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猫がくっついて寝る理由とは?愛猫との幸せな睡眠時間を楽しむための完全ガイド

 

夜、布団に入ると愛猫がそっと近寄ってきて、体をぴったりとくっつけて寝る瞬間。猫の飼い主にとって、これほど幸せな時間はありません。温かい体温、心地よい寝息、そして時折響くゴロゴロという鳴き声。猫と一緒に寝る時間は、まさに至福のひとときです。

 

でも、なぜ猫は飼い主にくっついて寝たがるのでしょうか?そして、一人で寝たがる猫もいるのはなぜでしょう?この記事では、猫がくっついて寝る理由から、猫と一緒に寝ることで得られる人間側のメリット、そして注意点まで詳しく解説します。

 

 

1. 猫が自分から寄ってきて一緒に寝るのは最高の幸せ

 

猫好きの方なら誰もが経験したことのある、あの特別な瞬間。寝ようとベッドに入ると、どこからともなく愛猫がやってきて、布団の中に潜り込んできたり、枕元に丸まったり、あるいは顔の近くでじっと寝始める。

 

猫は本来、警戒心が強く、縄張り意識の高い動物です。野生時代から単独行動を好み、寝るという無防備な状態になる際は、敵から襲われないよう特に用心深くなります。そんな猫が、あなたの隣で安心して眠りにつくということは、それだけであなたを深く信頼している証なのです。

 

飼い主のそばで眠る猫の表情を見ると、リラックスして幸せそうな様子が伝わってきます。そんな愛猫の姿を見ていると、飼い主としても「この子に信頼されているんだ」という実感が湧き、心が温かくなります。猫との信頼関係が形として見える瞬間、それが添い寝の時間なのです。

 

多くの猫飼いが口を揃えて言うのは、「猫と一緒に寝る時間が一日で一番幸せ」ということ。冬の寒い夜には、猫の体温が湯たんぽのように温かく、夏の夜には、エアコンで冷えた布団の中で猫のぬくもりが心地よい。季節を問わず、猫との添い寝は飼い主にとって特別な時間なのです。

 

 

2. なぜ猫はくっついて寝たがるのか?7つの理由

 

では、なぜ猫は飼い主にくっついて寝たがるのでしょうか。その理由を一つずつ見ていきましょう。

 

2-1. 飼い主を信頼し、安心感を求めている

猫が飼い主にくっついて寝る最大の理由は、信頼と安心感です。野生時代の猫は、寝ている間に外敵に襲われるリスクを常に抱えていました。そのため、猫にとって「寝る」という行為は非常に無防備な状態になることを意味します。

 

そんな警戒心の強い猫が、飼い主のそばで眠るということは、「この人のそばにいれば安全だ」「守ってもらえる」と感じている証拠です。特に子猫の頃に母猫に寄り添って甘えていた猫は、成長してからも飼い主を母猫のように慕い、その温もりと安心感を求めて一緒に寝ようとします。

 

 

2-2. 体温調節のため(寒い・暑い)

猫の祖先であるリビアヤマネコは砂漠地帯に生息していたため、猫は暑さには比較的強いものの、寒さには弱い体質を持っています。特に冬場は、飼い主の体温や温められた布団が猫にとって最適な寝床となります。

 

興味深いことに、夏場でも猫が飼い主にくっついて寝ることがあります。これは、エアコンが効いた部屋で過ごしやすい温度になっているためです。猫の体温は人間より高く(38〜40℃)、人間の体温の方が相対的に低いため、涼しさを感じられるのです。猫は季節に関わらず、体温調節のために飼い主のそばを選ぶことがあるのです。

 

 

2-3. 甘えたい気持ち

人間と暮らすようになった猫は、野生時代よりもフレンドリーで甘えん坊な性格になっていったと言われています。飼い主に「可愛くして、甘えているほうが良いことがある」と学んだ猫たちは、積極的に甘えるようになりました。

 

特に避妊・去勢手術を受けた猫は、生涯子猫のような性格を保ちやすく、飼い主に甘えたい気持ちが強くなります。飼い主と密着して寝ることで、甘えたい気持ちが満たされ、安らぎを感じるのです。撫でてもらいたくて、あえて手の近くに体をくっつける猫もいます。

 

 

