茨城県常総市で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ【開催情報】
「常総市で犬を迎えたい」「保護犬の譲渡会に参加してみたい」という方に向けて、常総市やその周辺で継続的に活動している団体を紹介します。
ここで紹介するのは、過去に一度きりのイベントではなく、繰り返し犬の譲渡会・里親会を開催してきた実績が確認できる団体です。
開催日時や開催場所は団体の事情により変更される場合があります。参加を検討する際は、必ず各団体の公式サイトやSNSで最新の開催情報をご確認ください。
常総市で活動する団体・開催されている犬の譲渡会
常総市動物愛護協議会(常総市)
常総市の生活環境課が所管する協議会で、2018年度に発足しました。市役所の本庁舎構内を会場に、犬猫の譲渡会を定期的に開いています。
茨城県内で、市役所が主催して定期的に犬も参加する譲渡会を開き、日程表まで公表しているのは常総市だけです。県のセンターは譲渡会を廃止しており、水戸市はスポット開催ですので、行政ルートとしては非常に珍しい形です。
予約は不要です。ただし当日その場で犬を連れて帰ることはできません。会場で面談を行い、条件を確認したうえで進む形になります。
回によって犬が参加する回と参加しない回があります。市も「参加予定の頭数は掲載していない」と明記しており、犬の参加の有無は開催日の直前に更新されます。「行けば必ず犬に会える」とは言えませんので、必ず直前に市のページを確認してから出かけてください。
参加するのは協議会の会員などが保護している犬猫です。「こんな犬に会いたい」という希望に沿って個体を用意する仕組みではありません。
猛暑など犬猫の健康と安全を考慮して中止になる回もあります。
問い合わせは常総市 生活環境課(0297-23-2111)です。
最新の譲渡会情報はこちら
常総市 保護猫(犬)譲渡会について
常総市 ペットに関するお知らせ
JOSO WAN ZERO(常総の犬猫殺処分をゼロにする会)(常総市)
常総市を拠点とする任意団体で、認定NPO法人CAPINの内部組織という位置づけです。
2015年に常総市の野犬問題が表面化したことをきっかけに、茨城県・常総市・CAPINの官民連携のワーキンググループが生まれ、2018年に常総市が「常総シェルター」を開設したときから活動が始まりました。茨城県が犬の殺処分の多さで知られていた時代からの転換を、もっともわかりやすく示す事例です。
単独での定例譲渡会は開いていません。個別のマッチングが基本で、それに加えて他団体が主催する里親会に参加する形をとっています。
扱っている犬は、常総市で保護された野犬や徘徊していた犬、茨城県動物指導センターから引き出した犬が中心です。黒柴やダックスフンド系といった純血種が混じることもありますが、基本はMIXです。
譲渡の約束として、引き渡しは里親希望者の自宅で行うこと、1日2回の散歩、放し飼いをしないこと、年1回の狂犬病ワクチンと混合ワクチンの接種、フィラリアとノミダニの予防、身分証の提示、それまでにかかった医療費とトライアルの交通費の負担が挙げられています。
以前の公式サイト(josowanzero.org)は更新が止まっています。現在の情報は活動報告ブログで確認してください。
最新の譲渡会情報はこちら
JOSO WAN ZERO 活動報告ブログ
JOSO WAN ZERO について
ヒュッゲヴィレッジ(常総市・会場)
常総市内守谷町にある複合施設です。ドッグラン、カフェ、ドッグサロン、多肉植物ガーデン、RVパーク、バーベキュー場があります。
この施設を会場に、保護犬の里親会が定期的に開かれています。主催は坂東市の「わんにゃんサークル結生」と常総市の「JOSO WAN ZERO」で、施設は会場として自社ブログで告知しています。チャリティーバザーも同時に開かれます。
屋内で、駐車場があり、会場内は犬連れでも入れます。先住犬がいる方も相談しやすい会場です。
この施設は生体販売を行っていません(動物取扱業の登録は保管のみです)。
定休日がありますので、譲渡会の日程とあわせて施設の公式サイトを確認してください。
最新の譲渡会情報はこちら
Hygge Village 公式サイト
ブログ(里親会の告知)
わんにゃんサークル結生(坂東市)
坂東市を拠点とする任意団体で、2017年に設立されました。茨城県内では犬の譲渡会をもっとも多く開いている団体です。
代表はもともと坂東市役所で動物を担当していた職員でした。公式サイトには「当時、茨城県はまだまだ犬猫の殺処分が多く、国内でも最悪の状態でした。その中でも坂東市は野犬が多く、毎日のように捕獲機で犬を捕獲して県の施設に送っていました」と書かれています。県の施設で収容と殺処分の実態を見たことをきっかけに、犬を送ることができなくなり、団体を立ち上げたという経緯が公開されています。
