鹿児島県の夜間・救急動物病院まとめ【2026年版】
鹿児島県とその周辺で、夜間や休診日に診てもらえる動物病院をまとめました。急いでいる方は、下の一覧から電話番号を確認してすぐご連絡ください。
受診前に必ず電話をしてください。夜間は予約制・受付時間の変更・満床などで受け入れができないことがあります。
鹿児島県の夜間・救急動物病院一覧
| 病院名 | 所在地 | 対応区分 | 電話番号 | 夜間受付 |
|---|---|---|---|---|
| 鹿児島大学共同獣医学部附属動物病院 夜間救急診療 | 鹿児島市 | 時間限定の夜間診療 | 099-285-8671(夜間専用電話。公式に「※通常の診療の番号とは異なります。」と明記) | 診療時間は「夜間19:00~24:00まで、深夜24:00~翌朝6:00まで」。電話受付は「19:00~深夜24:00、深夜1:00~翌朝4:00」。公式に「※深夜24:00から翌朝6:00までは、アニクリ24夜間電話対応窓口につながります。」と記載 |
| 鹿児島(市)地区獣医師会 夜間当番動物病院(夜間当番案内ダイヤル) | 当番病院は日替わりで変わります。公式に「鹿児島地区獣医師会(鹿児島市内のみ)」と明記されており、対象エリアは鹿児島市内に限られます | 獣医師会などの夜間当番制 | 099-258-5992(鹿児島県獣医師会 夜間当番案内ダイヤル。公式に「(毎日18時ー22時30分の間当番病院をお知らせしています。)」と明記。自動音声で当番病院を案内します) | 19:00~23:00まで ※受付は22:30で終了 |
情報確認日: 2026年9月2日 診療時間や電話番号は変更されることがあります。受診前に各病院の公式サイト・電話で最新の状況をご確認ください。
【鹿児島の夜は曜日で行き先が変わります】平日(月〜金)の夜は鹿児島大学共同獣医学部附属動物病院 夜間救急診療(099-285-8671/19:00〜翌朝6:00)。土曜・日曜・祝日と大学の休業日は鹿児島地区獣医師会の夜間当番(案内ダイヤル099-258-5992/19:00〜23:00・受付22:30まで)。かける番号を間違えると、それだけで時間を失います。
【最重要・土日祝は23時で終わります(受付22:30)】大学は土日祝が休みなので、土曜の深夜0時、日曜の深夜2時には鹿児島県内に開いている動物病院がありません。週末の夜は、22時を過ぎたら「今から間に合うか」を最優先で判断してください。
【平日は翌朝6時まで。ただし電話受付には穴があります】大学の診療は翌朝6時までですが、電話受付は「19:00~深夜24:00、深夜1:00~翌朝4:00」です。令和7年4月に深夜の受付が短縮され、「深夜電話受付時間内にご予約された方のみ対応可能です」と公式に告知されています。0時をまたぐ前に電話を済ませてください。
【当番病院の名前はこの記事に書きません。書けません】当番は日替わりで入れ替わります。099-258-5992にかけると自動音声で当番を教えてくれます。かける前にペンとメモを用意してください。
【当番は鹿児島市内のみです】公式に「鹿児島地区獣医師会(鹿児島市内のみ)」と明記されています。霧島市・姶良市・薩摩川内市などは対象エリア外で、鹿児島市内まで出てくる必要があります。
【大学はエキゾチック動物を受け付けていません】「対象動物は犬、猫のみです。(エキゾチック動物は対象としていません。)」と明記されています。ウサギ・ハムスター・鳥・爬虫類は、平日の夜であっても大学では診てもらえません。
【大学は完全予約制。予約は当夜だけです】「夜間診療のご予約は当夜に限ります。」と明記されています。あらかじめ予約しておくことはできません。また身分証明書(運転免許証・保険証など)の持参と、クレジットカードでの支払いが求められます。
【入口が通常診療と違います】大学は夜間専用の「夜間診療入口」(鹿児島市立病院近く)を使います。昼間と同じ場所へ行っても入れません。公式サイトに方面別の道順が載っているので、平時に見ておいてください。