2-4. 飼い主のにおいで安心できる

猫は縄張り意識が強く、自分のにおいがしない場所は落ち着きません。逆に、自分のにおいや信頼する飼い主のにおいがする場所では、とても安心して眠ることができます。

 

飼い主の布団やベッドは、大好きな飼い主のにおいと自分のにおいが混ざった、猫にとって最も落ち着ける空間なのです。特に脇の下や股の間など、体臭が濃い部分の近くで寝る猫は、飼い主のにおいに包まれながら眠りたいという気持ちが強いと考えられます。

 

 

2-5. 狭くて暗い場所が落ち着く

猫は本能的に、狭くて暗い場所を好みます。ダンボールや紙袋に入りたがるのも、この習性によるものです。布団の中はもちろん、飼い主の腕の中も猫にとっては狭くて落ち着く場所。何かに包まれているような感覚が、安心感を生み出します。

 

飼い主の体にぴったりと寄り添ったり、布団の中に潜り込んだりするのは、この「狭い空間で守られている」という感覚を求めているからです。

 

 

2-6. 飼い主を独占したい(縄張り意識)

猫は縄張り意識が強い動物です。飼い主のことを自分のテリトリーの一部、あるいは自分の所有物だと考えていることがあります。飼い主にくっついて寝ることで、自分のにおいをつけて「この人は私のもの」と主張しているのです。

 

多頭飼いの家庭では、他の猫に飼い主を取られないよう、先に飼い主の隣を確保したり、他の猫を退かせて場所を取ったりする様子も見られます。これは、飼い主を独占したいという気持ちの表れです。

 

 

2-7. 習慣化している

毎晩飼い主と一緒に寝ている猫にとって、それは当たり前の習慣になっています。「寝る時は飼い主と一緒」というルーティンが確立されているため、寝る時間になると自然と飼い主のもとへやってくるのです。

 

習慣化した猫は、飼い主が寝床につくのを待っていて、布団に入るタイミングでぱっと起きて一緒に寝ようとします。この習慣は、母猫と一緒に寝ていた子猫時代の記憶とも結びついていると考えられています。

 

 

3. 逆に一人で寝たい猫の特徴とは

 

すべての猫が飼い主にくっついて寝るわけではありません。一人で寝ることを好む猫もいます。それは決して飼い主を嫌っているわけではなく、猫の性格や習性によるものです。

 

3-1. 警戒心が強い性格

もともと警戒心が強い猫の場合、たとえ飼い主であっても一緒に寝ることで安心して眠れないと感じることがあります。特に保護猫や、社会化期(生後3ヶ月頃まで)に人との接触が少なかった猫は、警戒心が強い傾向にあります。

 

このような猫は、自分だけの安全な場所を好み、家具の隙間や高い場所など、周囲が見渡せて逃げ道のある場所を寝床に選びます。

 

 

3-2. 自立心が強い(気ままな性格)

猫の中には、自立心が強く、他者との距離を保ちたがる性格の子もいます。特に日本猫などは、洋猫に比べて独立心が強い傾向があると言われています。

 

このような猫は、甘えたい時だけ飼い主のそばに来て、それ以外は一人で過ごすことを好みます。気が向いた時に飼い主のそばで寝ることはあっても、毎晩くっついて寝ることは少ないでしょう。

 

 

3-3. 他にお気に入りの場所がある

猫専用のベッドや、お気に入りの場所がある猫は、そこでの睡眠を好むことがあります。特に、ふかふかで温かく、適度に狭い猫用ベッドは、猫にとって理想的な寝床です。

 

また、窓際や高い場所など、景色が見えたり周囲を見渡せたりする場所を好む猫もいます。このような場所で一人で寝ることで、安心感と快適さを同時に得られるのです。

 

 

3-4. 飼い主の寝相が悪い

意外かもしれませんが、飼い主の寝相が悪いと、猫は一緒に寝たがらなくなることがあります。寝返りが多かったり、急に動いたりすると、猫は安心して眠ることができません。

 

過去に寝返りで押しつぶされそうになったり、蹴られたりした経験がある猫は、飼い主と一緒に寝ることを警戒するようになります。

 

 

3-5. におい(香水や柔軟剤)が苦手

猫は人間の1万〜10万倍もの嗅覚を持っています。人間にとっては心地よい香りでも、猫にとっては刺激が強すぎることがあります。

 

