岩手県盛岡市で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ【開催情報】
「盛岡市で犬を迎えたい」「保護犬の譲渡会に参加してみたい」という方に向けて、盛岡市やその周辺で継続的に活動している団体を紹介します。
ここで紹介するのは、過去に一度きりのイベントではなく、繰り返し犬の譲渡会・里親会を開催してきた実績が確認できる団体です。
開催日時や開催場所は団体の事情により変更される場合があります。参加を検討する際は、必ず各団体の公式サイトやSNSで最新の開催情報をご確認ください。
盛岡市で活動する団体・開催されている犬の譲渡会
盛岡市保健所 生活衛生課 動物愛護担当(盛岡市神明町)
盛岡市神明町の盛岡市保健所庁舎5階にあります。盛岡市は中核市のため、市内で収容された犬猫は県のページには掲載されず、市が独自に収容から譲渡までを行っています。
定例の譲渡会は行っていません。盛岡市の仕組みは、他ではあまり見かけない「事前登録・待機型」です。条件を満たしていればまず「希望者」として登録され、条件に合う動物が保護されたときに連絡が来ます。「行けば犬がいる」のではなく、「登録して待つ」制度だと考えてください。
流れは、電話または問い合わせフォームで希望を伝える → 職員が住宅の状況や家族構成を確認 → 条件を満たせば希望者として登録 → 条件に合う動物が保護されたら連絡 → 保健所で面会し譲渡の受け入れを決定 → 飼い方講習会を受講(30〜60分程度) → 譲渡申込書と誓約書を提出 → 譲渡から1か月以内に報告書を提出、という8段階です。
講習会は必須ですが、受けるタイミングが岩手県(保健所)とは逆です。県は犬に会う「前」に1時間程度の講習を受けますが、盛岡市は犬に会った「後」に30〜60分程度の講習を受けます。所要時間も違いますので、他の自治体の説明をそのまま当てはめないでください。
条件は13項目あり、家族全員の同意、岩手県内在住の満20歳以上であること、ペット可の住宅であること、十分な収入があること、不妊去勢手術を行うこと、犬の登録と狂犬病予防注射、鑑札の装着、散歩のマナー、しつけ、災害対策などが挙げられています。譲渡後に報告書を出す運用は、盛岡市独自のものです。
確認した時点で、譲渡できる犬・収容中の犬とも0頭でした。盛岡市の掲載は猫に偏っていますので、犬を希望する場合は登録して待つことになります。
迷子の犬を飼い主に返す場合の費用は、返還手数料3,000円、飼育管理料1日あたり300円、えさ代1食あたり50円です。
なお盛岡市には、狂犬病予防注射のルール変更(令和9年3月2日施行)を告知するページがあります。犬を迎える前に目を通しておくとよいでしょう。
電話は 019-603-8312 です。譲渡の申込方法を説明するページは更新からしばらく経っていますので、手続きは電話で確認することをおすすめします。
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新しい飼い主を募集しています(譲渡動物情報)
保護動物を家族として迎えるには(申込方法・講習会)
迷子の犬・猫の飼い主を探しています
犬の新規登録、所有者・住所変更などの手続き
岩手県の動物愛護管理センターは、まだ開所していません
岩手県には、動物愛護(管理)センターにあたる施設がまだありません。県と盛岡市が共同で整備を進めており、盛岡市三ツ割の旧県営球場東側駐車場に、2028年度(令和10年度)の開所を目指して建設される予定です。工事の着手は2027年度とされています。
施設は治療棟や保護収容棟など5棟、延べ床面積およそ900平方メートルで、収容の想定は犬19匹・猫132匹。整備費およそ11億円を県と盛岡市で折半します。犬の想定収容数が猫の7分の1ほどしかない点が、岩手県の犬の収容実態をよく表しています。
したがって「センターに行けば保護犬に会える」という構造が、岩手県にはありません。犬の窓口は、県内9か所の保健所と、中核市である盛岡市の保健所に分散しています。他県の記事やまとめサイトに「岩手県動物愛護センター」と書かれていることがありますが、現時点では存在しない施設です。
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岩手県 動物愛護管理
盛岡市から参加しやすい近隣地域の犬の譲渡会・里親会