【離島からは夜間に渡れません】奄美大島・徳之島・沖永良部島・与論島・喜界島・種子島・屋久島・三島村・十島村からは、夜間に鹿児島市へ渡る手段がありません。航空便は日中のみ、フェリーは奄美方面で11時間前後かかります。この記事の内容は、離島にお住まいの方には現実的には使えません。平時の備えについては下の節をお読みください。
鹿児島県の夜間・救急動物病院
鹿児島大学共同獣医学部附属動物病院 夜間救急診療
時間限定の夜間診療(診療時間は「夜間19:00~24:00まで、深夜24:00~翌朝6:00まで」。電話受付は「19:00~深夜24:00、深夜1:00~翌朝4:00」。公式に「※深夜24:00から翌朝6:00までは、アニクリ24夜間電話対応窓口につながります。」と記載)。平日の夜、鹿児島県内で唯一、翌朝6時まで開いている固定の受け皿です。大学病院ですが夜間救急には紹介状の要件が書かれておらず、当日の夜に夜間専用電話で予約すれば直接受診できます。
- 所在地 … 〒890-0065 鹿児島市郡元一丁目21番24号。夜間は「夜間診療入口」(鹿児島市立病院近く)を使います。公式に「※通常診療の場所と入口が異なりますので、ご注意ください。」と明記
- 電話番号 … 099-285-8671(夜間専用電話。公式に「※通常の診療の番号とは異なります。」と明記)
- 夜間の受付時間 … 診療時間は「夜間19:00~24:00まで、深夜24:00~翌朝6:00まで」。電話受付は「19:00~深夜24:00、深夜1:00~翌朝4:00」。公式に「※深夜24:00から翌朝6:00までは、アニクリ24夜間電話対応窓口につながります。」と記載
- 休診日 … 診療日は「月曜日~金曜日(土・日・祝日・大学の休業日を除く)」。土曜・日曜・祝日と、お盆・年末年始などの大学の休業日は夜間救急診療を行っていません
- 対応動物 … 「対象動物は犬、猫のみです。(エキゾチック動物は対象としていません。)」と明記
- 事前の電話 … 必須です。「完全予約制です。当日の夜に夜間専用電話で受け付けます。音声ガイダンスに従ってください。」「事前の電話連絡が必要です。(予約制)」「夜間診療のご予約は当夜に限ります。」と明記されています。前日までに予約しておくことはできません
- 夜間料金 … 公式に明記されていないため記載していません
【平日限定です】診療日は月曜〜金曜のみで、公式に「(土・日・祝日・大学の休業日を除く)」と明記されています。土曜・日曜・祝日の夜は、ここではなく鹿児島(市)地区獣医師会の夜間当番(099-258-5992)に切り替わります。曜日で行き先が変わるので、まず今日が何曜日かを確認してください。
【大学の休業日も休みです】お盆や年末年始などの大学の休業日は、平日であっても夜間救急診療がありません。その日は獣医師会の当番の対象日(「鹿児島大学付属動物病院が診察していない日」)になります。
【電話番号が通常診療と違います】夜間専用電話は099-285-8671です。大学動物病院の代表番号(099-285-8750)とは別で、公式に「なお、夜間専用電話では、昼間診療のご予約やご相談は受け付けておりません。」と明記されています。
【入口が違います】夜間は「夜間診療入口」を使います。鹿児島市立病院の近くで、通常診療の入口とは別です。公式サイトに方面別の道順(中央方面/鹿児島中央駅方面/国道3号線・伊敷方面)が掲載されているので、平時に一度目を通しておくと深夜に迷いません。
【深夜の電話受付には穴があります】診療そのものは翌朝6時までですが、大学の電話受付は「19:00~深夜24:00、深夜1:00~翌朝4:00」です。令和7年4月から「深夜24:00~翌朝6:00」だった深夜の電話受付が「深夜1:00~翌朝4:00」に変更されました。公式のお知らせには「※アニクリ24夜間電話対応窓口は従来通り深夜24:00~翌朝6:00に変更はありません。」「※鹿児島大学動物病院の深夜電話受付時間内にご予約された方のみ対応可能です。」と書かれています。つまり、0時台と4時以降にかけても、大学での受診予約にはつながらない可能性があります。この時間帯にどうなるかは公式サイトの記載だけでは読み切れないため、実際にかけて確認するしかありません。急ぐなら、0時をまたぐ前に電話を済ませてください。