現在は、坂東市役所が保護した犬を県のセンターへ送らず、子犬・小型犬・人に慣れている犬は家庭で世話をし、人に慣れていない成犬は市と市民が協働するシェルターで人に慣らすという運用になっています。
譲渡会は月に複数回、坂東市・境町・常総市の複数の会場で開かれています。屋内の会場と屋外の会場があり、いずれも駐車場があります。
ただし、会場ごとに対象となる犬が分かれています。子犬が中心の回、成犬が中心の回というように参加する犬が違いますので、どの回に行けば会いたい犬に会えるのかを、必ず事前に公式サイトで確認してください。ここを確認せずに出かけると空振りになります。
扱っている犬は、坂東市で捕獲された野犬と、その野犬が産んだ子犬が中心です。団体自身が「記載がある以外はみんな中型犬です。成犬になると10kgから20kgになると思われます」と明記しています。純血種はほとんどおらず、繁殖引退犬やブリーダー由来の犬を受け入れている記載もありません。小型の純血種を探している方には向きません。
譲渡負担金は犬50,000円(不妊去勢手術が済んでいない場合は40,000円)で、加えて往復の交通費(ガソリン代・有料道路料金・駐車場代)がかかります。お届けや個別のお見合いのほか、トライアルが成立しなかった際のお迎えのときにも交通費が必要です。
条件には、家族全員の同意、一生完全室内飼い、そして元野犬であることをふまえた室内・家・敷地からの逃走防止措置が含まれます。さらにドッグトレーナーと二人三脚でケアすることが犬の条件として挙げられているのが、この団体の特徴です。トライアルもあります。
拠点は坂東市ですが、常総市内の複合施設を会場にした里親会を毎月開いています。この会場の回は成犬と大きめの子犬が対象です。
最新の譲渡会情報はこちら
わんにゃんサークル結生 公式Website
Amebaプロフィール
常総市から参加しやすい近隣地域の犬の譲渡会・里親会
常総市の周辺にも犬を扱う団体があります。所在地は常総市外で、常総市内での開催ではありません。
認定NPO法人 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN(つくば市)
つくば市に法人所在地を置く認定NPO法人です。2008年から活動しています。茨城県内では最大級の規模で犬を扱っている団体です。
ただし実際の施設はほとんどが土浦市にあります。飼い主のいない犬猫の避妊・去勢手術を専門に行う「パルTNR動物福祉病院」(土浦市沢辺/完全予約制)や、レンタルスペース「つくばCASA」(土浦市中村西根)を運営しており、シェルターも県南に複数あります。「つくば市の団体」とだけ覚えていると施設にたどり着けませんのでご注意ください。
譲渡会(里親会)を定期的に開くほか、個別の問い合わせによるマッチングも行っています。会場は自団体の病院やレンタルスペース、商業施設などで、回によって変わります。
在籍している犬は、茨城県動物指導センターから引き出した犬と、野犬として生まれた子犬が中心です。個体紹介にも「県のセンターに収容された」「元野犬育ちのため」といった記載があります。成犬になると中型に育つMIX犬が大多数で、純血種はごく少数です。繁殖引退犬やブリーダー由来の犬を受け入れているという記載はありません。
医療費は病院によって異なるため個別の案内になっており、定額の表示はありません。混合ワクチン・狂犬病ワクチン・駆虫・ノミダニ駆除・フィラリア検査などを済ませてからの譲渡です。
譲渡時の約束として、引き渡しは里親希望者の自宅で行うこと、放し飼いとノーリードでの散歩をしないこと、1日1回以上の散歩、年1回の混合ワクチンと狂犬病ワクチンの接種、フィラリア予防が挙げられています。お見合いやトライアルの仕組みもあります。
最新の譲渡会情報はこちら
CAPIN 公式サイト
パルTNR動物福祉病院
公式活動報告ブログ
茨城県動物指導センター(笠間市)
笠間市日沢にある茨城県の施設です。水戸市を除く茨城県内すべての市町村を管轄しています。水戸市は中核市として独自のセンターを持っているため、こちらの管轄からは外れます。
かつて開かれていた月例の譲渡会は廃止されました。現在は公式サイトに掲載されている犬を見て、希望する犬がいたら譲渡の申請手続きを行う個別マッチング型に変わっています。「センターに行けば犬に会える」という場所ではありません。
しかも譲渡対象の犬が1頭もいない時期があります。公式ページに「現在、譲渡対象犬はいません」と表示されていた時期が確認されています。申し込みを検討する前に、まず掲載状況を確認してください。
子犬については、センターから一般の方へ直接お渡しすることはしていません。子犬を希望する場合は、センターに登録したボランティアを経由することになります。
