秋田県秋田市で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ【開催情報】
「秋田市で犬を迎えたい」「保護犬の譲渡会に参加してみたい」という方に向けて、秋田市やその周辺で継続的に活動している団体を紹介します。
ここで紹介するのは、過去に一度きりのイベントではなく、繰り返し犬の譲渡会・里親会を開催してきた実績が確認できる団体です。
開催日時や開催場所は団体の事情により変更される場合があります。参加を検討する際は、必ず各団体の公式サイトやSNSで最新の開催情報をご確認ください。
秋田市で活動する団体・開催されている犬の譲渡会
秋田県動物愛護センター「ワンニャピアあきた」本所(秋田市雄和椿川)
秋田市雄和椿川にある秋田県の施設で、愛称は「ワンニャピアあきた」です。秋田市を除く秋田県内24市町村の動物愛護行政の中心になっています。
秋田県内で「行けば犬に会える」と言えるのは、事実上ここだけです。譲渡犬・譲渡猫の展示時間は10:00〜15:00で、見学ができます。ただし掲載されている犬は非常に少なく、確認した時点では2頭(いずれも雑種)でした。公式トップページに現在の譲渡犬・譲渡猫の頭数が表示されていますので、出かける前に必ず確認してください。
譲渡前の講習を1時間程度受けることが必須です。公式の「譲渡の流れ」に明記されています。その後、センターに来所してマッチングと面接を行いながら手続きを進めます。秋田市は手順がまったく違いますので、混同しないでください。
譲渡そのものは無料ですが、マイクロチップの情報登録手数料、不妊去勢手術の料金、混合ワクチンの接種料金などは飼い主の負担です。譲渡後に不妊・去勢手術を行うことが条件になっています。
申し込みの前に、住まいで飼育できるか、転居や転勤の予定はないか、家族全員の同意があるか、動物アレルギーがないかを確認するよう求められています。犬については「吠えや甘噛みのコントロール、『オイデ』『マテ』といった基本的なしつけ」が飼い主の責務として挙げられています。
「合同譲渡会」も行われています。公式サイトに「特定非営利活動法人いぬ・ねこネットワーク秋田および秋田市保健所と共同で」定期的に開催していると明記されており、これから飼い主になる方に向けた公開のイベントです。ただし公式ページには開催日程・会場・申込方法・頻度が書かれていません。参加を考えている場合は電話で確認してください。
「譲渡犬同窓会」という別のイベントもありますが、これはすでに犬を譲り受けた方とその犬が集まる交流の機会で、譲渡会ではありません。混同しないでください。
県は引取りについて「飼い主の方からの引取り依頼については、はじめにご自身で譲渡先を探してもらうことをお願いしております」という姿勢を明記しています。
電話は 018-827-5051 です。本所は秋田市内にありますが、秋田市内の相談・引取りは秋田市保健所が担当します。所在地と管轄が一致しません。
所在地は秋田市雄和椿川ですが、秋田市内の相談・引取りは秋田市保健所が担当します。
最新の譲渡会情報はこちら
ワンニャピアあきた 公式サイト
譲渡犬をさがす
譲渡の流れ
譲渡の申し込みをする前に
合同譲渡会
相談窓口(3拠点の住所・電話・管轄)
秋田市保健所 衛生検査課(秋田市八橋南)
秋田市八橋南にあります。秋田市は中核市のため、県の動物愛護センターの管轄外で、市が独自の制度を持っています。
【県とまったく手順が違います】秋田市の「犬・猫の譲渡制度」は、先に登録しておく方式です。①保健所の窓口で申込書を提出 → ②基準審査に合格すると「譲り受け希望者」として登録される → ③希望に合う犬や猫が保健所に入所した時点で連絡が来る → ④譲渡前講習会を受講してから、譲渡対象の動物と対面、という流れです。
県は「講習を受けてからマッチング」ですが、秋田市は「まず窓口で申込書を出して登録する」ところから始まります。「まず講習会を受けに行きましょう」という他県向けの説明は、秋田市には当てはまりません。
譲渡は無料ですが、犬の場合は登録手数料3,000円が必要と公式に明記されています。秋田市内で飼う犬は、その場で犬の登録を行います。また「元の飼い主が現れた場合は返還に応じる必要がある」という、犬の抑留制度に紐づく条件があります。猫にはない条件ですので、必ず理解したうえで申し込んでください。
確認した時点で、譲渡制度に登録されている犬は0頭でした。公式ページにも「現在、秋田市保健所の譲渡制度に登録されている犬はいません」と明記されていました。