【対象は犬と猫だけです】「対象動物は犬、猫のみです。(エキゾチック動物は対象としていません。)」と明記されています。ウサギ・ハムスター・鳥・爬虫類は受け付けていません。
【拾った動物について】「飼い主のいない動物の治療等は、連れてこられた方の責任でお願いします。」と明記されています。外で弱っている猫を保護して連れて行く場合、費用は連れて行った人の負担になります。
【身分証明書が要ります】「身分証明書として、運転免許証または保険証などの公的書類をお持ちください。」と明記されています。深夜に手ぶらで出ないよう注意してください。
【支払いはクレジットカードが前提です】「夜間診療の治療費のお支払いは、クレジットカードでのお支払いをお願いしております。クレジットカードをお持ちでない場合は、後日、ご来院(平日8:30~17:00)によるお支払いか、もしくは振込(手数料は患者様負担)でのお支払いをお願いしております。」と明記されています。金額の記載は公式サイトにありません。
「受付の順番とは別に、緊急患者優先とさせていただくことがあります。」「診察の混み具合によっては、多少お待ちいただくことがあります。」「処置中にはお電話がつながらないことがございますのでご了承ください。」と記載されています。電話が一度でつながらなくても、少し置いてかけ直してください。
「ワクチン等の予防接種は行っておりません。」と明記されています。
【正門は夜間閉まっています】大学の通常診療のページに「鹿児島大学正門は、月曜日から金曜日の8:00〜17:30までは門衛がおり、車で来院できます。この時間外に来院をご希望の場合は、お電話にてご相談ください。」と記載されています。夜間の来院は正門ではなく夜間診療入口を使います。
【古い情報に注意】鹿児島県獣医師会のサイトに掲載されている大学の案内には、新型コロナウイルス対策として「8月28日まで診療時間の短縮を行なっております。(短縮された時間 19時〜22時30分 受付時間)」という記述が残っています(何年のことかは書かれていません)。大学の公式サイトには現在この記載がなく、電話受付は19:00〜24:00・1:00〜4:00と案内されています。大学の公式サイトのほうが新しい情報です。
「夜間診療のご予約は当夜に限ります。」と明記されています。あらかじめ予約しておくことはできません。急変したその夜に、その場でかけてください。
鹿児島大学共同獣医学部附属動物病院 夜間救急診療 公式サイト
鹿児島(市)地区獣医師会 夜間当番動物病院(夜間当番案内ダイヤル)
獣医師会などの夜間当番制。土曜・日曜・祝日と大学の休業日の夜に、鹿児島市内の動物病院が交代で急病を受ける仕組みです。099-258-5992にかけると自動音声でその日の当番病院を教えてくれるので、行き先を自分で探す必要はありません。
- 所在地 … 公式サイトでご確認ください
- 電話番号 … 099-258-5992(鹿児島県獣医師会 夜間当番案内ダイヤル。公式に「(毎日18時ー22時30分の間当番病院をお知らせしています。)」と明記。自動音声で当番病院を案内します)
- 夜間の受付時間 … 19:00~23:00まで ※受付は22:30で終了
- 休診日 … 当番が動くのは「土・日・祝日・大学の休業日(鹿児島大学付属動物病院が診察していない日)」です。逆に言えば、平日は当番制ではなく鹿児島大学の夜間救急診療が受け皿になります
- 対応動物 … 公式サイトでご確認ください
- 事前の電話 … 必須です。「上記の夜間当番案内ダイヤルに電話して、当番病院を確かめてください。」「必ず当番病院に電話してから来院してください。」と明記されています
- 夜間料金 … 公式に明記されていないため記載していません
【当番病院の名前はこの記事に書きません】当番は日替わりで入れ替わります。特定の病院名を書けば、翌日には誤った案内になります。099-258-5992にかけて、自動音声が案内するその日の当番病院を確認してください。
【曜日で使い分けます】この当番制が動くのは土曜・日曜・祝日と、鹿児島大学附属動物病院が診察していない日(大学の休業日)です。平日の夜は、当番制ではなく鹿児島大学の夜間救急診療(099-285-8671/19:00〜翌朝6:00)が受け皿になります。