盛岡市内には犬を扱う民間の保護団体がありません。一方、隣接する滝沢市・矢巾町・雫石町には、それぞれ性格の違う団体があります。いずれも盛岡市内での開催ではありません。
一般財団法人 ペットの里(滝沢市)
滝沢市鵜飼臨安にある一般財団法人です。2014年3月11日の設立で、「小さな命を奪わせない。これ以上、決して。」を掲げています。常勤スタッフ2名はドッグトレーナーです。
岩手県で「行けば犬に会える」と言える、事実上唯一の場所です。確認した時点で保護犬27頭が里親を募集しており、同じ時点の保護猫11頭を上回っていました。行政(県9保健所+盛岡市)の譲渡犬が合計で実質1頭という状況のなかで、この差は非常に大きいものです。
ただし「譲渡会」を開いている団体ではありません。敷地内に犬舎、国内最大級のドッグラン、保護猫カフェ、併設の動物病院、ピザ工房を備えた複合施設で、見学に行って犬と会い、個別にマッチングする常設型です。犬舎の見学時間は13:00〜15:30で、保護猫カフェとは時間帯が違いますので混同しないでください。
譲渡の流れは、出会いと面談(見学・飼育環境の確認・万一のときの対応策の検討)→ 準備(民事信託やペット保険などの検討)→ 自宅での1〜2週間のトライアル → 正式譲渡、の4段階です。トライアル制度を明示している団体は岩手県内では数少なく、行政の譲渡制度にはトライアルの記載がありません。
受け入れているのは、保健所に収容された犬と、飼い主の事情で手放さざるを得なくなった犬です。ブリーダー由来や繁殖引退犬という記述はありません。犬種は雑種と犬種不明が大半で、純血種は少数です。オスが多く、高齢の犬・長く在籍している犬が多いのも特徴で、県内でめずらしく秋田犬の保護犬も確認できました。子犬を期待して行く場所ではありません。
譲渡費用は35,000円(犬猫共通)で、避妊去勢手術・健康診断・ワクチン接種などの医療費実費にあたります。加えて、月額1,000円の「里人(さとびと)会員」の会費が必要です。この継続的な会費は岩手県内の他の団体や行政には見られない仕組みですので、あとから知って驚かないよう、先に把握しておいてください。
譲渡の条件は、終生飼養できること、万一のときの対策を講じる意思があること、室内飼育であることなどです。「年齢、体調、思想・思考などの理由により、基準を満たしていても断ることがある」と公式に明記されています。
電話は 019-601-7775 です。
所在地は滝沢市です。
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里親になる(譲渡の流れ・条件・費用)
ペットの里に行く(施設案内)
ANIMAL SHELTER Sunny Village(矢巾町)
紫波郡矢巾町にある小規模な動物保護施設です。公式サイトに「岩手県・矢巾町にある動物保護施設です。主に、岩手県内の保健所収容犬の保護を行なっております」と明記されています。詳しい住所は公表されていません。
岩手県内で「行政に収容された犬」「野犬」を専門に引き受けている団体は、ここだけです。岩手県内の保健所収容犬を中心に、茨城県動物指導センターの収容犬や野犬も引き取っています。一般家庭からの引き取りは基本的に受けていません。
そのためブリーダー由来や繁殖引退犬という記述はありません。犬種の一覧は公表されていないため断定はできませんが、出自から考えて雑種が中心と考えられます。ゴールデンレトリーバーを保護した記録もあり、純血種が混じることもあります。
飼育環境について、犬は「1匹に1部屋の個室は必ず用意」し、基本的にフリーの状態で家庭犬としてのトレーニングをしながら生活していること、1日に最低4回以上の散歩を確保していることが公式に書かれています。
譲渡会は開催していません。メールまたはInstagramのDMで連絡し、事前アンケートに回答 → シェルターを訪問して面会・条件確認 → 2週間のトライアル(自宅訪問で環境を確認) → 問題がなければ正式譲渡、という流れです。いきなり訪問することはできません。
譲渡の条件は岩手県内でもっとも厳格です。とくに年齢が「25歳以上60歳未満」と、上限まで定められている点に注意してください。岩手県や盛岡市の行政譲渡が「20歳以上・上限なし」であるのとは大きく違います。ほかに、経済的・時間的に余裕があること、家族全員の賛成、ペット飼育可の住宅または持ち家、完全室内飼いが条件です。
