沖縄県那覇市で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ【開催情報】
「那覇市で犬を迎えたい」「保護犬の譲渡会に参加してみたい」という方に向けて、那覇市やその周辺で継続的に活動している団体を紹介します。
ここで紹介するのは、過去に一度きりのイベントではなく、繰り返し犬の譲渡会・里親会を開催してきた実績が確認できる団体です。
開催日時や開催場所は団体の事情により変更される場合があります。参加を検討する際は、必ず各団体の公式サイトやSNSで最新の開催情報をご確認ください。
那覇市で活動する団体・開催されている犬の譲渡会
那覇市 環境部 環境衛生課(窓口は南風原町「エコマール那覇」)
ここは他県の書き方をそのまま当てはめると、確実に間違える窓口です。那覇市は中核市ですが、犬猫の収容・譲渡を担当しているのは「保健所」ではなく、那覇市 環境部 環境衛生課です。「那覇市保健所」に問い合わせても担当が違います。
そしてもう一点。窓口は那覇市内にありません。所在地は島尻郡南風原町字新川641「エコマール那覇」プラザ棟4階、電話は 098-951-1530 です。那覇市の窓口が那覇市外(南風原町)にあるという、沖縄特有のねじれた構造になっています。市役所の本庁舎に行っても犬には会えません。
管轄は那覇市全域です。那覇市内で収容された犬は那覇市が独自に収容・公示・譲渡しており、沖縄県動物愛護管理センターのページには掲載されません。逆に、那覇市以外で収容された犬は県のページに載ります。探す場所を間違えないでください。
那覇市は譲渡会を行っていません。個別マッチング型です。定例の譲渡会についての記載は公式ページ上に一切ありません。見学は平日の午前9時30分〜午後4時に個別に対応する形です。県のセンターが講習会型の「譲渡会」を開いているのに対し、那覇市は完全な個別対応という違いがあります。
公式に案内されている譲渡の流れは、①確認書を提出して面談 → ②講習の受講 → ③飼養場所の訪問調査(必要に応じて) → ④トライアル飼養(希望者のみ) → ⑤譲渡申請書の提出 → ⑥引き渡し → ⑦事後調査、という7段階です。
譲渡前の講習は必須です。「環境衛生課が実施する適正飼養に関する講習を受けること」が譲渡の条件として定められています。これは那覇市の制度で、沖縄県動物愛護管理センターの譲渡講習会とは別に運用されています。県の講習を受けていれば那覇市の講習が免除される、という記載は確認できませんでした。両方を検討している方は、それぞれの窓口に確認してください。
那覇市にはトライアル飼養の制度があります。これは沖縄県のセンターとの明確な違いです。ただし条件があり、「先住動物がいる場合に限り、希望者は2週間程度のトライアル飼養を行うことができます」と案内されています。1歳未満の犬猫は対象外です。先住の犬猫がいない方は対象にならない点にご注意ください。
譲渡の条件は、県とは別に定められています。居住要件は沖縄本島内に在住していること(県センターは「沖縄県内在住」で、要件が異なります)。年齢は20歳以上60歳以下で、上限が定められている点は全国的にも厳しい部類です。県センターは「65歳以上は預け先の確保が必須」という書き方なので、県と市で年齢の扱いが違います。
そのほか、集合住宅や借家では飼育許可を証明する書類が必要、先住動物は原則1頭以下で不妊去勢済みであること、同居者全員の同意、終生飼養、狂犬病予防法など関係法令の遵守が挙げられています。
迷い犬の返還には手数料がかかります。那覇市の場合、犬猫1頭あたり4,000円に加えて、飼養管理手数料が1日あたり350円、さらに飼い犬が未登録の場合は登録手数料3,000円が追加されます。犬には猫にない「登録」という制度があるため、未登録のまま飼っていると負担が増えます。金額を明示している自治体は多くないので、覚えておいてください。
収容中の犬は個体ごとに収容期限が明示されて公示されます。飼い犬がいなくなったときは、すぐに収容・保護情報のページを確認し、電話してください。期限を過ぎると手続きが変わります。
掲載されている譲渡対象の犬は、調査時点で数頭でした。頭数は時期によって変わりますので、最新の掲載を確認してから動いてください。
