車が必須です。積雪期は道路状況に注意して向かってください。
電話は 0123-89-2310 です。
札幌市内では、あいまる さっぽろを会場にした保護犬の譲渡会に参加した実績があります。ただし拠点は長沼町で、犬に会うにはシェルターを訪ねる形が基本です。
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飼い主募集の犬たち
見学・犬猫面会
北海道立動物愛護センター「あいにきた」基幹センター(江別市)
江別市文京台緑町、酪農学園大学のキャンパス内にある北海道立の施設です。令和6年度から運用が始まりました。北海道が直営している基幹センターで、道内4地区のセンターの総合調整も担っています。
北海道内の保健所で一定期間収容された犬猫を引き取り、治療やしつけを行ってから新しい飼い主へつないでいます。一般の飼い主からの犬猫の引き取りは行っていません。
譲渡会形式ではなく、完全事前予約制の個別譲渡です。流れは、電話で面会を予約する → 面会する → 譲受け申込書を提出する → 面談と審査を受ける → 誓約書を提出する → 引き渡し、という6段階です。
譲渡前講習会という制度はありません。公式の「譲受けの方法」「譲渡の審査項目」を通して確認しても講習会の記載はなく、面談と審査で適性を判断する方式です。北海道内でも自治体によって制度が違いますので、一般化しないようご注意ください。
見学は完全予約制ですが、土日祝を含めて対応しているのがこの施設の大きな利点です。1回30分・最大10名までの枠制で、当日予約は土日祝を除いて受け付けられています。動物の休息時間にあたる時間帯は見学できません。
譲渡の対象は18歳以上の北海道内にお住まいの方に限られます。ほかに、10年から15年飼い続けられること、同居する家族全員の同意があること、毎日の食事・散歩・排泄の世話をする人がいること、十分な飼育スペースがあること、フード代・犬の登録費用・マイクロチップ・獣医療費・不妊去勢の費用を負担できること、賃貸なら飼育可の物件であることなどが審査項目として公開されています。マイクロチップの装着と情報登録も誓約事項です。
当日の持ち物はキャリーケースまたはリード・首輪と、氏名住所を証明できる公的証明書です。譲渡後は2週間のトライアル期間があります。
犬の掲載が0頭の時期が長く続きます。実際に確認した時点でも募集中の犬はいませんでした(猫は15頭)。訪ねれば犬に会えるという施設ではありませんので、必ず募集状況を確認してから予約してください。
収容能力は犬猫あわせて約30頭で、ドッグランが併設されています。年末年始は全業務が休止します。
電話は 011-398-9011 です(受付は9時から15時)。
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北海道 動物愛護センター
基幹センター(あいにきた)
譲受けの方法
譲渡の審査項目
見学の方法
新しい飼い主さんを募集中の犬・猫
犬の譲渡会に参加する前に確認しておきたいこと
犬の譲渡会は団体ごとに運営方法が異なります。初めて参加する場合は、当日慌てないよう次のような点を事前に公式サイトやSNSで確認しておくと安心です。
- 事前予約が必要かどうか
- 開催時間と開催場所
- 譲渡の条件(単身可否、留守番の時間、先住ペットの有無など)
- 身分証明書など当日必要なもの
- 同居する家族全員の同意が必要かどうか
- ペット飼育可の住宅に住んでいるか(犬の大きさに制限がないかも確認)
- 毎日の散歩の時間を確保できるか
- トライアル(お試し飼育)期間の有無
- 譲渡費用(ワクチン代・不妊去勢手術代・フィラリア検査などの実費として設定されていることが一般的です)
これらは団体によって条件が大きく異なるため、当日いきなり確認するのではなく、事前に公式サイトやSNSで案内を読んでおくことをおすすめします。
犬を迎えたあとに必要な手続き
犬は猫と違い、迎えたあとに法律で定められた手続きがあります。譲渡会に参加する前に知っておくと安心です。
- 犬の登録 … 生涯に1回、お住まいの市区町村(札幌市)への登録が必要です。鑑札が交付されます。
- 狂犬病予防注射 … 年に1回の接種が義務づけられています。接種後に注射済票が交付されます。
- 鑑札と注射済票の装着 … 犬に着けておくことが定められています。迷子になったときに飼い主が分かる手がかりにもなります。
なお、マイクロチップが装着され登録されている犬を譲り受けた場合は、飼い主の情報を変更する手続きも必要になります。
手続きの窓口や費用は市区町村によって異なります。詳しくはお住まいの自治体の担当課にご確認ください。
札幌市で保護犬を迎えたい方へ
譲渡会は、犬をその場で「購入」して連れて帰れる場ではなく、保護犬と里親希望者を引き合わせるための場です。
多くの団体では、面談やアンケートを通じて生活環境を確認したうえで、トライアル期間を経てから正式な譲渡に進みます。犬の場合は留守番の時間や散歩の環境について詳しく聞かれることもあります。
保護犬のなかには、人との暮らしに慣れるまで時間がかかる子や、持病を抱えた子もいます。迎えたあとの生活を具体的に想像したうえで検討してください。
譲渡条件や手続きの流れは団体によって異なるため、気になる団体が見つかったら、公式サイトやSNSで事前に流れを確認しておくとスムーズです。
まとめ
札幌市には、犬だけを扱う「犬のM基金」をはじめ、犬を主体に保護している団体が複数あります。いずれも譲渡会の場でその日に決まる仕組みではなく、面談と審査、トライアルを経てからの正式譲渡です。行政の窓口はあいまる さっぽろで、見学は予約不要ですが、譲渡できる犬が1頭も掲載されていない時期があります。譲渡前講習会の制度はなく、職員との面談が代わりになっています。市内で犬を飼う場合は登録手数料3,200円が別に必要です。
この記事は「北海道で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ」の一部です。北海道内のほかの市区町村の譲渡会・里親会の情報は、下のまとめページから地域別にご覧いただけます。
最後に
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