譲渡費用の金額は公表されていませんが、狂犬病予防接種・混合ワクチン・避妊去勢手術・マイクロチップ装着の費用を含むと明記されています。
発信の中心はInstagramとみられ、ブログの更新頻度は高くありません。問い合わせの前に、Instagramで直近の様子を確認しておくとよいでしょう。
所在地は紫波郡矢巾町です。
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公式サイト
公式サイト 概要
公式ブログ
動物いのちの会いわて(雫石町)
岩手郡雫石町丸谷地に保護シェルターを運営している動物愛護団体です。2000年9月の設立で、25年以上の活動実績があります。第二種動物取扱業(非営利)として届出をしています。
【重要】この団体が開いている譲渡会に、犬は参加しません。公式サイトの譲渡会案内ページには、会場一覧の前に「保護猫譲渡会には犬は参加しません」と一括で明記されており、会場ごとにも「犬は参加しません」「犬は来ません」と書かれています。滝沢市・矢巾町・花巻市の会場で行われているのは、すべて猫の譲渡会です。犬を迎えるつもりで行っても、犬はいません。
犬は、公式サイトの「犬 里親さん募集中」のページから個別に問い合わせる方式です。犬は雫石町のシェルター、または一時預かり宅にいます。
受け入れている犬の出自は、ネグレクト、高齢の飼い主による多頭飼育崩壊、飼育放棄です。繁殖引退犬やブリーダー由来という記述はありません。2024年には多頭飼育崩壊の現場から犬猫89頭を支援し、84頭を新しい家庭へ送り出した実績があります。
ただし、募集中の犬はごくわずかです。確認した時点では3頭で、いずれも12〜14歳のシニア犬でした。犬のページの更新頻度は高くありません。「子犬に会える」団体ではありませんが、落ち着いた犬とじっくり暮らしたい方には合う可能性があります。
犬の譲渡費用は無料です。公式に「当会では犬は無料で譲渡しています」と明記されており、実費の請求もありません(迷子札のみ購入が必要です)。岩手県内で確認できた民間の犬の譲渡としては、唯一の無料です。
犬の譲渡条件は、岩手県内在住であること、屋内飼育であること、1頭で飼育することです。犬によって年齢制限もあります。
電話は 019-691-1770(11:00〜15:00)です。
所在地は岩手郡雫石町です。
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公式サイト
犬 里親さん募集中
譲渡会のご案内(※猫のみ・犬は参加しません)
わんにゃんらいふ。(岩手県内陸部)
2009年から活動している任意団体です。公式ブログには「シェルターなどの保護施設を持たない岩手県内陸で活動している小さな動物愛護団体」とあり、団体自身は拠点の市町村名を公表していません。
岩手県内で「犬」に特化して継続的に活動している民間団体は、ここだけです。イベントも「保護犬ふれあい会」と、犬に限定して告知されています。
ただし通常の「譲渡会」ではなく「ふれあい会」という位置づけで、その場で犬を連れて帰る形式ではありません。ふだんは一時預かり宅を拠点にした個別のマッチングです。岩手県内での開催は年に数回にとどまりますので、日程は必ず公式ブログで確認してください。
受け入れているのは、主にブリーダーのもとで繁殖に使われて引退した犬です。団体自身が公式ブログにそう記載しており、「過去の病歴や飼育環境が不明な子が多い」とも書かれています。
そのため在籍している犬はほぼ全頭が純血種です。ミニチュアダックスフンドが中心で、ほかにチワワ、トイプードルなど。もともと「ダックス好きな方が個人的に始めたダックス保護活動」が出発点の団体です。行政に収容された雑種の犬を想像していると、犬種の構成がまったく違います。
保護した犬には、健康診断・血液検査・ワクチン接種・避妊去勢手術・歯石除去を済ませたうえで里親を募集しています。シェルターを持たず、一時預かり宅で一般家庭の犬と同じように人との暮らしを学ばせる方式です。
譲渡費用は50,000円で、上に挙げた医療費の一部にあたります。加えて、里親宅までのガソリン代・高速料金・駐車料金の実費が別途かかります。同じ岩手県内でも、動物いのちの会いわてが「犬は無料」であるのとは対照的ですので、金額の内訳を確認したうえで検討してください。
里親の募集対象は東北地方とその周辺、北関東で、岩手県内に限られていません。
