猫スペースきぶん屋 猫スペースきぶん屋

動物愛護団体が炎上。そらそうよ、こんな団体はなくなるべき。

SNSで動物愛護団体が炎上していること、たまにあります。

私も気付かないうちにツイッターが炎上していたことがあったのですが、本当に気付かなくて1週間後に見てみたらものすごいコメント荒れてたけれど気付かないうちに火は消えていました。

情報を切り取られるとそこだけを見てつついてくる人がいますが、騒ぎはSNSで終わらずに週刊誌に掲載されることも。

 

取材されることによって分かったずさんさがありました。

知らずに寄付していると動物虐待に加担することになります。

 

 

テレビや週刊誌に取り上げられて問題になった団体

 

 

私が知っている限りここ最近でも3件起きています。

 

ピースワンコ・ジャパン

 

広島県に拠点を置く大きな団体です。

広島の犬の殺処分0を目指す方針に大きく貢献していると言われていますが、動物愛護センターに収容された野犬を引き受けています。

広島県神石高原に大きなシェルターがあり、正社員スタッフやボランティアさんやが犬の面倒を見ています。

 

こちらの団体は2017年に週刊新潮にとりあげられて、杉本彩さんも厳しく批難しています。

https://www.dailyshincho.jp/article/2017/05220801/?all=1

 

インスタグラムでもこんな感じで。

 

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

杉本彩(@sugimoto_aya0719)がシェアした投稿

 

今はどうなっているのか知りません。

なんせ場所が普通の人は行かないようなところにあり、多分行っても特定の収容場所しか見せてくれないでしょう。

広島県動物愛護センターも引き取ってもらっているので強く指導できないのかもしれませんね。

 

 

新潮の記事によれば

【ピースワンコの施設が収容する犬は1166頭で、不妊・去勢手術を施したのは27頭。】

【犬の頭数に対してスタッフが少なすぎる】

【「ゼロ」と謳っていながら52頭が殺処分されている】(これは広島県動物愛護センターの話?)

 

収容数が多すぎて、犬が殺し合いをしているそうです。

狂犬病予防法で予防接種が義務付けれていますが全く実施されていません。

なんでもかんでも殺処分は0にしたらいいというわけではないなとこの記事を読んで思いました。

健全な活動の中で殺処分を減らしていくこと。

とはいえ目の前の命が殺処分されるのを食い止めたい気持ちもわかります。

分かるんですが、この時点でのピースワンコへの収容は下手したら殺処分以上の苦痛を犬に与えています。

ふるさと納税でものすごい額のお金を集めていますが動物愛護法がきちんと守られているのか、今はどうなっているのか確かめてから支援してください。

個人的に、こういう大きな団体は崩壊した時にとんでもないことになるので大きなシェルターを作るよりも一人ひとりができることをして殺処分をなくしていきたいです。

 

 

宮古島セーブザアニマルズ

 

名前の通り、宮古島で活動されている主に犬の保護活動をされていた団体です。

 

文春で取り上げられたのが2022年のこと。

文春 宮古島セーブザアニマルズの記事

https://bunshun.jp/articles/-/57048

 

 

ちなみにこちらの団体の代表の中原さん、私の知り合いの知り合いで騒ぎになる前からどんな人かは聞いていました。

ものすごく熱心に問題に取り組んでいて思いは人一倍強い方だと。

 

しかし、蓋を開けてみれば全国から届いたペットフードが大量に外に積み重ねられ、ネズミなどが食い荒らし周辺住民が苦情を入れる事態に。

地元住民の生活が脅かされ苦しんでいますという看板まで立てられて地元の人の評判は悪いです。

鳴き声がうるさくて、こんなところに住めないという声も。

 

 

いろいろ問題はありますが、一つずつ整理すると

 

①キャパオーバー

 

誰でもそうですが、自分の限界以上の働きを続けるとパンクします。

やらないといけないことだけで一日が終わり、事務作業や片付けが後回しになる日々が続くとこういうことになりますよね。

あとはフードに関してはテレビに出たこともあって集まりすぎて使い切れないこともあったでしょう。

 

 

②活動方針

 

殺処分をなくすための活動としてどんどん保護してキャパオーバー。

宮古島には犬が群れを作って歩いているほどたくさんの野犬がいます。

殺処分されたくないからたくさん保護して譲渡していくという気持ちはものすごく分かるのですがどんなビジョンを描いていたのか気になります。

 