このほか、飼い主の事情で飼えなくなった犬猫と、飼いたい方をつなぐ「犬・ねこの飼い主紹介制度」もあります。これは市民どうしの直接譲渡を仲介する掲示板型の制度で、行政譲渡ではありません。公式に「秋田市は、譲渡・譲受に関する事項について、一切の責任を負いません」「保健所は動物を預かりません」と明記されています。登録の有効期間は3か月で、対象は秋田市民です。こちらも確認した時点で犬は0頭でした。
秋田市保健所は、秋田県動物愛護センター・いぬ・ねこネットワーク秋田との3者共催で「合同譲渡会」にも参加しています。ただし日程は市のページには掲載されていません。
電話は 018-883-1182 です。
最新の譲渡会情報はこちら
犬・猫の譲り受け、引取りについて(目次)
「犬・猫の譲渡制度」のご利用案内
譲渡制度に登録されている動物のご案内
「犬・ねこの飼い主紹介制度」のご利用案内
飼い主紹介制度に登録されている動物のご案内
特定非営利活動法人 いぬ・ねこネットワーク秋田(秋田市)
秋田市八橋三和町に事務局を置くNPO法人です。1997年に任意団体として発足し、30年近い活動歴があります。秋田県内で犬を継続的に扱っている民間団体は、事実上この団体ともう1団体だけです。
【重要】シェルターを持ちません。公式に「シェルター(保護収容施設)を運営する団体ではありません」と明記されています。犬は一時預かりボランティアの家で暮らしていますので、見学に行ける施設はありません。
活動の柱は「犬・猫を『保護している人』と『探している人』を繋ぐ」ことです。一般の方からの犬猫の引き取りは行っておらず、保護主に対してワクチン・ノミダニ駆除・避妊去勢手術・血液検査の医療費を一部補助する形で支えています。行政で飼養管理を続けることが難しい犬猫の引き受けも行っています。
設立当初は65匹の譲渡から始まり、これまでの譲渡数は400匹を超えました。現在は年間200匹前後の犬猫を預かりボランティア宅で飼育し、譲渡につないでいます。
譲渡会について、正確に理解してください。この団体は秋田県動物愛護センター・秋田市保健所と共催で「合同譲渡会」に参加していることが県の公式ページで確認できます。一方、団体が自主開催する定期譲渡会の日程は、公式サイト上で確認できませんでした。「毎月譲渡会を開いている団体」ではありませんので、問い合わせから始めるのが確実です。
【掲載犬の実態】確認した時点で掲載されていた犬は9頭。そのうち8頭が11〜16歳のシニア犬でした。犬種はトイプードル、ポメラニアン、マルチーズ、ミニチュアダックスフンドといった小型の愛玩犬とその雑種が中心で、純血種寄りの個体まで含めると大半を占めます。掲載が1〜2年に及んでいる犬も複数います。
秋田県といえば秋田犬というイメージがありますが、この団体で待っているのは小型のシニア犬です。期待とのずれが生じやすい点ですので、先に知っておいてください。
個体ごとの保護経緯は公表されていませんが、団体の性格から、行政に収容された犬と、飼い主の高齢化・入院・死亡などで個人が保護することになった犬が中心と読み取れます。繁殖引退犬やブリーダー崩壊由来を示す記載はありません。
電話は 080-3489-7458、犬に関する問い合わせは dog@inuneko-akita.net です。
最新の譲渡会情報はこちら
公式サイト
犬の飼い主さん募集
活動内容
設立(団体概要・実績)
一般社団法人 ONE FOR AKITA(秋田市)
秋田市八橋南に拠点を置く一般社団法人で、公益社団法人 秋田犬保存会の公認プロジェクトです。「秋田犬を取り巻く環境改善」と「飼育放棄による殺処分をゼロにすること」を目的に掲げています。
扱っているのは秋田犬だけです。飼育放棄された秋田犬を保護し、トレーニングを行ったうえで里親を探しています。団体自身が、秋田犬が直面する課題として「犬籍登録数の減少、血統の劣化、ブリーダーの後継者不足、殺処分の増加」を公式に挙げています。
譲渡会は開催していません。完全な個別マッチングで、申込フォームの送信 → 面会受諾の連絡 → 面会・相談 → 1〜2週間のトライアル → 引き取り決定 → 譲渡手続き、という流れです。秋田県動物愛護センターにはトライアルの公式記載がありませんので、混同しないでください。
【重要】募集中の秋田犬はごくわずかです。確認した時点では1頭(8歳のオス)だけでした。しかもその犬については、過去に咬傷事故を起こした背景があることが公式に明記されています。隠さずに開示している姿勢は信頼できますが、「秋田犬の保護犬がたくさんいる」とは言えません。