【案内ダイヤルは毎日つながりますが、当番がいるとは限りません】099-258-5992は「毎日18時ー22時30分の間当番病院をお知らせしています」と公式に記載されています。ただし当番そのものが立つのは土日祝・大学休業日です。平日にかけた場合にどう案内されるかは公式サイトに書かれていません。平日の夜は最初から大学(099-285-8671)にかけるのが確実です。
【終了は23:00、受付は22:30です】「19:00~23:00まで ※受付は22:30で終了」と明記されています。土日祝の夜、22時30分を過ぎると鹿児島市内に受け皿がなくなります。大学は土日祝は休みなので、この時間帯の県内の選択肢はゼロになります。
【対象は鹿児島市内だけです】公式に「鹿児島地区獣医師会(鹿児島市内のみ)」と明記されています。霧島市・姶良市・薩摩川内市などは当番制の対象エリアではありません(ただし鹿児島市内の当番病院まで来ることはできます)。
【必ず先に電話してください】「必ず当番病院に電話してから来院してください。」と明記されています。案内ダイヤルで当番を確認したあと、その当番病院に電話をかけ、それから向かう流れです。案内ダイヤルは自動音声なので、病院名と番号を書き留められるようメモを用意してからかけてください。
「夜間診察料金が別途必要です。」と記載されていますが、金額の記載は公式サイトにありません。当番病院に電話するときに確認してください。
診療対象動物についての記載が公式サイトにありません。犬猫以外を連れて行く場合は、必ず当番病院に電話で確認してください。
運営は公益社団法人 鹿児島県獣医師会(鹿児島市郡元3丁目3-32/099-252-6128)ですが、事務局の番号には「診療に関するお問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください」と明記されています。夜間の相談は必ず案内ダイヤル099-258-5992のほうへかけてください。
鹿児島(市)地区獣医師会 夜間当番動物病院(夜間当番案内ダイヤル) 公式サイト
鹿児島県から向かえる近隣地域の夜間・救急動物病院
土日祝の夜は23時(受付22:30)で鹿児島市内の受け皿が終わり、その先は県内にありません。県外に出る場合、距離は正直に言って厳しいものです。行くかどうかを決める前に、まず所要時間を計算してください。
一二三ペットクリニック(夜間診療)
時間限定の夜間診療(20時〜24時(最終受付23時半))。北薩(出水・阿久根・薩摩川内)から向かうなら、鹿児島市より近いこともある熊本市の夜間診療枠です。ただし24時で終わるため、鹿児島市から向かうと間に合いません。
- 所在地 … 熊本県熊本市東区下南部3-12-9
- 電話番号 … 096-206-1765(夜間専用ダイヤル)
- 夜間の受付時間 … 20時〜24時(最終受付23時半)
- 休診日 … 休診日は月曜日。加えて、夜間診療そのものを一定期間停止することがあります(公式サイトのお知らせに「8/19-8/28の夜間診察停止のお知らせ」が掲載されていました)
- 対応動物 … 犬・猫・エキゾチックアニマルに対応(公式サイトのタイトルおよび診療案内に明記)
- 事前の電話 … 必須です。「まずはお電話の留守電に「夜間診察希望」の旨をご連絡ください」「※事前にお電話をいただいたうえでの対応となります。」と明記
- 夜間料金 … 公式に明記されていないため記載していません
【鹿児島県民にとっての位置づけ】出水市・阿久根市からは九州自動車道経由で熊本市まで車でおおむね1時間半前後です。北薩に住んでいる場合、鹿児島市へ南下するより早く着くことがあります。一方、鹿児島市からは約2時間かかり、最終受付23時半に間に合わせるには21時台に出発する必要があります。深夜に思い立って向かえる場所ではありません。
【24時で終わります】診療時間は20時〜24時、最終受付は23時半です。朝までは開いていません。
【夜間診療が止まる期間があります】公式サイトのお知らせに「8/19-8/28の夜間診察停止のお知らせ」が掲載されていました。夜間診療は常時実施されているわけではありません。向かう前に必ず電話してください。