URLについての注意です。検索結果に「www」のないアドレスが表示されることがありますが、そちらは正常に開けません。下のリンクをご利用ください。
那覇市にお住まいの方にとっては、ここが行政の窓口です。市内で収容された犬は県のサイトには載りませんので、県のページだけを見ていても見つかりません。ただし窓口の所在地は南風原町で、那覇市内ではありません。
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那覇市 譲渡に関すること(譲渡対象動物一覧)
那覇市 犬猫の収容・保護情報について
那覇市 犬猫の譲渡について
那覇市 犬・猫・動物(目次)
那覇市 犬の登録申請
認定NPO法人 ワンズパートナーの会(那覇市首里崎山町)
那覇市首里崎山町4-52-9に事務所を置く認定NPO法人です。理事長は比嘉秀夫さん。認定を受けたNPO法人は沖縄の犬の団体では数少なく、2007年からの累計レスキュー実績は2,833頭と公表されています。沖縄本島の犬の団体としては最大級の規模です。
譲渡の形式は譲渡会型です。公式サイトにイベント一覧のページがあり、定期的に譲渡会が開催されています。日程と会場は毎回変わりますので、公式サイトとSNSでご確認ください。
会場について、本記事では那覇市内の会場と、南風原町のエコマール那覇(那覇市環境衛生課)の回を紹介しています。那覇市内の会場としては、那覇市仲井真の動物医療センターが使われています。
「那覇市の行政窓口が、民間団体の譲渡会の会場になっている」というのは全国的にも珍しい形です。ただし前述のとおり那覇市の窓口は南風原町にありますので、この回の会場は那覇市外です。行き先を間違えないでください。
雨天中止があります。「当日朝の天候により中止する場合もあります。その際にはSNSにて、当日の9時半までにご案内します」と公式に案内されていますので、当日の朝に必ずSNSを確認してから出発してください。
譲渡費用は公式サイトに明示されています。先払いのトライアル費用が成犬・子犬とも5,000円。正式譲渡費用は成犬40,000円、繁殖引退犬・飼い主引取犬50,000円、子犬30,000円(未避妊・未去勢の場合)です。参考として、初回のメディカルチェックや不妊手術、マイクロチップの登録変更、狂犬病予防接種などにかかる実費も公表されています。
犬の出自について、事実をそのまま書きます。公式サイトには、迷子・飼育放棄・多頭飼育崩壊・高齢者世帯での飼育困難といった背景が明記されています。また譲渡費用の区分に「繁殖引退犬」があることから、ブリーダーのもとで繁殖に使われていた犬も受け入れています。純血種の比率は公表されていませんが、雑種と純血種が混在していると考えてください。
情報発信はInstagramが中心で、里親募集専用のアカウントが別にあります。どんな犬がいるかを見たい方は、そちらもあわせて確認してください。譲渡会についての問い合わせ先として 090-4471-4422 が案内されています。
事務所は那覇市首里崎山町にあり、那覇市を拠点とする犬の団体としては最大規模です。譲渡会の会場は回によって那覇市内と南風原町に分かれますので、告知で会場を確認してください。
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特定非営利活動法人 おきにゃあわんネットワーク(那覇市)
那覇市を拠点とするNPO法人です。2004年に「沖縄動物愛護ネットワーク」として発足し、2020年に法人化しました。犬と猫の両方を扱う団体で、レスキューと譲渡のほか、TNR、多頭飼育崩壊の改善、センターからの緊急レスキュー、小学校での出前授業まで幅広く活動しています。
常設のシェルターを持たず、預かりボランティアの家庭で犬猫を保護する方式です。訪ねていける施設ではありませんので、犬に会うには譲渡会に足を運ぶか、問い合わせをすることになります。
譲渡の形式は譲渡会型で、犬猫合同の里親会です。会場は那覇市おもろまちのPET BOX Animal Station NAHAで、定期的に開催されています。日程は公式サイトとSNSでご確認ください。
