給食の牛乳を廃止した新潟県三条市の取り組み。食べ残し削減にも貢献!
給食に牛乳は必要かという運動が私の周りのママ友たちの間で結構話を聞きます。
昔と違って今はヴィーガン、ベジタリアンの親も増えたということが少なからず影響しているでしょう。
私自身、給食の牛乳は選択制でいいと考えています。
牛乳はアレルギー食品でもあり、アレルギーと知らずに飲み続ける子もいるでしょうし、アレルギーを持っていなくても乳糖がうまく消化できずに下痢になりやすい体質の子供もいます。
そんな中で給食の牛乳の廃止を2015年に試しに行い、そのまま今も継続している自治体があるということで新潟県三条市の取り組みを調べてみました。
牛乳は米に合わない
そもそも牛乳廃止の取り組みは米どころである新潟県でパン給食ではなく週5日完全に米飯でいこうという取り組みから始まりました。
そうなると、お米と牛乳は合わないので給食の牛乳をやめようというのは当然の動きです。
そして、日本人なら和食を中心とした献立をという当たり前の取り組みをしてくれています。
市に届けられた声は反対意見よりも賛成意見のほうがやや多いようです。
結果として食べ残しも減ったようです。
一時的に給食以外の時間でドリンキングタイムという牛乳を飲む時間を設けていたそうですが、それも2021年に廃止。
三条市にはこのような意見があったそうです。
ご意見
こんにちは、今日のテレビのワイドショーを見ておりましたら、三条市の小学校の学校給食から牛乳をなくしたという報道がありましたが、子供の成長・栄養面からいかがなものかなと思いました。
私達の世代は中学1年から給食に牛乳が出てきましたが、家が貧しかったせいか牛乳は贅沢品で飲めませんでした。その憧れの牛乳が毎日飲める・・至福の時でした。
栄養価の面でも素晴らしい食品だと思います。インタビューの中でご飯に合わないからとかありましたが、パンには合うんですよね。
特に新潟県は美味しいお米の産地ですから、お米のパンで地産地消また牛乳の産地の地産地消の為にも、給食を工夫されたら如何でしょうか。
いや、憧れの牛乳っていつの時代やねん。
老害の意見ですかね。
それに対する回答が秀悦。
回答
おたよりありがとうございます。
三条市では、平成20年度から週5日間、全ての給食を米飯とする「完全米飯給食」を実施しています。この完全米飯給食を実施する中で「ご飯を中心とした食事には牛乳は合わない」という意見も寄せられていたところです。
様々なご意見があると思いますが、米飯を主食にした日本食の本来のあり方としては、牛乳を飲みながら食べるという習慣はないと認識しているところです。
学校給食は子どもたちが食べることを学ぶ時間と考えており、三条市としては、子どもたちに、日本人として望ましい食習慣を身に付けてもらうため、この度の試行に至った次第です。
また、栄養面からも牛乳が重要なカルシウム供給源であることは十分に理解しております。牛乳を見合わせることによるカルシウム等の摂取に係る代替措置を給食内でも講じると共に、家庭への啓発に努めていく予定です。
今後も学校給食が、子どもたちにとって食育の効果を発揮する絶好の機会になるよう取り組んでまいりますので、御理解くださるようお願いいたします。
本当にその通りだと思います。
給食で死ぬ!
利権なのか
今回の決定によって、三条市では、学校給食の献立から牛乳が消えることになるが、この措置は、牛乳を上手に活用しながら栄養的なバランスを確保し、食育活動の推進と併せ、子ども達の成長や健康を支えていくという、これまでの学校給食の仕組み、関係者の永年の努力や経験を無にするものであり、残念である。いずれにしても、酪農乳業としては、引き続き、安全で品質の高い牛乳を学校に供給するとともに、京都市や三条市が提起した問題を十分に踏まえつつ、教育や栄養などの関係者とさらに連携を強め、食育活動などを通して、牛乳の価値を正確に理解して頂くよう、努力してまいりたい。
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