【確実ではありません】「※診療状況によって、夜間診療の対応ができない場合があります。」「※診療状況によってはお待ちいただく場合があります。」と明記されています。
【まず留守番電話に吹き込む方式です】「まずはお電話の留守電に「夜間診察希望」の旨をご連絡ください」と案内されています。かけてすぐ人が出る仕組みではありません。
エキゾチックアニマルに対応していると明記されています。鹿児島大学の夜間救急が「犬、猫のみ(エキゾチック動物は対象としていません)」であることを考えると、ウサギやハムスター、鳥を飼っている方にとっては貴重な選択肢です。
「夜間診療費:通常診療費に加え、夜間対応料金がかかります。」と記載されていますが、金額の記載はありません。
対応エリアを「熊本県全域」と公式に記載しています。鹿児島県からの受診について明記はないので、電話の時点で所在地を伝えてください。
通常診療は9:00〜11:30/15:00〜18:30、休診日は月曜日です。
福岡夜間救急動物病院
時間限定の夜間診療(「夜8時から翌朝5時まで 年中無休」(公式サイトの表記))。土日祝の23時を過ぎたあと、九州で唯一「翌朝5時まで開いている」と分かっている常設施設です。ただし鹿児島市からは高速で3時間半〜4時間かかり、行くと決めるにはかなりの覚悟が要ります。
- 所在地 … 〒812-0858 福岡県福岡市博多区月隈5丁目2-40
- 電話番号 … 092-504-8999
- 夜間の受付時間 … 「夜8時から翌朝5時まで 年中無休」(公式サイトの表記)
- 休診日 … 年中無休
- 対応動物 … 犬・猫のみ。公式サイトのよくあるご質問に「診療対象動物は、犬と猫に限ります。」と明記
- 事前の電話 … 「※必ず電話予約の上ご来院下さい。」「来院前には必ずお電話でご連絡ください」と明記。来院前にWeb問診表を送る仕組みもあります
- 夜間料金 … 夜間救急診察料(初診)8,800円(税込)。別途、検査料金・処置料金がかかります
【鹿児島県民にとっての位置づけ】鹿児島市から九州自動車道経由で福岡市まで車でおおむね3時間半〜4時間。翌朝5時まで開いているので深夜0時に出発すれば間に合いますが、現実には「その3時間半を移動に使うのが最善か」を考えることになります。電話で症状を伝え、向かうべきかどうかを相談してください。
【九州で朝まで開いているのはここだけです】北九州夜間救急動物病院は0:00で、熊本の一二三ペットクリニックは24:00で終わります。深夜2時・3時の急変で九州内に残る選択肢は福岡だけです。
【犬と猫だけです】「診療対象動物は、犬と猫に限ります。それ以外の動物は専門的な獣医師がいないため、原則として診療しておりません。」と明記されています。
【拾った動物について】「動物病院は保護施設ではないため、どうしても保護してあげることができません。治療費や治療後のお世話に関しては保護主様にご負担をお願いしております。」と明記されています。
【時間の表記ゆれ】公式サイトは「夜8時から翌朝5時まで」(20:00〜翌5:00)と表記していますが、福岡県獣医師会のページは同じ病院を「夜9時から翌朝5時まで」(21:00〜翌5:00)と紹介しています。20時台に電話する場合は確認してください。
支払いは現金・クレジットカード・デビットカード・電子マネーが使えます。
救急に特化した病院で、CT・MRIなどの高度医療や骨折手術は行っていません。固定できる部位は外固定で対応すると記載されています。
入院は「同意書をいただいて診察時間内に限り動物をお預かりすることはあります」という扱いで、朝5時以降の預かりを前提にした施設ではありません。翌日はかかりつけ医の受診が必要です。
「これまで地域の動物病院が交代で行っていた当番医制の夜間診療ではなく、九州初の固定した施設」として2004年に設立された経緯があります。行き先が毎回変わることはありません。
地区の獣医師会による夜間当番
鹿児島県の夜間は、曜日によって電話する先が変わる二段構えになっています。これを知らないと、閉まっているほうにかけて時間を失います。
