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保護猫を支援するために必要な物資とは?寄付や支援方法を徹底解説

 

 

 

近年注目が高まる「保護猫」。

動物愛護の精神の高まりを年々感じておりますが、私を含む活動者の現場では資金不足・物資不足が慢性化しています。

本記事は「保護猫 支援 物資」に関心を持つ方へ、今すぐ役立つ物資リストと支援の始め方、注意点、継続のコツをまとめた保存版ガイドです。

 

 

 

保護猫活動者への支援が必要な理由

 

1. 殺処分問題と保護猫の現状

 

全国の保護団体は、飼い主のいない猫や多頭飼育崩壊などからレスキューした猫を保護し、里親さんへと結ぶ活動を続けています。

この活動をしないと各自治体の動物愛護センターのキャパがオーバーし、そうなると殺生分という選択を取らざるを得ない状況もありえます。

しかし保護猫の活動は行政からの支援があるわけではなく、多くの団体、活動者が寄付頼みで、保護する頭数が多いほどリスクもたかまり費用もかかり、運営は常に綱渡りの状態です。

特に猫砂やフードなど消耗品の物資不足は日々のケアに直結する課題です。

 

 

2. 猫の飼育には想像以上に費用がかかる

 

フード・猫砂・医療費・衛生用品など、1匹あたりでも継続的なコストが発生します。

医療を必要としない猫でも月5000円は予算としてみておく必要があります。

複数の保護猫を抱える施設では、物資の消費スピードは非常に速く、沢山の方からの支援が活動継続の鍵になります。

金銭でいただくのが在庫の置き場所に悩んだりすることもなく、とてもありがたいのですが ちゃんと使われているのか心配という方は物資の支援もぜひお願いします。

できるだけ近くの活動者と繋がり、何かあったら直接会える関係性のつながりをいかに増やすかがこれからの動物愛護のキーワードです。 

 

 

保護猫支援に役立つ物資リスト

送付前に各団体の「受け入れ可能な物資・銘柄・サイズ・数量」を必ず確認しましょう。

特にフードとトイレ用品はかさばるため、置き場所に困ることがあります。

一度にたくさん送らず、こまめに送ったほうが活動者の立場からするとありがたいです。

 

 

1. キャットフード

  • ドライ(総合栄養食推奨)
  • ウェット(缶詰・パウチ)
  • 年齢・体調別(子猫用/シニア用/療法食)

嗜好や体調は猫ごとに異なるため、銘柄指定があるケースは多いです。

アマゾンほしいものリストに掲載していれば選びやすいのですが、ない場合は何を使っているか、何が不足しているか聞いてみることをオススメします。

 

 

2. 猫砂(大量消費の最有力)

  • 紙系・鉱物系・木製ペレットなど種類指定あり
  • ダストが少ないタイプは清掃負担を軽減

こちらも各施設ごとに使っているトイレ用品は分かれます。

うちの場合、おから系の砂を使っていて、他の種類のものは不必要なのでもらうと逆に困ることもあります。

事前の確認をオススメします。

 

 

3. ペットシーツ/ウェットティッシュ

 

トイレ周り・キャリー内の清潔維持に必須。子猫や病中猫のケアにも重宝します。

ペットシーツはシステムトイレを使っているかどうか、薄型厚型とサイズも聞いておいたほうが良いです。

 

 

4. ケージ・キャリーケース

 

保護直後の隔離や通院・譲渡会搬送に使用。中古可の場合もありますが、清掃・消毒済みが前提です。

こちらはすでに持っている活動者さんが多いのでさほどニーズはありませんが、特にケージは家で使わなくなることも多いですよね。

新しく猫を迎える方のために使ってもらえたらいいのですが、なんせかさばるので必要かどうか必ず確認しましょう。

 

 

5. ブランケット・タオル類

 

保温や寝床づくりに。洗濯済みで毛玉や糸ほつれが少ないものが好まれます。

タオルは犬の保護団体は重宝するようですが、猫の保護団体の場合体を洗ったりする頻度もそこまで多くないのであまり使うことがないかもしれません。

 

 

6. おもちゃ・爪とぎ

 

ストレス軽減と社会化のために重要。

紐がちぎれやすかったり、プラスチックが欠けてしまうようなおもちゃは時々猫が飲み込んでしまったりもするので安全性が高く、誤飲リスクの低いものを。

 

 

物資を支援する具体的な方法

 

1. Amazonほしい物リストを利用

 

多くの団体が公開しています。

ほしい物リストの中に必要銘柄・サイズを指定しているため、ミスマッチが最少で確実に役立ちます。

配送先も登録済みなのでいつも通り買い物の大中を踏むだけで手続きが簡単です。

 

 

2. 直接持ち込み・宅配で送る

 

受け入れ時間・住所・駐車可否を事前確認する必要がありますが、直接持ち込んで活動者さんとコミュニケーションを取ることで具体的に何に困っているのか、何ができるのかを聞くことができます。

保護猫活動は孤独な活動なので、話を聞いてもらえるだけでも心が楽になります。

ぜひ近くの活動者と繋がりを持ってください。

 

 

3. フリマ売上の寄付

 

不要品を売って物資費用を捻出されている方がいますが、誰にでもできる素敵な行動だと思います。

出品が面倒な場合、弊社の企画【古着で猫助け】がとてもおすすめですのでぜひ覗いてみてください。

 

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物資支援を行う際の注意点

 

1. 団体のニーズを最優先

「善意だけでは使えない」ケースを防ぐため、銘柄・サイズ・数量・受け入れ可否を確認。

特にフードとトイレ用品はせっかく支援したけれど使われないというケースは避けたいのでどんなものを使っているのか確認しましょう。

 

2. 送料・保管スペースへの配慮

大量一括よりも、少量を継続の方が現場負担が少なく喜ばれることがあります。

ただでさえ猫の居場所でスペースが限られているので、支援物資が置く場所がないという事態を避けるために適度な支援を。

もしくはその活動者が信頼できるのならお金で支援という選択肢を。

 

 

物資以外でできる保護猫支援

  • 譲渡会や里親募集の情報をSNSで拡散
  • 施設の清掃・動物病院の搬送・譲渡会手伝いなどのボランティア参加
  • 活動者さんから猫を里親として迎える

 

 

まとめ(今日からできる一歩)

  • 優先物資:総合栄養食のフード/猫砂/ペットシーツ
  • 送り方:Amazonほしい物リスト or 事前確認のうえ直送・持ち込み
  • 注意点:団体指定の銘柄・数量・受け入れ可否を必ず確認
  • 継続性:定期便や毎月の少額支援で安定供給を

まずはお住まいの地域名+「保護猫 支援 物資」で検索し、身近な団体のニーズをチェック。

今日できる小さな一歩が、保護猫の大きな安心につながります。

 

 

よくある質問(FAQ)

 

Q. 物資はどのくらいの頻度で送ると良い?

A. 団体の在庫状況に合わせて月1回や2カ月に1回など、無理のない継続が理想的です。

 

Q. 送り先が複数あって迷います。

A. 地域の団体から始めると、ニーズの変化に合わせやすく、コミュニケーションも取りやすいです。

直接会うことで信頼関係も築けます。

 

できることをコツコツと。

ゆっくりですが積み上げていって世の中を変えていきましょう!

 

 

古着買取、ヴィーガン食品やペットフードの買い物で支援など皆様にしてもらいたいことをまとめています。
参加しやすいものにぜひ協力してください!

 

猫スペースきぶん屋が皆様に協力していただきたいこと一覧

この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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