フクロウは動物愛護法の対象になるのか?残酷なフクロウカフェの規制はできるか
動物愛護管理法の改正により、ペットショップでのケージの大きさが決められたり繁殖回数が定められたり。
ちゃんと守ってやっていると儲かるビジネスではなくなりました。
法改正で厳しくなってブリーダーが廃業するというニュースも。
ただし、犬猫に限っての話です。
動物愛護管理法で行き届かない鳥類などの動物カフェはどんな環境なのでしょうか。
悲惨なフクロウカフェ
数年前にフクロウカフェがブームになり、一時期は予約がないと入店できないくらい話題になりました。
今はというとあまり話題になってませんよね。
私はブームが過ぎかけの2017年に一度だけどんなもんかと入店したことがあります。
びっくりしたのが入店中ずっとフクロウは足を繋がれっぱなしで飛べない状態。
店内を自由に飛ぶと多分高いところで人がさわれないような場所で過ごすのがオチでしょう。
繋がれたフクロウはなす術もなく人によしよしされるだけの時間。
そもそもフクロウは夜行性なのに昼間にずっと明るいところで人に触られる環境はどうなのでしょうか。
私の憶測ですがきっとストレスでしかありませんよね。
実際にフクロウカフェのフクロウの寿命は短いそうです。
家の近所のホームセンターに売られていたフクロウも同じ状態でした。
鳥籠に入っているわけでもなく棒に足を繋がれっぱなしで不気味な光景。
売れなかったのかその店ではいつの間にかフクロウの姿を見なくなりましたが時々珍しい動物が高値で販売されていました。
閉店後も繋がれっぱなしなのでしょうか?
真相は分かりませんがおそらくその可能性が高いです。
自由に放し飼いにしてたら次の日の掃除や展示の準備が大変です。
正直、今流行ってないのでなぜ継続できているのか疑問ではあるのですが、フクロウカフェの儲かるところは店に遊びに来るお客さんではなくフクロウを購入するお客さんです。
ペットショップで売られている犬猫並みに高い値段がつけられています。
フクロウに対して規制はないのか
動物愛護法の対象は
人に飼われている「哺乳類、鳥類、爬虫類に属する動物」及び飼い主の有無にかかわらない全ての「牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひる」
なのですが、販売されているということは『人に飼われている』に当てはまります。
虐待などはもちろん法律違反なのですが、この展示方法が虐待かどうかは法律の判断としては微妙なところ。
私自身は自由を奪う虐待ではないかと思いますが、犬猫のようにケージの広さや自由に運動させる時間を設けるなどの規定が今のところありません。
ここが動物愛護管理法の今の弱点ですね。
すべての販売されている動物に対してきちんと数字の規定を盛り込まないと業者はやりたい放題です。
話は変わりますが魚類もペットショップの水槽を見ると明らかに過密状態です。
ストレスを感じるでしょうしあれこそ規定を設けないと。
次回の動物愛護管理法改正で求めること
年々動物に対しての管理の仕方が厳しくなってきている日本ではありますが、抜け穴もたくさんあります。
フクロウカフェはその一つ。
あの状態を不気味だと思わないでかわいいかわいいと言っている人の多さがそのまま法律にも反映されているのかなと思いますが、ペットショップの展示も異常だし、それを可愛いと思う感覚も海外からしたら異常です。
島国だから他の国がどうしているのかという情報が入ってきにくいのがこの国の弱さでもありますが、ファッションじゃないんだから生き物を狭いところに入れていつでも見られるという状態にしていることをそろそろおかしいと思う人が増えてほしいです。
犬猫だけでなく他の動物のケージの広さなど数値規定を。
動物愛護管理法を違反している業者は永久に参入できなくさせるくらいの強い罰則も求めます。
もっと動物に対して苦痛を与えないやりかたを。
そう求める人が増えれば法律も変えられます。
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