猫スペースきぶん屋 猫スペースきぶん屋

猫が甘えてたのに急に噛む理由と対処法|愛猫の心理を理解して良い関係を築こう

猫 甘えてたのに急に噛む

はじめに 

 
愛猫が膝の上で甘えてゴロゴロ鳴いていたのに、突然「ガブッ!」と噛みつかれた経験はありませんか?「猫が甘えてたのに急に噛む」という悩みを抱える飼い主さんは実は非常に多く、この現象には猫特有の心理や習性が深く関わっています。
うちにも13歳でまだまだ噛み癖の治らないメイくんというボスがいます。
この記事では、なぜ猫が甘えているときに急に噛むのか、その理由と適切な対処法について詳しく解説します。愛猫の気持ちを理解することで、より良い関係を築くことができるでしょう。
 

 
猫が甘えてたのに急に噛む5つの主要な理由

 
1. 愛情表現としての甘噛み

 
猫が飼い主に噛みつく最も一般的な理由の一つが、実は愛情表です。母猫が子猫を毛づくろいする際に軽く噛むのと同じように、あなたを家族の一員として認識している証拠なのです。

この場合の噛み方は比較的軽く、痛みを感じない程度であることが多いです。猫にとっては「大好き」という気持ちの表れなので、叱るのは逆効果になります。

ただし、力加減を知らない猫ならかなり痛いので、飼い主にとってはしつこくされればまあまあなストレス。幼少期に親や兄弟とじゃれ合っているかどうかで力加減を学ぶ機会になるのですが、その経験がない時は人間が教える必要があります。
 
特徴:
 
– 噛む力が弱い
– 噛んだ後もゴロゴロ鳴き続ける
– リラックスした表情をしている
 

 
2. 過度な刺激による「愛撫誘発性攻撃行動」

 
猫特有の行動として「愛撫誘発性攻撃行動(Petting-induced aggression)」があります。これは、撫でられることで興奮が高まりすぎた結果、攻撃行動に転じてしまう現象です。

ほかにもうんちをしたあとに走り回ったり、おしりぽんぽんしていると嬉しすぎて興奮することがあります。

猫の神経系は非常に敏感で、長時間の撫で撫では刺激過多となってしまいます。特に腹部や尻尾の付け根など、敏感な部位を触られると起こりやすくなります。
  
見分け方:

– 尻尾がバタバタと激しく動く
– 耳が後ろに倒れる
– 瞳孔が拡大する
– 唸り声を出すことがある
 

なんとなく嫌がっているなというのを察するには最初は難しいかもしれませんが、徐々に分かるようになってきます。 

 
3. 遊びたい気持ちの表れ 

 
子猫や若い猫に多く見られるのが、遊びたい気持ちから噛んでしまうケースです。兄弟猫と遊ぶ感覚で、飼い主の手や指を獲物に見立てて噛みつきます。

この行動は自然な狩猟本能の表れですが、適切にコントロールしないと成猫になっても続いてしまう可能性があります。

対処のポイント:

– 手で直接遊ばせない
– おもちゃを使って遊びの欲求を満たす
– 十分な運動時間を確保する

 

生後1ヶ月を超えたあたりから運動量が増えて、遊びたい時期になります。

この時期はどんなおもちゃでも遊ぶので飼い主にとっては楽しくもあるのですが、攻撃対象がおもちゃではなく飼い主になってしまうと大変。

手をおもちゃのようにして遊ぶのはやめたほうが良いです。

生後半年頃から行動が落ち着いてきます。

 

 
4. ストレスや不安からくる防御反応 

 
環境の変化や健康上の問題により、猫がストレスを感じている場合があります。甘えている最中でも、何らかのきっかけで不安を感じると、防御的に噛みつくことがあります。
 
ストレスの原因例:
 