譲渡を受けるには事前講習会の受講が必須です。修了証の有効期間は受講日から1年間で、期間を過ぎると受け直しになります。あわせて、譲渡後に開かれる「犬のしつけ方教室」への参加も条件になっています。
主な条件は、茨城県内在住であること、単身世帯でないこと(犬の飼養をサポートできる成人の同居家族がいること)、転居の予定がないこと、飼育している犬が原則3頭以下であること、終生飼養の経済的負担ができることです。
犬には猫にはない制度があります。収容された犬は狂犬病予防法にもとづいて抑留され、収容情報が公示されます。飼い主が判明した場合の返還手数料は1頭につき5,000円です。
県内の保健所(9か所と支所2か所)は、犬猫の引取り・収容・譲渡をいっさい行っていません。保健所の公式ページには「犬や猫の相談先は動物指導センター」と案内されているだけです。「市内に保健所があるから犬を譲り受けられる」というのは誤りですのでご注意ください。
また、市町村の役場が行うのは犬の登録・鑑札の交付・注射済票の交付までで、譲渡は扱っていません。
県は「譲渡対象登録ボランティア一覧」を公開していますが、掲載されているのは県外に拠点を置く団体が半数以上で、氏名も連絡先も非公開の個人が多く含まれます。一覧に載っていることが、その団体の活動内容や方針を保証するものではありません。問い合わせ先として使えるのはごく一部です。
電話は 0296-72-1200 です。
最新の譲渡会情報はこちら
茨城県動物指導センター
業務案内
譲渡情報
個人への成犬譲渡について
センターが保護している犬猫
犬の譲渡会に参加する前に確認しておきたいこと
犬の譲渡会は団体ごとに運営方法が異なります。初めて参加する場合は、当日慌てないよう次のような点を事前に公式サイトやSNSで確認しておくと安心です。
- 事前予約が必要かどうか
- 開催時間と開催場所
- 譲渡の条件(単身可否、留守番の時間、先住ペットの有無など)
- 身分証明書など当日必要なもの
- 同居する家族全員の同意が必要かどうか
- ペット飼育可の住宅に住んでいるか(犬の大きさに制限がないかも確認)
- 毎日の散歩の時間を確保できるか
- トライアル(お試し飼育)期間の有無
- 譲渡費用(ワクチン代・不妊去勢手術代・フィラリア検査などの実費として設定されていることが一般的です)
これらは団体によって条件が大きく異なるため、当日いきなり確認するのではなく、事前に公式サイトやSNSで案内を読んでおくことをおすすめします。
犬を迎えたあとに必要な手続き
犬は猫と違い、迎えたあとに法律で定められた手続きがあります。譲渡会に参加する前に知っておくと安心です。
- 犬の登録 … 生涯に1回、お住まいの市区町村(常総市)への登録が必要です。鑑札が交付されます。
- 狂犬病予防注射 … 年に1回の接種が義務づけられています。接種後に注射済票が交付されます。
- 鑑札と注射済票の装着 … 犬に着けておくことが定められています。迷子になったときに飼い主が分かる手がかりにもなります。
なお、マイクロチップが装着され登録されている犬を譲り受けた場合は、飼い主の情報を変更する手続きも必要になります。
手続きの窓口や費用は市区町村によって異なります。詳しくはお住まいの自治体の担当課にご確認ください。
常総市で保護犬を迎えたい方へ
譲渡会は、犬をその場で「購入」して連れて帰れる場ではなく、保護犬と里親希望者を引き合わせるための場です。
多くの団体では、面談やアンケートを通じて生活環境を確認したうえで、トライアル期間を経てから正式な譲渡に進みます。犬の場合は留守番の時間や散歩の環境について詳しく聞かれることもあります。
保護犬のなかには、人との暮らしに慣れるまで時間がかかる子や、持病を抱えた子もいます。迎えたあとの生活を具体的に想像したうえで検討してください。
譲渡条件や手続きの流れは団体によって異なるため、気になる団体が見つかったら、公式サイトやSNSで事前に流れを確認しておくとスムーズです。
まとめ
常総市は茨城県の野犬問題の転換点になった市です。2015年に野犬問題が表面化し、県・市・民間団体の連携から2018年に市が公的なシェルターを開設しました。現在は市の協議会が市役所で定期的に譲渡会を開いており、日程表まで公表しているのは県内で常総市だけです。ただし犬が参加する回と参加しない回があります。市内の複合施設でも毎月の里親会があり、犬に会う機会は県内でも多い市です。
この記事は「茨城県で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ」の一部です。茨城県内のほかの市区町村の譲渡会・里親会の情報は、下のまとめページから地域別にご覧いただけます。
最後に
古着買取、ヴィーガン食品やペットフードの買い物で支援など、猫スペースきぶん屋が皆様にしてもらいたいことをまとめています。
参加しやすいものにぜひ協力してください!