公式ブログは https から http へ転送されるつくりになっています。リンクが開かない場合は http でアクセスしてください。
盛岡市内での開催は確認できていません。
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公式ブログ
岩手県 県央保健所(盛岡市)
岩手県の保健所のひとつで、八幡平市・滝沢市・雫石町・葛巻町・岩手町・紫波町・矢巾町を管轄しています(盛岡市は市が独自に対応します)。
確認した時点で、県内9保健所のうち犬が掲載されていたのはこの県央保健所だけでした。しかもそれは迷子として保護された1頭で、飼い主が現れれば返還される個体です。譲渡対象として確定した犬ではありません。
譲渡を希望する場合の流れと条件は、岩手県の共通制度に従います。犬に会う前に譲渡前講習会(1時間程度)を受ける必要があります。
電話は 019-629-6588 です。
盛岡市は市が独自に対応するため、この保健所の譲渡の対象からは外れます。
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県央保健所 保護動物情報
岩手県 犬・猫の譲渡事業
犬の譲渡会に参加する前に確認しておきたいこと
犬の譲渡会は団体ごとに運営方法が異なります。初めて参加する場合は、当日慌てないよう次のような点を事前に公式サイトやSNSで確認しておくと安心です。
- 事前予約が必要かどうか
- 開催時間と開催場所
- 譲渡の条件(単身可否、留守番の時間、先住ペットの有無など)
- 身分証明書など当日必要なもの
- 同居する家族全員の同意が必要かどうか
- ペット飼育可の住宅に住んでいるか(犬の大きさに制限がないかも確認)
- 毎日の散歩の時間を確保できるか
- トライアル(お試し飼育)期間の有無
- 譲渡費用(ワクチン代・不妊去勢手術代・フィラリア検査などの実費として設定されていることが一般的です)
これらは団体によって条件が大きく異なるため、当日いきなり確認するのではなく、事前に公式サイトやSNSで案内を読んでおくことをおすすめします。
犬を迎えたあとに必要な手続き
犬は猫と違い、迎えたあとに法律で定められた手続きがあります。譲渡会に参加する前に知っておくと安心です。
- 犬の登録 … 生涯に1回、お住まいの市区町村(盛岡市)への登録が必要です。鑑札が交付されます。
- 狂犬病予防注射 … 年に1回の接種が義務づけられています。接種後に注射済票が交付されます。
- 鑑札と注射済票の装着 … 犬に着けておくことが定められています。迷子になったときに飼い主が分かる手がかりにもなります。
なお、マイクロチップが装着され登録されている犬を譲り受けた場合は、飼い主の情報を変更する手続きも必要になります。
手続きの窓口や費用は市区町村によって異なります。詳しくはお住まいの自治体の担当課にご確認ください。
盛岡市で保護犬を迎えたい方へ
譲渡会は、犬をその場で「購入」して連れて帰れる場ではなく、保護犬と里親希望者を引き合わせるための場です。
多くの団体では、面談やアンケートを通じて生活環境を確認したうえで、トライアル期間を経てから正式な譲渡に進みます。犬の場合は留守番の時間や散歩の環境について詳しく聞かれることもあります。
保護犬のなかには、人との暮らしに慣れるまで時間がかかる子や、持病を抱えた子もいます。迎えたあとの生活を具体的に想像したうえで検討してください。
譲渡条件や手続きの流れは団体によって異なるため、気になる団体が見つかったら、公式サイトやSNSで事前に流れを確認しておくとスムーズです。
まとめ
盛岡市の公的な窓口は盛岡市保健所です。定例の譲渡会はなく、まず希望者として登録し、条件に合う動物が保護されたら連絡が来るという「待機型」の制度になっています。確認した時点で譲渡できる犬は0頭でした。講習会は犬に会った「後」に受けるという、岩手県(保健所)とは逆の順序ですので注意してください。犬に実際に会いたい場合は、隣接する滝沢市の常設施設に見学を申し込むのが現実的です。
この記事は「岩手県で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ」の一部です。岩手県内のほかの市区町村の譲渡会・里親会の情報は、下のまとめページから地域別にご覧いただけます。
最後に
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