石川県の猫の不妊手術専門病院・スペイクリニック一覧|野良猫・保護猫の不妊去勢相談
「猫の不妊去勢手術を受けたい」「野良猫をTNRしたい」「保護した猫の手術をお願いしたい」——石川県でそうした相談先をお探しの方に向けて、猫の不妊去勢手術に特化・重点化している病院と、野良猫・地域猫・保護猫の手術を積極的に受け入れている病院をまとめました。
一般の動物病院でも不妊去勢手術は受けられますが、捕獲器に入ったままの猫や、人に慣れていない猫の扱いに慣れているかどうかは病院によって大きく違います。ここでは「猫の不妊手術ができる病院」ではなく、公式情報でその取り組みを確認できた施設だけを掲載しています。
石川県の猫の不妊手術専門病院・スペイクリニック一覧
| 施設名 | 市町村 | 特徴 | 野良猫・地域猫 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|
| TNRののいちアニマルクリニック(ののいち にゃんこのおうち) | 野々市市 | 猫の不妊去勢手術の専門施設 | 専用 | 公式サイト |
情報確認日: 2026年9月3日 料金・診療内容は変更されることがあります。最新の情報は必ず公式サイト等でご確認ください。
石川県内で「飼い主のいない猫の不妊手術専門(スペイクリニック)」を公式に掲げているのは、確認時点で野々市市の「TNRののいちアニマルクリニック」1施設だけです。無理に施設数を増やさず、1件のまま掲載しています。
【重要】TNRののいちアニマルクリニックは「5匹以上の現場」の手術を受け付ける施設です。1匹・2匹だけの相談や飼い猫の手術には対応していません。頭数が少ない場合は、自治体の補助制度を使って一般の動物病院で手術するのが現実的です。
石川県は、県内19市町で飼い主のいない猫への補助金体制が整備されている県です(「猫の避妊と去勢の会」の活動報告による)。専門クリニックを探すより、まず住んでいる市町の補助制度を確認するほうが早いことがあります。
【費用の順番に注意】金沢市の「飼い主のいない猫の不妊・去勢支援事業」は、先に登録証の交付を受けてから手術を予約する仕組みです。登録証は郵送では申請できず、窓口で本人確認書類を出して申請します。先に手術してしまうと使えません。
石川県全域と金沢市の猫の殺処分は、2022年から2025年まで「ゼロ」を継続していると「猫の避妊と去勢の会」が公表しています。県内には協力的な獣医師や制度が育っている一方で、専門施設の数そのものは多くありません。
石川県の猫の不妊手術専門病院・スペイクリニック
TNRののいちアニマルクリニック(ののいち にゃんこのおうち)
猫の不妊去勢手術の専門施設。野良猫が何十頭もいる現場をまとめて手術したい人のための、飼い主のいない猫専用のスペイクリニックで、団体の基金による費用助成まで用意されています。
- 所在地 … 石川県野々市市内(公式サイトに番地までの住所の掲載はありません。連絡は公式サイトの問い合わせフォームから)
- 対象 … 「当院は、飼い主のいない猫の避妊・去勢手術専門病院(スペイクリニック)です」と明記されています。「TNR活動推進のため、飼い猫さんの手術は承っておりません」「通常の診察も行っておりません」とも明記されています
- 野良猫・地域猫 … TNRの相談を受け付けており、団体スタッフの支援も受けられます。ただし「必ず依頼者様の同行をお願いしております」「基本的には依頼者様が活動の中心となってください」と条件が明記されています。捕獲器を使う際は盗難防止のため放置せず常に目を離さないよう案内されています
- TNR・捕獲器 … 野々市市および近郊でTNRをスムーズに行えるよう支援する目的で2022年3月に開院した、愛護団体としては北陸初の診療所です。避妊去勢手術費用の一部を助成する「ののにゃん未来基金」を設立し、基金からの助成でTNR依頼者の金銭的負担を軽くする仕組みがあります
- 料金 … 公式に明記されていないため記載していません
- 料金に含まれるもの … 公式サイトでご確認ください
- 予約方法 … 公式サイトの問い合わせフォームから、TNRの相談とあわせて連絡します。「※必ず返信メールを受信できる状態にしておいてください」と注意書きがあります
- 手術日・診療日 … 「手術実施日は応相談になります」と記載されています。決まった手術日はありません
- 出張手術 … 公式サイトでご確認ください
【重要】「当クリニックでは、5匹以上の現場の不妊手術を受け付けいたします」と明記されています。1匹・2匹だけの相談には対応していません。多頭の現場を抱えている人向けの施設です。