この団体には注目すべき特徴があります。沖縄県の「成犬譲渡促進事業」に参加している点です。公式サイトには県の成犬譲渡促進事業の番号がついた犬の里親募集が掲載されており、行政の事業と民間団体の活動がつながっている、目に見える具体例になっています。
ここは正直にお伝えします。犬の里親募集ページに掲載されている犬は、調査時点では1頭のみでした。猫に比べて犬の頭数は少ない団体です。「犬にたくさん会える」とは言えません。犬を目的に出かける場合は、事前に犬の掲載状況を確認してから予定を立ててください。
掲載されている犬に純血種の表示は確認できず、雑種が中心です。県のセンターから引き出した犬が主体という活動内容とも一致します。
拠点も譲渡会の会場も那覇市内です。ただし犬の掲載頭数は少なめですので、犬を目的にする場合は事前に確認してください。
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特定非営利活動法人 アイズ(読谷村字大湾)
読谷村字大湾721-3を拠点とするNPO法人です。電話は 050-5846-3471、代表理事は松尾真弘さん。任意団体「PIPS」として活動を始め、その後NPO法人格を取得しました。沖縄県環境部自然保護課の広報協力団体でもあります。
シェルターを持たず、預かりボランティアの家庭で「家庭犬と同じ暮らし」をさせる方式を公式に掲げています。あわせて写真・映像事業とデザイン事業を自分たちで運営し、その収益を全額保護活動費に充てるという独立採算のモデルをとっています。寄付だけに依存しない運営です。
譲渡の形式は譲渡会型です。定期的に譲渡会が開催されています。日程は公式サイトとSNSでご確認ください。
会場は2か所です。ひとつは那覇市おもろまちのPET BOX Animal Station NAHA、もうひとつは読谷村のイオンタウン読谷で開かれる「よみたん夜市」です。拠点は読谷村ですが、譲渡会は那覇市でも開かれています。行き先を取り違えないよう、告知で会場を確認してください。
この団体には全国的にも珍しい特徴があります。「譲渡条件はありません」と公式に明言している点です。プロフィールにも「譲渡条件のない保護団体」と掲げられており、求められるのは同居する家族全員が賛成していることという最低限の1点のみです。年齢や住居の形態で最初から門前払いにされない、間口の広い団体です。
譲渡の流れは、①譲渡会で犬に会う → ②譲渡会でトライアルを申し込む → ③環境確認と面談(同居する方全員がそろった状態で行われます) → ④トライアル(期間は定められていません) → ⑤正式譲渡、という5段階です。トライアル中はInstagramでの報告投稿を依頼されます。
費用は公式サイトに明示されています。トライアル費用が10,000円、正式譲渡費用は30,000円からで、かかった医療費やレスキューの方法によって個々に異なります。トライアルの前に必ず説明があると案内されています。
犬の出自について。沖縄県動物愛護管理センターから引き出した犬が中心です。個体ページには、いつどこで発見されてセンターに収容されたかまで記載されています。サイトのカテゴリ分けは体格と年齢のみで犬種の分類がなく、掲載されている犬に品種名の表示はありません。純血種はほとんどおらず、ミックスが中心の団体だと考えてください。小型の純血種を探している方には条件が合いにくい一方、沖縄の保護犬の実情に最も近い出会い方ができる団体です。
里親募集中の頭数は数十頭規模で、卒業した犬も相応の数が公表されています。ただし頭数は時期によって変動しますので、最新の一覧を確認してください。
なお、旧サイトのアドレスは現在つながりません。下のリンクが現在の公式サイトです。
拠点は読谷村ですが、那覇市おもろまちのPET BOXが定例の譲渡会の会場のひとつです。那覇市内で犬に会える機会としては有力な選択肢です。
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保護いぬシェルター かふぅ(うるま市石川)
うるま市石川3067-33にある任意団体のシェルターです。電話は 070-5470-4383。NPO法人 動物たちを守る会ケルビムから2022年に犬部門を引き継いだ団体で、ケルビム本体(北谷町)は現在は猫専門です。沖縄で「犬の窓口」になるのはこちらの「かふぅ」のほうですので、混同しないでください。
