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金魚すくいで余った金魚はどうなるの?悲しい現実を受け止めて。

金魚すくいで余った金魚はどうなるのか

夏の祭りで金魚すくいのお店を出すことは、プロはもちろんPTAの保護者会として誰かが担当して学校の祭りでやることも。

 

夏の祭りの独特な雰囲気でついつい金魚すくいをやってしまう人も多いでしょうが、祭りでなくその辺のスーパーで毎日金魚すくいコーナーがあったら誰がするのでしょうか?
多分そんなに売上がないからすぐに廃止になるでしょうね。

 

持って帰られなかった余った金魚は必ず発生します。
どうなるのか知ってこれからの行動を決めてください。

 

仕入れるということ

ざっくりと金魚の仕入れ値をネットで調べたところ、1匹当たり5〜10円程度。
夏の繁忙期だと25円ほどになるそうです。

 

金魚すくいで仕入れる量は少なくても500匹。
1匹25円だとすると12500円の仕入れ値です。
ポイ一個が20円くらい。
200人遊んだとして200本×20円で4000円

その他、エアーポンプや水槽など用意するものがあってもしれてます。
一回の開催で2万円とします。
200人が200円で遊んだとして4万円。
なかなかの利益。

多分金魚の仕入れ値はもっと安いです。

そりゃなくなりませんわ。

 

 

そして必ず余ります。
仕入れて余りを返品してもらえるわけでもなく、そもそもストレスと酸素不足で弱っていて病気になりやすい状態の金魚です。
業者が返品受け入れなんてしてくれるわけもないのでPTAでお祭りの担当して初めて金魚すくいの屋台をする人は戸惑います。

 

さて、どうする?

とりあえず無料で配ろう。
それで全部もらってくれたらありがたい話です。
けれど、金魚を持って帰って育てるのもそれなりに労力が必要です。
そう簡単にもらってくれません。

 

逃す?
川に流すのは生態系を壊す可能性がありますし、金魚は人間が品種改良をして作り出した魚です。
基本的に死にます。
下水に流したら確実に病気で死にます。
池に許可をもらって放すのも上に比べたらマシでしょうが、鯉の餌になることでしょう。

 

ペットショップに引き取ってもらう?
大型の熱帯魚の餌として引き取ってもらえるところはあるようですが、病気のリスクを考えると難しいですね。

 

一度地面に赤いものがたくさん散らばっているなと思ってみてみたら金魚の死骸だったことがあります。
処理の仕方としては楽でしょうが金魚が本当にかわいそうです。

 

 

言い方があれですが、正しい処分の方法は麻酔などの薬品を入れて殺すか、許可を取って池に逃がすかがマシだそうです。

間違っても川に放流して生態系がおかしくならないように。

トイレに流して下水に流れてしまうと病気になって苦しむ最後を迎えてしまいますので処理するにしても楽に死ねるようにしてください。

理想は飼えるのであれば全部飼育して最後まで面倒を見てほしいのですが余った金魚の数にもよりますよね。

皆様経験があるでしょうが育てたとしても酸素不足の水の中に長時間いて、さらにポイで追いかけ回されて体力的にも精神的にも弱っている金魚です。

多くはすぐに死んでしまいます。

 

ということで、多少儲かるかもしれないけれど、トラウマにもなりやすい金魚すくいビジネス。
普通の感覚ではもうなりたくないでしょうがお金が優先されると金魚がどうなろうが関係なくなりますよね。

 

昔はどうしていたのか?

 

そういえばひよこ釣り、亀釣り、ハムスター釣りがありましたが同じように余っていたはず。
どうやって処分していたのか。
想像したら吐き気がしますがひよこを逃して野良化したら社会問題になりますよね。
多分殺していたのでしょうが残酷な殺し方でないことを願うばかりです。

亀釣りで余った亀や飼えなくなった亀を池に逃がす人が続出して、池の生態系が狂い問題にもなっています。

 

ちなみにひよこ釣りのひよこはほぼオスだそうです。
今もそうですが孵化したひよこがメスの場合は卵を産んでくれるので育成しますがオスは役に立たないしうるさいという理由で基本的に判別された瞬間にシュレッダー行き。
メスとして生まれて選別で生き残っても一生を狭いケージで卵を産むだけに育てられるというどちらにしても残酷な運命。
屋台の話からは逸れますが、畜産業界の動物の飼育環境も変えていきたいものです。

 

いきなり全てを変えることは無理です。
しかし、命を犠牲にした娯楽は真っ先に変えていくべきものではないでしょうか。
金魚すくいも年々お店が減っているみたいです。
動物愛護法などの法律で規制することは今のところ難しそうですが、道徳心を育てることで廃れていくと思います。

とはいえ、動物愛護法もまだまだおかしい点、行き届いていない点があり、魚類については一切触れていないことや犬猫のことは充実してきましたがフクロウなどペットショップの展示のあり方も繋ぎっぱなしでストレスになっているのは変えていかないといけません。

 

なぜ人間が捕まえて楽しむために生まれてきて苦しんで死ななければならないのか。
金魚に投票権があったら金魚すくい廃止法がすぐに決まりますよ。
先ほどの卵や肉のように食べるという目的があるわけでもなくただ一瞬を楽しむだけに生産される命に体にあなたは何を思いますか?
実は書いている私自身はかわいそうとか何も思わなかったです。
意識したことがなかったから。
ある日意識してみたらおかしいと思ったので書いてます。
おかしいかおかしくないかは人それぞれですが、答えを持たない人がほとんど。

たまたまこの記事を見たのかもしれません。

あなたなりの答えを出すことがこの世の中の変化を生み出します。

 

プラカードを掲げて反対運動をするような大きなことはしなくても、金魚すくいに行かない、子供に行かさないということはできるはず。
共感してくださる方はともに行動で反対していきましょう。
年々減少しているそうで、コロナ禍の3年間も祭りがあまりなかったので見かけなくなりましたが私の甥っ子は去年金魚を連れて帰ってきて姉に大激怒され、祖父に育ててもらってます。

 

命を扱うということがどんなことなのか。
私が子供の時代はまだまだそこまで丁寧な扱いがされておらず、猫でも家の中に出入り自由で猫が妊娠して子供が生まれたら地面に埋めるという話も聞いたことがあります。
しかし、少しずつ動物に対する考え方が変わってきています。
身近なペットだけでなく金魚の権利まで考えられる人が増えればなぁ。
食べる食べないの話はとても難しいですが、娯楽として楽しむという文化はどんどん消えていきます。
沖縄のハブとマングースも私が中学3年生の時に修学旅行のプランの中でみんなで見に行きましたが、意味ない命のやり取りですよね。
やはり廃止になりました。
私は動物が人間が楽しむために無駄に犠牲にならない社会を望みます。

 

 

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参加しやすいものにぜひ協力してください!

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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