【重要】飼い猫の手術は受け付けていません。通常の診察も行っていません。飼い猫の不妊去勢は通常の動物病院を利用するよう案内されています。
手術料金は公式サイトに掲載されていません。「料金については、TNRのご相談とともにお問い合わせをお願いいたします」と記載されています。金額は必ず問い合わせてください。
運営は野々市市の市民活動登録団体「ののいち にゃんこのおうち」です。獣医師は往診専門るる動物病院の岡田京子先生と公式サイトに明記されています。
TNRの相談にあたって団体が示している条件は次の5点です。(1)基本的には依頼者が活動の中心となること、(2)手術後にリターンする場合は猫が地域に戻っても給餌者がいる環境であることを確認すること、(3)捕獲器は盗難防止のため放置せず常に目を離さないこと、(4)団体スタッフの支援が必要な場合も必ず依頼者が同行すること、(5)避妊去勢手術代・駆虫薬代・ワクチン代・怪我の治療費など必要な医療費は依頼者の負担であること(治療など医療の一部は別病院を利用)。
「ののいち にゃんこのおうちでは、成猫の保護はしておりません。避妊去勢のお手伝いのみさせていただきます」と明記されています。保護そのものを引き受けてもらえる団体ではありません。
公式サイトに番地までの住所は掲載されていません。連絡先も電話ではなく問い合わせフォームです。まずフォームから相談する流れになります。
TNRののいちアニマルクリニック(ののいち にゃんこのおうち) 公式サイト
市町の補助制度を先に調べる
石川県では、県内19市町で飼い主のいない猫への補助金体制が整備されています。頭数が少ない場合や、まず1匹から始めたい場合は、住んでいる市町の補助制度を使って一般の動物病院で手術するのが現実的です。
金沢市には「飼い主のいない猫の不妊・去勢支援事業」があります。支援額はメス1頭につき6,500円、オス1頭につき4,000円で、手術費との差額を自己負担します。対象は金沢市内に生息する飼い主のいない猫で、個人でも町会でも申請できます。手順は、(1)動物愛護管理センターまたは各保健所の窓口へ本人確認書類と切手を持参して申請(郵送不可)→(2)登録証の交付を受ける →(3)近隣に知らせてから捕獲 →(4)対応病院に手術を予約 →(5)病院で登録証を提示 →(6)支援額を差し引いた金額を支払う、という流れです。登録証は年度内有効で、1枚で何頭でも使えます。手術済みの猫には耳にV字の切り込みを入れます。問い合わせは金沢市動物愛護管理センター(076-258-9070)です。
対応病院の一覧は金沢市の公式ページでPDFとして公開されています。一覧にない病院で手術すると支援を受けられません。
- 金沢市以外の市町にも同様の制度があります。「(市町名) 飼い主のいない猫 不妊 補助」で検索し、必ず市町の公式ページで確認してください。
- 県全体の相談先としては、いしかわ動物愛護センターがあります。2025年4月には「いしかわ動物愛護基金」も創設されています。
- 金沢市を中心に2005年から活動している「猫の避妊と去勢の会」は、玉桜基金を通じて2011年から2025年までに10,148頭の避妊・去勢手術を支援してきた団体です。2026年4月1日より法人格での活動を終え、代表個人としての活動に移行したと公式サイトに記載されています。今後も「地域限定型 玉桜基金 助成金部門」として続けるとされています。
- 野々市市・白山市・金沢市などで活動するNPO法人こねこサポーターは、どうぶつ基金の「TNR無料不妊手術チケット」を使って野良猫・地域猫の不妊手術を行っています。
- 公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術チケット」も選択肢です。石川県内の協力病院は、確認時点で寺谷内獣医科病院(七尾市)と同院の飯田診療室(珠洲市)が登録されています。ただしこの2か所は一般診療を行う動物病院で、猫の不妊去勢の専門施設ではないため、この記事には個別に掲載していません。能登地域で相談先を探している場合の候補にはなります。受け入れ条件は病院ごとに異なり予告なく変わるため、必ず事前に確認してください。
相談する前に確認しておきたいこと
- 診療内容や料金は変更されることがあります。このページの情報は確認した時点のものです。
- 完全予約制の施設が多くあります。受診の前に必ず連絡してください。
- 野良猫と飼い猫で料金や条件が異なる場合があります。どちらに当たるかを最初に伝えてください。
- 手術前の絶食などは自己判断せず、病院の指示に従ってください。指示と違う状態で連れて行くと手術が延期になることがあります。
- 緊急の場合は、不妊手術の専門施設ではなく通常の動物病院・救急動物病院へご相談ください。