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動物愛護団体がとネットワークビジネスの相性は最悪。手をつけない方が良い理由

動物愛護団体とネットワークビジネスの相性

 
動物愛護団体あるある?それとも私だけ?メッセージでしょっちゅうネットワークビジネスの勧誘があります。
動物愛護団体の活動資金作りにネットワークビジネスはどうかという話。
私が失敗したリアル経験談と手をつけない方が良い理由をお伝えします。

 

 
狭き門をくぐれるか

 
そもそもネットワークビジネスの成功率の低さが難題です。
誰でも成功できるビジネスではありません。
確実に必要なのが営業先リストととてつもなく強いメンタル。
会員になってセミナーに参加したら大体はモチベーションアップとか目標設定の仕方とかの内容が多くなります。
いわゆるそのチームのリーダーであるアップラインとしてはせっかく集めてきたメンバーを1人も辞めさせたくないし、憧れさせたりできると思わせたりあの手この手で必死に盛り上げますが、そもそもそういうセミナーを聞かないと心が動かないタイプは向いてない人である可能性があります。
できる人はそんなもん聞かなくてもどんどんやっていきますから。

 

 
ネットワークビジネスの成功率はどんなものでしょうか。
入会する会社によりますが、例えば一番大きな会社であるアムウェイのディストリビューター数は70万人。
あるサイトを参照にしましたが、アムウェイも数字を公表していて、その中でちょっと飯が食えるかなというピンレベルのDD以上が0.6%しかいません。
200人やって1人、なんとか食えるレベルです。

もちろんディストリビューターになった人全員が思い切り活動しているわけではないでしょうが、週1日セミナーに参加したりとまあまあ本気で活動している人で10人に1人もいないのではというくらいの難しさです。
ダイアモンドのピンレベルになろうと思ったら10000人に2人の0.02%。
夢のまた夢ですが、ダイアモンドになるとこんな生活ができると夢見させて憧れさせて、刺激を受けて勧誘活動を頑張るという連鎖。

 

  
ダイアモンドの年間ボーナスが3000万円ちょっとだそうで、そこから活動費用などを引くと正直0.02%でなれるレベルにしてはおいしくないなと個人的に思います。
このビジネスは自由だと言いますが、自由にサボってたら大体会員が減っていきますからね。
年収3000万円目指すならもっと確率の高いビジネスはたくさんあります。
10000人に2人はさすがに自分がなれるイメージがつかなさすぎます。

 

 
他のネットワークビジネスにしても基本的にメンタルと人脈がものをいいます。
ない人はやめておきましょう。
私はどちらもないので入会したものの誰も勧誘する人がいないのでやめました笑笑

 

 
客層が合わない

 
ネットワークビジネスもいろんな種類があります。
代表的な化粧品と健康食品が大半を占めますが、旅行の代理店、福利厚生の代理店、格安携帯の代理店など色々。

 

 
商売として大事なことは、興味を持った人を集めること。
例えばエステサロンのオーナーや整骨院の先生がお客さんにネットワークビジネスの化粧品を販売するのは客層の興味が合うのでうまくいく確率が高いです。
では動物愛護をしている人が応援してくれてる人に化粧品やサプリメントを売って買ってくれるでしょうか?
基本的に大体の人に断られます。
相当信用がない限り売れません。
なぜならあなたが猫を保護するのは応援したいけど、その商品に興味がないから。
大抵の場合はいらない商品を押し付けられるよりも寄付する方がお互いスッキリするんです。

 

 
私自身、猫カフェに来てくれる人も、活動を応援してくれる人も女性が多いのでもしかしたらうまくいくかもと思って、SNSの宣伝オッケーのとあるネットワークビジネスの商品を宣伝したら一件も注文がありませんでしたとさ、ちゃんちゃん。

 

 
効率が悪すぎるからネットワークビジネスはやめておいた方がいい

 
自分のダウンができて、その下にまたダウンができて、そのうち何もしなくてもみんなが頑張ってチームができていく。
そんな甘いものではないんです。
ものすごいできる人がダウンのダウンのダウンくらいで参加することもありますが超低確率でそういうことも起きますが本当に幸運でしかありません。

 

 
そして、直接販売をしての売上からのボーナスも3割前後。
100万売って30万円。
化粧品やサプリメントを100万円売るのってめちゃ難しいです。
なぜなら他にもたくさんの人から勧誘されてるし、またかと思われて大体が連絡取れなくなります。
動物愛護団体としてやるならば、私なら寄付30万円を集める努力をします。

 

 
ちなみに、私が昨期に集めた寄付金は400万円ほど。
1年間寄付を募ったことがないけれど皆様がネットショップの買い物ついでに寄付をしてくださるおかげで問題なく活動ができてます。
本気で寄付を集めたらどうなるかはやったことがないので分かりませんし、必要のないお金を持っていても意味がないので自分の必要な金額以上の寄付は集めません。

 

 
Instagramのフォロワー82000人が2023年9月25日の時点でいますが、こんな多い数字でなくても年間1000万円集まっている団体もありますし、寄付は原価率0%ですのでその金額がそのまま通帳に入ってきます。

ビジネス活動をする時間もビジネススキルもないですが、寄付を集めるのはビジネストークでもなく行動を見てもらうことで、応援してくれる人はたくさんいます。

 

 
寄付に頼っていい空気感を

 
寄付が集まる実力があっても集めない人がたくさんいます。
私もその気持ちがものすごく分かるのですが、気を遣ってしまうのと寄付を受け取るのが申し訳ない気持ちになること。
私自身、通販サイトを運営していますが、寄付で生活していると思われたくないという一心で始めました。

逆の立場になってみると、寄付を受け取ることを後ろめたく思わないでほしいし、堂々と受け取って欲しいのですがもらう側はどうしてもそんな気持ちになっちゃいます。

 

今となっては寄付をくださる方が許すのであれば寄付で生活することも恥ずかしいとも思いませんし、嘘のない募金活動はどんどんしていくべきです。
猫を幸せにしたいと思っている活動なので自分で完結しないといけないという考えの活動者も多いですが、自分は何もできないけれど一生懸命頑張っている人の支援をしたいと思っている人がたくさんいます。
頼ってもいいのでは?

 

 
ネットワークビジネスで成功するよりも、世間に動物愛護の活動の価値を認めてもらうこと。
個人的にこれが一番の近道であり、稼がないとできないような活動であってはならないと思いますし、誰もが参加しやすい活動でないとこれから先もまだまだ猫の保護はあるのに活動者が高齢化で引退して次の世代が育たないと救える命も救えません。誰かが頑張る活動ではなくみんなで支える活動へ。
なのでネットワークビジネスに参加して稼いでからとか、活動資金を捻出するためにネットワークビジネスに参加するのではなく猫の活動に集中できるような空気作りを私はやっていきます。

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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