譲渡の形式は、常設の見学型と譲渡会型のハイブリッドです。これは沖縄では貴重で、譲渡会の日を待たなくても犬に会いに行けます。
見学は毎日、午後の時間帯に受け付けられており、予約は不要と公式に案内されています。受付時間は変更されることがありますので、出かける前に公式Instagramで確認してください。散歩ボランティアなどの受け入れも行っています。
あわせて、那覇市おもろまちのPET BOX Animal Station NAHAでも定期的に譲渡会が開催されています。日程は会場と団体の告知でご確認ください。拠点はうるま市ですが、譲渡会の会場は那覇市です。
ここは必ず読んでください。公式Instagramのプロフィールに「現在、犬の預かり及び受け入れはしておりません」と明記されています。つまり譲渡(送り出し)は続けていますが、新しく保護を依頼することはできません。飼えなくなった犬の相談先として案内できる団体ではありませんので、その点はご了承ください。
在籍している犬は、純血種と雑種が混在しています。個体別の犬種一覧を確認できるページがないため、比率までは分かりませんでした。気になる場合は見学の際に直接お尋ねください。
所在地について注意があります。一部の地域情報サイトが所在地を恩納村と記載していますが、団体自身のInstagramには「うるま市石川にある保護犬シェルター」と明記されています。うるま市石川が正しい所在地です。
シェルターの所在地はうるま市ですが、那覇市おもろまちのPET BOXでも譲渡会が開かれています。那覇市内で会えるのは譲渡会の回のみで、見学はうるま市のシェルターになります。
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NPO法人 動物たちを守る会ケルビム 保護犬のページ
PET BOX 取り組みページ(譲渡会の予定はこちら)
【会場】PET BOX Animal Station NAHA(那覇市おもろまち)
那覇市おもろまち3-5-11にある施設で、営業時間は午前10時〜午後7時、運営はオム・ファム株式会社です。沖縄本島の犬の譲渡会は、この店舗に強く集中しています。複数の保護団体が、ここを会場として定期的に犬の譲渡会を開いています。
経緯を先に説明します。ここはもともとペットショップとして犬猫の生体販売を行っていた店舗ですが、2022年に店頭での生体販売を取りやめ、そのスペースを「保護犬・保護猫モデルルーム」に転換しました。現在は複数の保護団体に会場として提供されています。「ペットショップで譲渡会」と聞くと違和感を持たれる方もいると思いますので、この経緯は知っておいてください。
事実として確認できる根拠も挙げておきます。沖縄県が公開している第一種動物取扱業者登録簿を確認すると、この店舗の「販売」登録の対象はウサギ・ハムスターなどの小動物と鳥類のみで、犬と猫は含まれていません。犬猫については「保管」と「展示」の登録だけです。店頭で犬猫を販売する導線はありません。
ここは会場であって、保護団体ではありません。譲渡の条件や手続き、費用は、その回に参加している団体ごとに異なります。犬の相談は各団体に直接してください。
会場を使う団体と開催日は入れ替わります。犬の回もあれば猫だけの回もありますので、犬を目的に出かける場合は、必ず事前に会場と団体の告知を確認してください。
那覇市おもろまちにあり、市内で犬の譲渡会が最も多く開かれている会場です。那覇市で保護犬を探すなら、まずここの予定を確認してください。
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PET BOX 店舗一覧
第一種動物取扱業者登録簿(沖縄県)
OKINAWA CLIP 保護犬・保護猫モデルルームの取材記事
那覇市から参加しやすい近隣地域の犬の譲渡会・里親会
那覇市内には犬の団体と譲渡会の会場がそろっていますが、選択肢を広げたい方のために近隣の情報も紹介します。以下はいずれも所在地が那覇市外で、那覇市内での開催ではありません。なお、那覇市内で収容された犬は那覇市が扱うため、県のセンターの掲載犬は那覇市以外で保護された犬です。