平日(月曜〜金曜)の夜は、鹿児島大学共同獣医学部附属動物病院の夜間救急診療です。夜間専用電話は099-285-8671。診療時間は19:00〜翌朝6:00で、これは西日本の夜間救急のなかでも最も長い部類です。完全予約制で、当日の夜に夜間専用電話にかけ、音声ガイダンスに従って予約します。対象は犬と猫のみで、エキゾチック動物は受け付けていません。ただし土・日・祝日・大学の休業日は行っていません。
土曜・日曜・祝日と、大学の休業日の夜は、鹿児島(市)地区獣医師会の夜間当番に切り替わります。夜間当番案内ダイヤル 099-258-5992 にかけると、自動音声でその日の当番病院を教えてくれます。公式には「(毎日18時ー22時30分の間当番病院をお知らせしています。)」と記載されています。診療時間は19:00〜23:00、受付は22:30で終了です。当番を確認したら、必ずその当番病院に電話をしてから向かってください。
【この記事では当番病院の名前を書きません】当番は日替わりで入れ替わります。特定の病院名を挙げてしまうと、翌日には誤った案内になります。案内ダイヤルは自動音声なので、かける前にペンとメモを用意してください。読み上げられる病院名と電話番号を書き留められないと、そこから先へ進めません。
【当番の対象は鹿児島市内だけです】公式に「鹿児島地区獣医師会(鹿児島市内のみ)」と明記されています。霧島市・姶良市・薩摩川内市などは当番の対象エリアではありません。鹿児島市内の当番病院まで来ること自体はできますが、30分から1時間半の移動になります。
【土日祝の23時が、この県の締め切りです】土日祝の当番は23時で終わり、受付は22時30分で締まります。大学は土日祝が休みなので、土曜の深夜0時や日曜の深夜2時には、鹿児島県内に開いている動物病院がありません。これが鹿児島の夜間で最も大きな穴です。週末の夜は、22時を過ぎたら「今から間に合うか」を最優先で判断してください。
【平日の深夜にも注意点があります】大学の診療そのものは翌朝6時までですが、電話受付は「19:00~深夜24:00、深夜1:00~翌朝4:00」です。令和7年4月に深夜の電話受付が「24:00〜翌6:00」から「1:00〜翌4:00」へ短縮され、公式に「※鹿児島大学動物病院の深夜電話受付時間内にご予約された方のみ対応可能です。」と告知されています。0時台と4時以降にかけた場合にどうなるかは公式の記載だけでは読み切れないため、0時をまたぐ前に電話を済ませておくのが安全です。
【古い情報が残っています】鹿児島県獣医師会のページに載っている大学の案内には、新型コロナウイルス対策として「8月28日まで診療時間の短縮を行なっております。(短縮された時間 19時〜22時30分 受付時間)」という記述が残っています(何年のことかは書かれていません)。大学の公式サイトには現在この記載がありません。大学の公式サイトのほうが新しい情報です。迷ったら大学側のページを見てください。
覚えておくべきは、病院名ではなく2つの番号と、曜日の見分け方です。平日なら099-285-8671(大学・夜間専用)、土日祝なら099-258-5992(当番案内ダイヤル)。この2つを、いま電話帳に登録しておいてください。
土日祝の23時を過ぎたら、深夜にどうするか
鹿児島県で夜間の受け皿がある時間をまとめると、平日は19:00〜翌朝6:00(大学)、土日祝は19:00〜23:00・受付22:30まで(獣医師会の当番)です。土日祝の23時以降だけが、県内にまったく行き先のない時間帯になります。週末の深夜に急変した場合、ここからは県外へ出るか、朝まで待つかの二択です。
県外へ出る場合、朝まで開いているのは福岡夜間救急動物病院(福岡市博多区/092-504-8999/夜8時〜翌朝5時・年中無休)だけです。鹿児島市から九州自動車道経由で車でおおむね3時間半〜4時間。深夜0時に出発すれば間に合う計算にはなりますが、その3時間半を移動に使うのが最善かどうかは症状によります。まず092-504-8999に電話して、症状を伝え、向かうべきかどうかを相談してください。電話相談だけでも、朝まで様子を見てよいのかの判断材料が得られます。