– 新しい家族やペットの存在
– 引っ越しや模様替え
– 病気や体調不良
– 外の音や匂いによる刺激
 

先住猫が、新しい猫を迎え入れた時に性格が変わってしまうということはよくあります。

その一つにストレスによる噛み癖がついてしまうことも。

また、親戚の子供が遊びに来てしつこく可愛がられるとストレスになり、飼い主を攻撃してくることもあります。

一時的なものの場合が多いので様子を見ながら、ストレスを軽減する工夫をしましょう。

  
5. コミュニケーションの一環 

 
猫は言葉を話せないため、噛むことで様々なメッセージを伝えようとします。

「もっと撫でて」「やめて」「遊んで」など、その時々の気持ちを噛む強さや方法で表現しているのです。
どんなことを思っているのかを察するのも飼い主の大事な役割です。

長年付き合うとお互い理解し合えるようになるので、失敗もしながらコミュニケーションを取っていきましょう。

 
猫の噛み癖を改善する効果的な対処法  

 
即座に行うべき対応 

 
猫に噛まれた瞬間の対応が、その後の行動パターンを決定します。
 
正しい対応:
 
1. 無反応を貫く – 大きな声を出したり動き回ったりしない
1. 手を引き抜かない – 急に引くと猫の狩猟本能を刺激する
1. 静かに立ち去る – 遊びが終わることを学習させる
 
避けるべき対応:
 
– 大声で叱る
– 体罰を与える
– 無理に口を開けさせる
 

特に叩いたり体罰を与えると信頼関係が崩れてしまいます。

人間と同じで一度崩れた信頼関係はまた構築するには時間がかかります。

  
予防策とトレーニング方法  

 
1. 適切な遊び方を教える 

 
手や指で直接遊ばせるのではなく、必ずおもちゃを使用しましょう。猫じゃらしや羽根のおもちゃなど、狩猟本能を満たせるものが効果的です。
 

 
2. サインを読み取る練習 

 
猫が噛む前に見せるサインを覚えて、事前に回避しましょう。
 
警告サイン:
 
– 尻尾の動きが速くなる
– 耳が平らになる
– 瞳孔が大きくなる
– 体が緊張する
 

個体によって様々ですが、家の噛み猫メイくんの場合、噛む前に事前に鳴いてそろそろやめろと警告してきます。

 
3. 撫で方のコツ 

 
短時間で終える – 5-10分程度が目安
猫が好む部位を中心に – 頭、顎下、耳の後ろ
敏感な部位は避ける – 腹部、尻尾、足先

 

撫でられるのが好きな猫もいれば、好きではない猫もいます。

甘え上手な猫でも不機嫌な時はそっとしておいてほしいこともあります。

その子の特徴を掴んで、喜ばれるポイント、噛まれるポイント、時間などを把握していきましょう。 

 

  
環境改善による根本的解決 

 

 
ストレス要因の除去 

 
猫のストレス源を特定し、可能な限り取り除くことが重要です。

環境チェックポイント:

– 安心できる隠れ場所があるか
– 騒音や強い匂いはないか
– 他のペットとの関係は良好か
– 十分な運動スペースがあるか
 

猫も人間と同じで睡眠不足や対人関係でイライラすることもあります。

一人が好きな猫、誰かと常にくっつきたい猫など性格も様々ですが、ゆっくり安心できる場所の確保は必須です。

 

   
日常のルーティン確保 

 
猫は変化を嫌う動物です。食事や遊びの時間を一定にすることで、安心感を与えることができます。
旅行の時など、ルーティンが崩れるので帰ってきたら不機嫌な時があったりもしますが、なるべく同じ日常を過ごさせることはとても大切ですね。

 
年齢・性格別の対応方法 

 
子猫の場合(生後6ヶ月未満) 

 
子猫の噛み癖は社会化期の学習が重要です。

対応のポイント:

– 母猫や兄弟猫との適切な分離時期(8-12週齢)
– 人間の手は遊び道具ではないことを教える
– 正しい遊び方を積極的に教える
 

この頃に噛み癖を直せるかどうかが飼いやすさのポイントになります。

私の場合、子猫は一人っ子で保護した場合でも、兄弟猫がいる場合でも、生後2ヶ月位で大人猫のいる部屋に合流させます。

そのことで、大人猫が遊び方、人間との接し方、トイレの場所などを教えてくれて、粗相も少なくなったりビビリで触れなかった猫がいつの間にか人の側に寄ってくるようになったりします。

 

ペットショップで1匹で隔離されている猫は正直心配です。

子猫の時期に他の猫や人間と触れ合う機会が少なければ、噛み癖がついてしまうこともあるのでペットショップで飼うから安心というわけでもありません。

愛護団体から譲り受ける場合、そのあたりの性格も事前に聞けたり、多くの場合トライアル期間を設けることができるので 初心者の方は噛み癖の確認もしておきましょう。

 