沖縄県動物愛護管理センター(南城市)
南城市大里字大里2000番地にある沖縄県の施設です。管轄は、那覇市を除く沖縄県全域です。那覇市内で収容された犬は那覇市が独自に扱うため、県のページには掲載されません。
まず、電話番号を間違えないでください。センター本体の電話は 098-945-3043 ですが、犬の譲渡・見学・講習会の窓口は、譲渡推進棟「ハピアニおきなわ」の 098-945-8812 です。ハピアニおきなわは住所も別で、南城市大里字大里2003番地にあります。同じ敷地内ですが、連絡先は分かれています。
ハピアニおきなわの受付は午前9時〜11時30分と午後1時〜4時30分で、休館日は火曜・金曜・祝日です。見学とドッグランの利用は予約制ですので、思い立って行っても犬に会えるわけではありません。必ず先に電話してください。
ここが沖縄県で最も間違えやすい点です。沖縄県の「犬の譲渡会」は、譲渡前の講習会のことです。公式に「譲渡会は譲渡講習会のみです。その日に犬を引き渡すことはできません」と明記されています。犬を見に行く公開イベントではなく、参加しても犬は渡されません。
流れとしては、譲渡講習会を受講したあと、家庭訪問による飼育環境の確認を受け、そのうえで譲渡の可否が決まります。「譲渡会に行けばその日に犬を連れて帰れる」と考えていると、確実に行き違いになります。
譲渡講習会は必須で、事前予約が必要です(098-945-8812)。定員に達し次第締め切られます。内容は犬の飼い方としつけ方の講習です。受講した講習会が何年間有効なのかは、公式サイトからは確認できませんでした。電話で確認してください。
この講習は沖縄県の制度です。那覇市には那覇市の講習があり、別の制度として運用されています。片方を受ければもう片方が免除されるという規定は、公式ページ上では確認できませんでした。両方の窓口を検討している方は、それぞれに確認してください。
譲渡の条件は、他県より踏み込んだ内容です。20歳以上で沖縄県内に在住し、実際に飼う本人であること(講習を受けてもらうため代理は不可)、原則として現在犬を飼っていない方、65歳以上の方は預け先の確保が必須、同居する家族全員の同意、集合住宅や借家では飼養許可を示す書類の提示、そして「終生(寿命15年以上)、愛情と責任を持って飼うことができる方」であることが挙げられています。
犬固有の条件として「犬の登録と毎年の狂犬病予防注射を実施できること」が明記されています。猫にはない項目です。譲渡の前後には訪問調査もあります。当日の持ち物として印鑑・身分証明書・ケージ等が案内されています。
譲渡される犬は全頭が不妊去勢手術済み・混合ワクチン接種済みです。トライアル(お試し飼育)の制度についての記載は、県のページでは確認できませんでした。トライアルがあるのは那覇市の制度です。混同しないでください。
ここは必ず読んでください。「行政に行けば犬を譲ってもらえる」という発想は、沖縄では現実的ではありません。県が公開している令和6年度の事業概要によると、センターから譲渡された犬288頭のうち、266頭(92.4%)は民間のボランティア団体への譲渡でした。一般の方が直接センターから譲り受けたのは、1年間で22頭だけです。
つまり、センターに収容された犬の大多数は、いったん民間団体が引き受けて、その団体が里親を探しています。保護犬を迎えたい方にとっては、センターの窓口を待つより、民間団体の譲渡会や里親募集を見るほうが、出会える可能性がずっと高いというのが数字の示す実情です。センターの譲渡犬情報を見ることは無駄ではありませんが、そこだけを見ていると選択肢を大きく狭めてしまいます。
掲載頭数について。調査時点では譲渡対象の犬が十数頭掲載されており、犬の掲載が常時0〜数頭という県が多いなかでは、比較的多いほうです。ただし頭数は時期によって変わり、「譲渡希望者あり」と表示されている犬も含まれます。出かける前に最新の掲載を確認してください。
収容された犬の公示期間は「収容した日から原則7日間(収容日を1日目として7日目まで。土日祝日を除く)」と明記されています。飼い犬がいなくなったときは、迷っている時間はありません。すぐに収容犬のページを確認し、電話してください。