熊本市の一二三ペットクリニック(096-206-1765/夜間20時〜24時・最終受付23時半・月曜休)は鹿児島市から約2時間ですが、24時で終わるため、23時以降に鹿児島市を出発しても間に合いません。北薩(出水市・阿久根市)からは1時間半前後なので、その地域に限って21時台に判断できれば選択肢になります。犬猫以外のエキゾチックアニマルにも対応していると明記している点は、鹿児島大学が犬猫のみであることを考えると貴重です。
参考として、朝まで対応する施設は西日本でも限られます。神戸夜間動物救急センター(翌9:00まで)、福岡夜間救急動物病院(翌5:00まで)、岡山夜間どうぶつ救急病院(翌5:00まで)、そして鹿児島大学(翌6:00まで・平日のみ)。これに対し、広島は翌1:00、北九州は0:00、熊本は24:00で終わります。平日の鹿児島は、実は西日本でもっとも遅くまで開いている県のひとつです。その裏返しとして、週末に何もなくなるという落差が大きいのが鹿児島の特徴です。
朝まで待つと判断した場合にやることは3つです。ひとつめは、かかりつけの動物病院の留守番電話をもう一度聞くこと。緊急時の携帯番号や提携先を案内している病院があります。ふたつめは、翌朝の診療開始時刻と予約方法を確認しておくこと。みっつめは、症状の経過を時刻つきでメモし、可能なら動画を撮っておくことです。夜のうちの変化を記録しておくと、翌朝の診断がまったく違ってきます。
- 呼吸が苦しそう(口を開けて呼吸する、舌や歯ぐきが紫色)、けいれんが止まらない、大量出血、猫のオスが何度もトイレに行くのに尿が出ない、大型犬のお腹が急に膨れて吐こうとするのに何も出ない、難産で2時間以上いきんでいる ── これらは朝まで待てません。まず092-504-8999(福岡)に電話して相談してください。
- 土日祝は22時30分が受付の締め切りです。22時を過ぎたら、迷っている時間そのものが選択肢を削ります。とりあえず099-258-5992にかけて、当番病院に状況を伝えてください。
- 平日は0時をまたぐ前に099-285-8671へ電話してください。深夜の電話受付が短縮されており、0時台にかけても予約できない可能性があります。
- 大学へ行くときは、身分証明書(運転免許証か健康保険証)とクレジットカードを持って出てください。どちらも公式に求められています。
- 大学は「夜間診療入口」(鹿児島市立病院近く)です。昼間の入口とは違います。カーナビには住所ではなく、公式サイトの道順を見て向かってください。
- 外で保護した犬猫を連れて行く場合、大学も福岡も「連れてこられた方の負担」と明記しています。費用が自己負担になることを承知したうえで動いてください。
福岡夜間救急動物病院(福岡市博多区・夜8時〜翌朝5時・年中無休)
一二三ペットクリニック 夜間診療(熊本市東区・20時〜24時・月曜休)
大隅半島・北薩・南薩に住んでいる方へ
鹿児島県の夜間の受け皿は、大学も獣医師会の当番も、すべて鹿児島市に集中しています。獣医師会の当番は公式に「鹿児島市内のみ」と対象エリアが限定されています。つまり、鹿児島市以外に住んでいる場合は「まず鹿児島市まで出る」ことが前提になります。
大隅半島(鹿屋市・志布志市・肝付町・南大隅町)からは、鹿児島市まで陸路で約2時間です。垂水フェリーには夜間の便がほとんどないため、湾を渡って近道するという選択肢は夜には使えません。土日祝の受付締め切りが22時30分であることを考えると、20時台に判断しなければ間に合いません。
北薩(出水市・阿久根市・薩摩川内市)からは、鹿児島市まで1時間から1時間半。ただし出水市・阿久根市からは熊本市のほうが近く、一二三ペットクリニック(096-206-1765/20時〜24時・最終受付23時半・月曜休)まで1時間半前後です。行き先を南に取るか北に取るかを、時刻で判断してください。
南薩(指宿市・南九州市・枕崎市)からは鹿児島市まで1時間前後です。県内では比較的恵まれているほうですが、それでも土日祝は22時30分が締め切りです。