特に香水、柔軟剤、アロマなどの強い香りは、猫が苦手とすることが多く、これが原因で一緒に寝たがらないこともあります。また、猫は柑橘系のにおいを特に嫌う傾向があります。

 

 

3-6. 季節による変化

同じ猫でも、季節によって一緒に寝るかどうかが変わることがあります。冬場は寒さをしのぐために飼い主にくっついて寝るのに、夏場は涼しい床やタイルの上で一人で寝る、というパターンです。

 

これは決して信頼関係が変わったわけではなく、単純に快適さを求めた結果です。猫は気温によって最適な寝場所を選ぶため、季節による変化は自然なことなのです。

 

 

4. 猫と一緒に寝る人間のメリット・幸福度の向上

 

猫と一緒に寝ることは、人間にとっても多くのメリットがあります。科学的な研究でも、その効果が実証されています。

 

4-1. 幸福感が高まる

法政大学で行われた興味深い研究があります。被験者が飼い猫と24日間一緒に寝る実験を行ったところ、睡眠の深度や時間には大きな変化がなかったものの、ほとんどの被験者が「幸福感が高まった」と実感しました。

 

睡眠中に猫に毛繕いで起こされても、不快に感じるどころか、むしろリラックスできたとのこと。つまり、猫と一緒に寝ることで、睡眠の質そのものより、心理的な満足度が大きく向上するのです。

 

 

4-2. ストレス軽減・リラックス効果

猫と触れ合うことで、「オキシトシン」という幸福ホルモンが分泌されます。これは、人間同士のスキンシップでも分泌される、愛情や信頼を感じさせるホルモンです。

 

さらに、猫が喉を鳴らすゴロゴロ音には、心拍数を低下させる効果があることが筑波大学の研究で明らかになっています。このゴロゴロ音を聞きながら眠ると、ストレスが軽減され、リラックスした状態で眠りにつくことができます。

 

寝る前や寝ている最中に愛猫と過ごすことで、日中のストレスが解消され、翌朝もリフレッシュされた気持ちで目覚めることができるでしょう。

 

 

4-3. 親密度が高まり、絆が深まる

猫と一緒に寝ることで、猫との親密度がさらに高まります。毎晩一緒に眠ることで、猫は飼い主との関係にさらに深い安心感を覚え、信頼関係がより強固なものになります。

 

研究によれば、夜一緒に寝た人に対して、猫が愛情表現を示す頻度が高まるという結果も報告されています。また、寝具に対しても愛着が湧き、昼間も飼い主のベッドで過ごしたがる傾向が出てきます。

 

お互いの存在を確認し合い、絆を深める時間。それが、猫との添い寝の時間なのです。

 

 

4-4. 温かく眠れる

実用的なメリットとして、猫と一緒に寝ると温かく眠れるという点があります。猫の体温は約38〜40℃と人間より高いため、寄り添って寝ることで、特に冬場は心地よい温かさを感じられます。

 

寒さでなかなか寝付けない夜も、猫が湯たんぽのような役割を果たしてくれます。また、夏場はエアコンで冷えすぎるのを防いでくれる効果もあります。

 

 

4-5. 生活リズムが整う

猫と一緒に寝る習慣がつくと、猫が寝る時間に合わせて自然と規則正しい就寝時間が確立されます。特に、夜になると飼い主を寝床に誘うような猫の場合、夜更かしが減り、健康的な生活リズムが整う効果も期待できます。

 

 

4-6. 孤独感の軽減

一人暮らしの方や、家族と離れて暮らしている方にとって、猫との添い寝は孤独感を大きく軽減してくれます。寝る時に愛猫のぬくもりを感じられることで、「一人じゃない」という安心感が得られます。

 

特に不安を感じやすい夜の時間帯に、猫がそばにいてくれることは、精神的な支えとなるでしょう。

 

 

5. 猫と一緒に寝る際の注意点

 

猫と一緒に寝ることには多くのメリットがありますが、いくつか注意すべき点もあります。

 

5-1. 猫を押しつぶさないように注意

最も重要な注意点は、寝返りを打った際に猫を押しつぶしてしまう危険性です。健康な成猫であれば、飼い主の動きに反応して避けることができますが、子猫やシニア猫、深く眠っている猫は反応が遅れることがあります。