「沖縄県は犬の殺処分ゼロ」という表現を見かけることがありますが、これは正確ではありません。令和6年度の終末処分は18頭です。報じられたのは「譲渡適性があると判断された犬の殺処分がゼロ」ということで、重篤な傷病や強い攻撃性などにより譲渡適性がないと判断された犬の処分は、ゼロではありません。ここは正確に理解しておいてください。
沖縄県ならではの取り組みとして「成犬譲渡促進事業」があります。収容期限が過ぎた成犬について、県内の児童福祉施設の児童・生徒が専門のトレーナーと協力してしつけを行い、新しい飼い主への譲渡につなげるという事業です。子犬に比べて譲渡先が決まりにくい成犬に、あらためて機会をつくる仕組みです。
収容されている犬の犬種について、正直にお伝えします。令和6年度に収容された540頭のうち雑種が400頭(約74%)で、残りの約26%が純血種です。柴犬・チワワ・トイプードルなどが毎年一定数収容されています。沖縄の保護犬は雑種(ミックス)が中心ですが、純血種がまったくいないわけでもありません。
沖縄の犬の問題は、猫とは構造がまったく違います。令和6年度の野犬捕獲依頼は年間1,222件。猫の地域猫活動・TNR中心の構造とは別の課題です。とくに北部から中部にかけて収容が集中しています。
所在地は南城市大里です。那覇市は中核市のため、このセンターの管轄外です。そのため令和6年度の市町村別統計にも那覇市の数字は含まれていません。那覇市内で収容された犬は那覇市の窓口が扱います。ただし、県のセンターから犬を譲り受けること自体は、沖縄県内在住であれば那覇市の方でも検討できます。
最新の譲渡会情報はこちら
沖縄県動物愛護管理センター 公式サイト
センター譲渡希望(犬)
【犬】の譲渡の流れについて
犬の譲渡講習会について(最新の日程はこちら)
センターに収容されている【犬】一覧
譲渡推進棟「ハピアニおきなわ」
事業概要(統計データのPDF)
沖縄県 成犬譲渡を促進する取り組み
沖縄県 動物愛護管理センター(県ホームページ)
OKI DOGGIE Dog Rescue(うるま市)
うるま市を拠点とする任意団体です。代表はVega多佳乃さん。電話は 090-9784-0792、メールは okidoggie88@gmail.com です。拠点の番地は公開されておらず、来訪を希望する場合は先に問い合わせる形になっています。ふらりと訪ねられる施設ではありません。
活動の柱は3つあると公式サイトに明記されています。ひとつは沖縄県動物愛護管理センターからの犬の引き出し。ふたつめは廃業したブリーダーからの犬の保護。みっつめは飼い主からの引き取りで、こちらについては「無償では引き受けられません」と方針を明示しています。
犬の出自については、団体自身が正直に説明しています。公式サイトには「私たちが保護する犬たちは、動物愛護センターに収容された犬、ブリーダーのもとにいた犬、飼い主の事情で飼えなくなった犬など、さまざまな背景を持っています」と書かれています。ブリーダーのもとで繁殖に使われていた犬の比率が高い団体です。
あわせて「トイレのしつけや人との共同生活に慣れていないことが多い」「愛情を知らずに育った子たちも多い」とも説明されています。これは迎える側の心構えが変わる重要な情報です。すぐに家庭犬として振る舞える犬ばかりではありません。時間をかけて向き合える方に向いています。純血種を探している方にとっては、沖縄では選択肢になりやすい団体でもあります。
譲渡の形式は譲渡会型です。会場は北谷町美浜のペットボックス北谷店で、定期的に開催されています。日程は変更されることがありますので、公式サイトとSNS、会場の告知でご確認ください。拠点はうるま市ですが、譲渡会の会場は北谷町です。
譲渡の流れは5段階で、審査がしっかりしています。①書類審査(里親申請書をメールで提出し、通過した方にのみ連絡) → ②ホームチェック(スタッフが自宅を訪問し、脱走や事故の防止の観点から環境の修正を求められることがあります) → ③お見合い → ④トライアル → ⑤正式譲渡、という流れです。