 

③島民との関係性

 

記事にもあるように、突然施設ができて島民は困惑し、保健所が同席して話し合いをしながら壁を作る、外から見えないようにする、二重扉を設置するなど決められたそうですが、これは特に犬の保護をしている団体は気をつけないといけないですね。

猫でもしっかり毎日掃除をしなければ多頭飼育崩壊のときのように周辺にまでニオイがあり近所の人の生活に支障が出るようになってしまいます。

 

 

④島民の意識

 

そもそも一番問題なのが、これだけ野犬がいて捕獲され殺処分されているのにもかかわらず、島民は無責任な餌やりを続け、犬はどんどん増えていく。

その犬を助けようと関西出身の中原さんが立ち上がったわけですが、自分たちは関わろうともせずによそ者を排除しようとする。

犬、猫のペット飼育環境は放し飼いが当たり前のようにあり、避妊去勢手術もされておらず繁殖してます。

立ち去るようにと言うのであれば島民も責任を持って対策をしないと筋が通らないですよね。

 

 

後日、週刊ポストでその後が取り上げられていました。

保護施設は撤退の方針で主に野犬、野良猫の手術を続けていくそうです。

https://www.news-postseven.com/archives/20220906_1791072.html?DETAIL

 

本当に苦労されたと思いますが、色んな角度から問題に関わって沖縄の動物の環境改善に取り組まれています。

 

レスキュードアニマルネットワーク

 

代表が犬の虐待で逮捕されているにも関わらず、クソ暑い真夏でも藤沢駅前で犬を連れて募金活動をしている団体。

犬の虐待以外に山程問題を抱えている団体です。

一体誰が支援しているのか分からないのですが、100匹あまりの犬猫が押収されたのにまだ団体の活動は続いているようです。

 

 

「押収された当時、100匹余りの子たちのほとんどが狭い30畳くらいのスペースに、檻に閉じ込められていました。中には、かむからという理由で24時間口輪されている犬も。犬たちの多くが棒を見るとおびえたり、荷物を取ろうと手を上げる動作をしたらこわがったりしています。こうした犬たちの様子を見ていると、代表理事は服従させるために叩いたり棒で突いたりと”暴力”を振るっていたとしか思えません。

押収時は猫たちにフリーな時間は見受けられず、常にケージの中で過ごす子が多かったことから、常同行動をする子もいました。小さい1段ケージ1つに子猫が数匹入っていたり、トイレの中で寝るしかない子や、足元が細い金属のすのこになっているケージに入れられている子もいました。とにかく当時は猫の環境も良いものではなく、また犬猫に不妊去勢手術をほとんど行っていないため、施設内で保護犬同士の繁殖をさせてしまっている状況でした」

 

https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202305/0016369325.shtml

より引用

 

 

片側だけの意見を聞いて判断するのも危険ですが、駅前の募金活動を見ている限り私なら逮捕された後は自粛するし、これだけメディアで報道されていて注目されている中で2020年から会計の報告が全くないし、2019年も不透明すぎる。

ちなみに、一般社団法人は1年に1回決算申告しないといけなくて、こんな資料は毎年税務署に出しているはずですが準備中っておかしすぎる。

ちょっとでもくさいなと思った団体に無理に寄付する必要はないのでやめておきましょう。

 

 

まだまだある怪しい団体

 

こういう怪しい団体、不透明な団体が山ほどあります。

個人的に大きい団体だから信用できるとか、SNSでたくさんフォロワーがいて人気がありそうな団体だから信用できるとか、そういう幻想は捨ててほしいです。

大きな行動をしているからすごいわけでもなくて、一番はそこに関わる犬猫が健全に生活しているかです。

カネを集めるのがうまい団体はたくさんあります。

しかし、実態はどうなのか。

その目で確かめてください。

会えないSNSヒーローよりも会える範囲の動物愛護活動者に支援を。

ぜひ。

 

 

スマホでポチポチポイ活、古着買取、ヴィーガン食品やペットフードの買い物で支援など皆様にしてもらいたいことをまとめています。
参加しやすいものにぜひ協力してください!

 

猫スペースきぶん屋が皆様に協力していただきたいこと一覧

この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

SNS LINK

この著者の記事一覧

関連情報

コメントは受け付けていません。

特集