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動物愛護団体が革製品や毛皮を持っていた?それって矛盾じゃない?

犬猫を保護している団体が、毛皮製品を身に着けていたり、革製品を持っていたり。

片方で命を救う活動をしているのに、片方では命を奪うことに加担している。

それって矛盾してませんか?

 

 

その気持ち、ものすごく分かります。

動物愛護活動である私の立場からこの矛盾を解説していきます。

 

 

動物愛護活動者=すべての動物に優しい?

 

基本的に、犬猫を保護しているは他の動物にも関心があります。

動物性の食品を食べないヴィーガンの人も割合としては一般よりも多いです。

しかし、その一方で毛皮のコートを身に着けてクロコダイル革の財布を持って、セレブのような格好をする動物愛護活動者が滅多にいないごくまれに。

そんな人は悪目立ちしますよね。

靴は革靴、財布や鞄は牛皮というのはまあまあいます。

※私の周りにはヨレヨレのTシャツとスウェットパンツの人ばかりです(笑)

その製品は動物が原料だぞ!命を救いたいのか奪いたいのかどっちだよ!と言いたくなるその気持ち、分かります。

突き詰めていくと動物愛護活動者が肉を食べるのはおかしなことですよね、と言われたりもします。

色んな人がいて色んな見方があります。

 

 

私個人の意見です。

日本国憲法には自由権が保障されていて、個人の自由です。

革製品を持とうが全身毛皮を身にまとっていても、それを動物愛護活動者がしてはいけないという法律はなく、肉を食べてはいけないという法律もありません。

だからその人に対して何かを思うのも自由ですが、その人に対して行動を制限させるような権限はこちらにはありませんね。

 

私自身、肉を食べていますしそれに対して動物愛護活動者と揉めたこともあります。

「あなたは活動者失格です」ってね。

そういう極端な人がいるからこの業界の人とはあまり付き合いたくないわけですが、人がどうこうよりも自分がどう生きていきたいという方が大事では?

毛皮を身につける人が気に食わなければその人に支援しない、それだけのことです。

 

 

私自身、全然完璧ではないし、完ぺきを求めるとしんどいし、牛皮の製品を使うことが悪いとまでは思わないし、昔買った大事な財布や鞄が牛皮だからといって捨てるほうがおかしな話だと思っていますので、この議論にそもそも意味もない個人で判断すべきことですよね。

 

 

動物愛護活動者が気をつけること。

 

とはいえ、動物愛護活動=人間力が試されます。

口だけでないか、見られています。

人は言っている言葉よりもやっている行動に反応します。

毛皮がどうしてもどうしても好きで好きでたまらなくて、毎日身に着けておかないと気が狂いそうですというくらい毛皮が好きならばそうすればいいですが、個人的に評価を落とすようなことはもったいないなと思っています。

なので私は毛皮製品、革製品を買うこともなくなりました。

昔買った革靴や財布はわざわざ捨てることもないのでまだ使っていますが次の財布は金が無いからええもん買えませんわ(泣)

 

毛皮の残酷な裏側についてはこちらの記事に書きました。

知らなくて身につけている人には読んでもらいたいです。

 

毛皮のコートを着ないことは動物愛護につながるか。毛皮のつくり方を知ってみると…

 

 

矛盾しているのか、していないのかも各自決めてください。

ただし、知らなければ勝手に加担していることになります。

ちょっと前まで(今もまだまだ多数派ですが)ペットショップでペットを買うことが当たり前という時代がありました。

私もその一人で、犬をペットショップで買いました。

選択を変えたのは事実を知ったから。

事実を知るのは昔のようにテレビや新聞でしか情報が取れなかった時代ではなくなり、いつでもどこでも指一本で知りたいことを知れます。

こうしてほしい、ああしてほしい、というのは私のエゴなのであまり書きたくはありませんが、知ってほしいというのはお伝えしたいです。

行動を変えるきっかけを生むかもしれません。

 

 

無駄に評価を落とすのはやめよう

 

仕事もそうですが、やはり見られるのは人となり。

動物愛護活動は皆様からの支援があって成り立つものです。

全員から好かれるのはマザー・テレサでも無理です。

全員に好かれる努力をすると自分を見失うのでしないでいいと思います。

けれど、無駄に嫌われない行動を一つずつ潰していくことは簡単です。

毛皮、ワニ革などの製品を身に着けないというのもその一つですよね。

 

 

少数の動物愛護活動者の行動が世間の評価を決めることもあります。

最近でいうと海外で環境活動家が芸術品にペンキを塗ったり車の進路を妨害するパフォーマンスをしていますね。

 

環境活動家の問題行動で芸術品に被害が

 

日本でヴィーガンの人が聞きたくもない人に主張をしていますね。

 

通学路で勝手にパネル展示をするヴィーガンの迷惑行為

 

誰が見ても不快なことをする人が目立ってしまうとその業界全体が痛い業界だと思われます。

私自身、環境活動家と名乗る人はかなり敬遠してます。

 

 

身なりを整えることは大事。

人は見た目が9割という本が流行りましたが、動物愛護活動もシャキッとした身なりでスマートにやっていきたいものです。

現実は草むらをかき分けて捕獲器を設置したり、猫に飛びつかれてTシャツに穴が空いたりと全然しゃきっとできませんが(泣)

身なりを整えるにしても動物福祉のことを考えているなと思われたら、やっぱり応援してくれる人は増えます。

矛盾なのかどうなのか、どうでもいいことなのですが応援されやすい環境を整えていくことが大事ですね。

 

 

身なりといえば、最強のエシカルはやはり古着。

皆様の古着を集めて買取査定をしてもらい、その金額を動物愛護活動に使うという結構斬新な企画をしています。

あるもので資金が作れる、そして良い循環も作れるということで好評です。

たくさんの方に参加してもらいたいのでぜひぜひ!

 

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スマホでポチポチポイ活、古着買取、ヴィーガン食品やペットフードの買い物で支援など皆様にしてもらいたいことをまとめています。
参加しやすいものにぜひ協力してください!

 

猫スペースきぶん屋が皆様に協力していただきたいこと一覧

この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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