  
成猫の場合(1-7歳) 

 
既に形成された行動パターンを変えるには時間と忍耐が必要です。

効果的なアプローチ:

– 一貫した対応を続ける
– 代替行動を教える(おもちゃで遊ぶなど)
– ポジティブな関わり方を増やす

 

正直、大人の猫が噛み癖を持っていたらなかなか厄介です。

年を取ることで性格が丸くなり噛む頻度が落ち着いてきたり、飼い主が猫の性格や噛むポイントを把握することで噛まれることが少なくなります。

自分から向かってきて噛んでくる猫はなかなか厄介ですが、どんな時に噛んでくるのかパターンを把握し、事前に対処することで頻度を減らすことができるかもしれません。 

  
シニア猫の場合(8歳以上) 

 
高齢猫の急な噛み癖は健康上の問題が隠れている可能性があります

注意すべき点:

– 関節痛や内臓疾患の有無
– 認知症の初期症状
– 感覚機能の低下

 

触られると痛いから噛んだり、飼い主を避けることがあります。

普段甘えん坊だったのに、口内炎になり痛むので飼い主を避けたり、口の中を見ようとして手を近づけると噛んだりするかもしれません。

手術して治るような病気であれば早めに対処してあげましょう。
 

 
専門家に相談すべきタイミング 

 
以下のような症状が見られる場合は、獣医師やペット行動学の専門家に相談することをおすすめします。
 

 
緊急性が高いケース 

 
– 噛む力が異常に強い
– 噛んだ後に興奮が収まらない
– 他の攻撃的行動も見られる
– 食欲不振や体調不良を伴う
 

何かしら神経症であったり脳の問題が起きているかもしれません。

もしくは認知症になってしまっていたり。

分からないことが分かるだけでも対処の手段が増えます。

 
長期的な改善が必要なケース 

 
– 3ヶ月以上改善が見られない
– 家族全員が噛まれる
– 来客にも攻撃的になる
– 他のペットとのトラブルが頻発
 

問題行動は猫も人も、関わる周りが大変な思いをしますがとにかく問題行動がなぜ起きるのか相談して理解することで対処できる方法が見つかるかもしれません。

 
まとめ:愛猫との絆を深めるために 

 
猫が甘えてたのに急に噛むという行動は、多くの場合、猫なりの愛情表現やコミュニケーションの一環です。この行動を理解し、適切に対応することで、より深い信頼関係を築くことができます。
 
重要なのは、猫の気持ちを汲み取り、人間側が歩み寄る姿勢を持つことです。叱ったり罰を与えたりするのではなく、猫が安心して過ごせる環境を整え、正しいコミュニケーション方法を学んでいきましょう。
 
時間はかかるかもしれませんが、お互いを理解し合える関係になれば、噛み癖の問題も自然と改善されていくはずです。愛猫との幸せな生活のため、焦らずじっくりと向き合っていきましょう。 

  
よくある質問(FAQ) 

 
Q: 猫が噛んできたとき、すぐに手を引いても大丈夫?
A: 急に手を引くのは避けましょう。猫の狩猟本能を刺激し、さらに興奮させる可能性があります。
 
Q: 噛み癖のある猫でも、完全に治すことはできますか?
A: はい、適切な対応と時間をかけることで改善可能です。ただし、個体差があるため専門家のアドバイスも参考にしてください。
 
Q: 他の猫には噛まないのに、私にだけ噛んでくるのはなぜ?
A: それは信頼の証拠かもしれません。猫は信頼している相手にこそ、本能的な行動を見せることがあります。
 
愛猫の行動に悩んだときは、この記事を参考にしながら、猫の気持ちに寄り添った対応を心がけてみてください。

 

 

古着買取、ヴィーガン食品やペットフードの買い物で支援など皆様にしてもらいたいことをまとめています。
参加しやすいものにぜひ協力してください!

 

猫スペースきぶん屋が皆様に協力していただきたいこと一覧

この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

SNS LINK

この著者の記事一覧

関連情報

コメントは受け付けていません。

特集