どの地域でも、共通してできるのは平時の準備です。かかりつけの動物病院に、診療時間外の連絡方法があるか、留守番電話に緊急時の案内が入っているかを、元気なうちに聞いておいてください。持病のある子なら、急変時にまず何をすればいいかを書き留めてもらっておくと、夜にできることが増えます。
- 鹿屋市・志布志市など大隅半島からは陸路で約2時間。垂水フェリーの夜間便はほぼありません。
- 出水市・阿久根市からは熊本市のほうが近いことがあります。ただし熊本の夜間診療は24時(最終受付23時半)で終わります。
- 電話予約のとき、到着まで何時間かかるかを必ず伝えてください。土日祝は22時30分の受付終了に間に合うかを当番医が判断してくれます。
- 霧島市・姶良市は獣医師会の当番の対象エリア外ですが、鹿児島市内の当番病院まで30分〜50分で行けます。平日なら大学も同じ距離感です。
奄美群島・種子島・屋久島など離島に住んでいる方へ
先に正直に書きます。奄美大島(奄美市・龍郷町・瀬戸内町)、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島、種子島、屋久島、三島村・十島村からは、夜間に鹿児島市へ渡る手段がありません。航空便は日中のみ、フェリーは奄美方面で11時間前後かかります。この記事に書いた099-285-8671も099-258-5992も、離島にお住まいの方が今夜使える番号ではありません。
奄美大島は地理的には鹿児島市より沖縄本島のほうが近い場所ですが、それでも夜間に渡る手段はありません。「深夜に飛行機に乗る」という選択肢は、鹿児島県の離島には存在しないと考えてください。
だからこそ、離島で犬や猫と暮らしている方にとって重要なのは、夜になってから調べることではなく、元気なうちに島内の動物病院と話をしておくことです。具体的には次のことを聞いておいてください。診療時間外に連絡がつく方法はあるか。留守番電話に緊急時の案内は入っているか。院長の携帯につながる仕組みはあるか。持病がある場合、急変したときにまず何をすればいいか。常備しておいたほうがよい薬はあるか。
あわせて、島内に動物病院が1軒しかない、あるいはない地域では、本土のかかりつけ医(過去に受診したことがある病院や、往診・オンライン相談に対応している病院)と平時からつながっておくことも助けになります。深夜に電話で状況を伝え、朝まで様子を見てよいかを判断してもらえるだけで、取れる行動が変わります。
そして、これは慰めではなく事実として書きますが、夜間に渡れないことは飼い主の落ち度ではありません。できるのは、その夜のうちにできる手当てと記録を尽くし、翌朝いちばんの便または島内の診療開始に備えることです。症状の経過を時刻つきでメモし、可能なら動画を撮っておいてください。翌朝の診断の精度がまったく違ってきます。
- 航空便は日中のみです。深夜に飛べる便はありません。
- フェリーは奄美方面で11時間前後、種子島・屋久島でも数時間かかり、夜間の便は救急搬送に使えません。
- 島内の動物病院の時間外の連絡方法を、必ず平時に確認しておいてください。これが離島でできる最大の備えです。
- 持病のある子には、急変時の初期対応を書き留めてもらい、常備薬を切らさないようにしてください。
- 台風の季節は、船も飛行機も止まります。台風が近づく前に、薬の残量とかかりつけ医への連絡手段を確認しておいてください。
夜間に動物病院へ行くときの注意
- 診療時間・料金・対応内容は変更されることがあります。このページの情報は確認した時点のものです。
- 夜間は完全予約制・電話連絡が必須の病院があります。連絡せずに向かうと診てもらえないことがあります。
- まず電話をしてください。症状を伝えることで、その場でできる応急処置を教えてもらえたり、より適した病院を案内してもらえることがあります。
- 夜間・救急の診療費は日中と異なります。公式に金額が示されていない場合は、電話で確認してください。
- 移動中の状態悪化に備えてください。キャリーケースやタオル、保険証、いつも飲んでいる薬やその写真があると診察がスムーズです。
ここに載っている病院で対応できない場合もあります。かかりつけの動物病院がある場合は、留守番電話で夜間の案内をしていることがあります。まずそちらを確認するのも有効です。