費用は公式サイトに明示されています。譲渡金は1頭50,000円で、そのうち25,000円がトライアル金です。トライアル金はトライアル開始時に支払い、中止した場合も返金されません。残りの30,000円を正式譲渡時に支払います。避妊去勢、マイクロチップ、狂犬病予防注射、混合ワクチン、健康スクリーニングの費用が含まれると案内されています。
団体は「これは犬の生体代金ではなく、待っている犬たちのために持続的な活動を行うための大切なお金です」と説明しています。金額の内訳と使途が明示されている点は、判断材料として信頼できます。
情報発信はInstagramが中心で、里親募集中の犬は公式サイトの一覧でも確認できます。
拠点はうるま市、譲渡会の会場は北谷町です。那覇市内での開催ではありません。
最新の譲渡会情報はこちら
公式サイト
活動内容(団体概要)
里親募集について(譲渡の流れ・費用)
公式Instagram
犬の譲渡会に参加する前に確認しておきたいこと
犬の譲渡会は団体ごとに運営方法が異なります。初めて参加する場合は、当日慌てないよう次のような点を事前に公式サイトやSNSで確認しておくと安心です。
- 事前予約が必要かどうか
- 開催時間と開催場所
- 譲渡の条件(単身可否、留守番の時間、先住ペットの有無など)
- 身分証明書など当日必要なもの
- 同居する家族全員の同意が必要かどうか
- ペット飼育可の住宅に住んでいるか(犬の大きさに制限がないかも確認)
- 毎日の散歩の時間を確保できるか
- トライアル(お試し飼育)期間の有無
- 譲渡費用(ワクチン代・不妊去勢手術代・フィラリア検査などの実費として設定されていることが一般的です)
これらは団体によって条件が大きく異なるため、当日いきなり確認するのではなく、事前に公式サイトやSNSで案内を読んでおくことをおすすめします。
犬を迎えたあとに必要な手続き
犬は猫と違い、迎えたあとに法律で定められた手続きがあります。譲渡会に参加する前に知っておくと安心です。
- 犬の登録 … 生涯に1回、お住まいの市区町村(那覇市)への登録が必要です。鑑札が交付されます。
- 狂犬病予防注射 … 年に1回の接種が義務づけられています。接種後に注射済票が交付されます。
- 鑑札と注射済票の装着 … 犬に着けておくことが定められています。迷子になったときに飼い主が分かる手がかりにもなります。
なお、マイクロチップが装着され登録されている犬を譲り受けた場合は、飼い主の情報を変更する手続きも必要になります。
手続きの窓口や費用は市区町村によって異なります。詳しくはお住まいの自治体の担当課にご確認ください。
那覇市で保護犬を迎えたい方へ
譲渡会は、犬をその場で「購入」して連れて帰れる場ではなく、保護犬と里親希望者を引き合わせるための場です。
多くの団体では、面談やアンケートを通じて生活環境を確認したうえで、トライアル期間を経てから正式な譲渡に進みます。犬の場合は留守番の時間や散歩の環境について詳しく聞かれることもあります。
保護犬のなかには、人との暮らしに慣れるまで時間がかかる子や、持病を抱えた子もいます。迎えたあとの生活を具体的に想像したうえで検討してください。
譲渡条件や手続きの流れは団体によって異なるため、気になる団体が見つかったら、公式サイトやSNSで事前に流れを確認しておくとスムーズです。
まとめ
那覇市は沖縄本島で犬の譲渡会が最も多く開かれている市です。中心になっているのは、おもろまちのPET BOX Animal Station NAHA。もともと生体販売をしていたスペースを保護犬猫のモデルルームに転換した施設で、複数の団体が定期的に犬の譲渡会を開いています。行政の窓口は那覇市 環境部 環境衛生課ですが、「保健所」ではなく、しかも所在地は南風原町のエコマール那覇で那覇市外という点に注意が必要です。譲渡前の講習は必須で、先住動物がいる場合に限りトライアル飼養が利用できます。年齢要件は20歳以上60歳以下で、県のセンターとは条件が異なります。
この記事は「沖縄県で開催される犬の譲渡会・里親会まとめ」の一部です。沖縄県内のほかの市区町村の譲渡会・里親会の情報は、下のまとめページから地域別にご覧いただけます。
最後に
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参加しやすいものにぜひ協力してください!