里親の条件は非常に厳格です。小学生以下の子どもがいないこと、年齢55歳以下(55歳以上は家族のサポートが必須)、秋田犬の飼育経験者であること、現在ほかに動物を飼っていないこと、夏場の暑さ対策をしっかりできること、秋田市の事務所へ複数回訪問できること、が挙げられています。多くの方は条件を満たしませんので、応募の前に必ず確認してください。
譲渡費用については「譲渡に関わる諸費用をいただいております」とあるだけで、金額が公表されていません。申し込みの前に必ず問い合わせて、金額と内訳を確認してください。連絡先は ofa@saveakita.or.jp です。
【混同注意】この法人が運営する「秋田犬ステーション」(秋田市中通・エリアなかいち1F)と「秋田犬サテライトステーション」(JR秋田駅西口構内2F)は、秋田犬とふれあえる観光の施設で、譲渡の場ではありません。ここで里親募集をしているわけではありませんので、間違えないでください。
最新の譲渡会情報はこちら
ONE FOR AKITA プロジェクト
里親募集(秋田犬)
秋田犬ステーション(※ふれあい施設・譲渡の場ではありません)
犬の譲渡会に参加する前に確認しておきたいこと
犬の譲渡会は団体ごとに運営方法が異なります。初めて参加する場合は、当日慌てないよう次のような点を事前に公式サイトやSNSで確認しておくと安心です。
- 事前予約が必要かどうか
- 開催時間と開催場所
- 譲渡の条件(単身可否、留守番の時間、先住ペットの有無など)
- 身分証明書など当日必要なもの
- 同居する家族全員の同意が必要かどうか
- ペット飼育可の住宅に住んでいるか(犬の大きさに制限がないかも確認)
- 毎日の散歩の時間を確保できるか
- トライアル(お試し飼育)期間の有無
- 譲渡費用(ワクチン代・不妊去勢手術代・フィラリア検査などの実費として設定されていることが一般的です)
これらは団体によって条件が大きく異なるため、当日いきなり確認するのではなく、事前に公式サイトやSNSで案内を読んでおくことをおすすめします。
犬を迎えたあとに必要な手続き
犬は猫と違い、迎えたあとに法律で定められた手続きがあります。譲渡会に参加する前に知っておくと安心です。
- 犬の登録 … 生涯に1回、お住まいの市区町村(秋田市)への登録が必要です。鑑札が交付されます。
- 狂犬病予防注射 … 年に1回の接種が義務づけられています。接種後に注射済票が交付されます。
- 鑑札と注射済票の装着 … 犬に着けておくことが定められています。迷子になったときに飼い主が分かる手がかりにもなります。
なお、マイクロチップが装着され登録されている犬を譲り受けた場合は、飼い主の情報を変更する手続きも必要になります。
手続きの窓口や費用は市区町村によって異なります。詳しくはお住まいの自治体の担当課にご確認ください。
秋田市で保護犬を迎えたい方へ
譲渡会は、犬をその場で「購入」して連れて帰れる場ではなく、保護犬と里親希望者を引き合わせるための場です。
多くの団体では、面談やアンケートを通じて生活環境を確認したうえで、トライアル期間を経てから正式な譲渡に進みます。犬の場合は留守番の時間や散歩の環境について詳しく聞かれることもあります。
保護犬のなかには、人との暮らしに慣れるまで時間がかかる子や、持病を抱えた子もいます。迎えたあとの生活を具体的に想像したうえで検討してください。
譲渡条件や手続きの流れは団体によって異なるため、気になる団体が見つかったら、公式サイトやSNSで事前に流れを確認しておくとスムーズです。
まとめ
秋田県で犬を扱う民間団体は、確認できた範囲で秋田市の2団体だけです。しかも1つはシェルターを持たず掲載犬はシニアの小型犬が中心、もう1つは秋田犬に特化して条件が非常に厳しい団体です。民間団体が主催する犬の譲渡会は、秋田県内で1件も確認できませんでした。現実的なルートは、県の動物愛護センターと秋田市保健所の譲渡制度になります。ただし手順が正反対で、県は「講習を受けてからマッチング」、秋田市は「まず窓口で申込書を出して登録し、条件に合う犬が入ったら連絡が来る」方式です。どちらも掲載されている犬はごくわずかですので、先に手続きを済ませて待つ形になります。
この記事は「秋田県で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ」の一部です。秋田県内のほかの市区町村の譲渡会・里親会の情報は、下のまとめページから地域別にご覧いただけます。
最後に
古着買取、ヴィーガン食品やペットフードの買い物で支援など、猫スペースきぶん屋が皆様にしてもらいたいことをまとめています。
参加しやすいものにぜひ協力してください!