 

特に生後4〜5ヶ月未満の小さな子猫とは、昼寝程度なら良いですが、夜間の就寝は避けた方が安全です。また、飲酒後や極度の疲労時など、自分の寝相をコントロールできない状態での添い寝は控えましょう。

 

 

5-2. 衛生面に配慮する

猫と一緒に寝る場合、衛生面への配慮が重要です。

  • シーツをこまめに洗濯する:猫の毛、ノミ、ダニなどがシーツに付着する可能性があります。週に1〜2回はシーツを交換し、清潔に保ちましょう。

  • 定期的なブラッシング:抜け毛の多い季節は特に、こまめにブラッシングして抜け毛を減らしましょう。

  • ノミ・ダニ対策:完全室内飼いであれば問題は少ないですが、外に出る猫の場合は、ノミ・ダニの駆除をしっかり行いましょう。

  • 爪切り:月に1度は爪の長さを確認し、爪切りを行いましょう。猫が引っかいて飼い主を傷つけることを防げます。

 

5-3. 人獣共通感染症に注意

パスツレラ症や猫ひっかき病など、猫と人間が共通に感染する病気(人獣共通感染症)があります。日本では約50種類が確認されています。

 

感染症は、お互いの免疫力が低下している時に発症しやすいため、体調がすぐれない時は別々に寝ることをおすすめします。また、濃密な接触(顔をなめる、鼻や口をくっつけるなど)は避け、適度な距離を保つようにしましょう。

 

 

5-4. コード類の管理

寝室には充電コード、イヤホンのコードなど、様々なコード類があります。これらが猫の体に絡まると、首に絡まって呼吸ができなくなる危険性があります。

 

特に充電中のスマホのコードを猫が噛むと、感電や発火の危険もあります。就寝前に充電を済ませておくか、コード類は全て片付けてから寝るようにしましょう。

 

 

5-5. 睡眠の質への影響

猫は夜行性ではなく、明け方と夕暮れに活発になる「薄明薄暮性」の動物です。そのため、夜中に目が覚めて動き回ることがあります。

 

音や振動に敏感な方は、猫の動きで眠りが浅くなる可能性があります。もし昼間に強い眠気を感じるようになったら、それは睡眠の質が低下しているサインかもしれません。その場合は、猫用ベッドを用意して別々に寝ることも検討しましょう。

 

 

5-6. 羽毛布団での粗相に注意

猫が布団におしっこをする「粗相」で特に多いのが、羽毛布団での事例です。羽毛布団はカサカサと音がしやすく、猫にとっては砂をかく音に似ているため、尿意を催すことがあるようです。

 

また、羽毛自体のにおいが猫を刺激する可能性もあります。羽毛布団の使用をやめたところ粗相がなくなったというケースもあるため、粗相が続く場合は布団の素材を変えてみることも検討しましょう。

 

 

6. まとめ:愛猫との睡眠時間をより幸せなものに

 

猫がくっついて寝る理由は、信頼、安心、甘え、体温調節など、様々な要因が組み合わさっています。しかし、その根底にあるのは「あなたを信頼している」という気持ちです。

 

警戒心が強く、本来は単独行動を好む猫が、無防備な寝姿を見せてくれるということ。それは、あなたとの間に確かな信頼関係が築かれている証拠です。

 

一方で、一人で寝ることを好む猫もいますが、それは決してあなたを嫌っているわけではありません。猫にはそれぞれの性格があり、距離の取り方も様々です。猫のペースを尊重し、無理に一緒に寝ようとせず、猫が自分から来てくれるのを待つことも大切です。

 

人間側にとっても、猫と一緒に寝ることで幸福感が高まり、ストレスが軽減され、親密度が深まるという多くのメリットがあります。法政大学の研究でも、猫と一緒に寝ることで人間の幸福度が向上することが実証されています。

 

ただし、衛生面や安全面には十分な配慮が必要です。お互いに快適で安全な睡眠環境を整えることで、より幸せな添い寝の時間を過ごすことができるでしょう。

 

猫との添い寝は、単なる睡眠以上の意味を持ちます。それは、信頼と愛情を確認し合う、かけがえのない時間なのです。愛猫との特別な時間を、これからも大切にしてください。

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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