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鳥インフルエンザが発生したらなぜ全ての鶏が殺処分になるのか。誰がどうやって殺処分する?

鳥インフルエンザで殺処分

 

鳥インフルエンザの流行によって過去最高の1700万羽を殺処分した日本。

国内の卵を生む鶏は1億羽強と言われていますが、1~2割の鶏がインフルエンザに感染して亡くなったわけではなく大半が殺処分されてしまったわけです。

なぜ鶏舎で一羽でも感染が確認されたら全羽殺処分になるのか。

誰がどうやって殺処分するのか。

改善方法はないのか?

調べてみました。

 

 

なぜすべての鶏を殺処分するのか

 

東北ファーム鳥インフルエンザ発生で全羽殺処分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230314-OYT1T50179/ より引用

 

国内で最大の殺処分の規模となった青森県の東北ファーム。

その数なんと139万羽。

天文学的数字で想像もできません。

 

 

コロナ騒動で勉強になりましたが、必ずウィルスは存在していてどこにいるのか目に見えないから厄介です。

そして、どこかしら体に付着していると思われます。

PCR検査で鼻に検査キットをツッコんで調べる方法をして陽性になったところで無症状なのはただただウィルスが付着しているだけであり感染ではないです。

なぜかテレビでは陽性と感染を分けずに報道したのも今回の騒ぎが長引いた原因の一つだとも思われます。

 

 

話を鶏に戻しますが、鳥インフルエンザも野鳥やネズミなど、そして従業員が運んできていつどこで発生するか分かりません。

毎日一羽ずつPCR検査してもそれなりの確率で陽性は出るでしょうが意味がありませんし、多額の費用がかかります。

鳥インフルエンザが発生したかどうかは熱が出ていたりぐったりしていたりと症状が出てから検査して分かるのです。

感染していると判明したら今までのやり方では全羽殺処分の対象になります。

一羽感染しているとすればバタリーケージの密集した環境ではすでにほかの鶏も感染している可能性が高いですし、家畜伝染病予防法でそう決められています。

感染が広がった鶏舎からネズミや猫や人などが出入りすることによって、さらに野鳥に感染しその野鳥がほかの鶏舎の近くに行くとまたその鶏舎もと連鎖が止まらなくなるので全羽殺処分になってしまいます。

 

 

ワクチンは存在するのですが、発症を完全に防ぐ役割を持つわけでなく、発症を抑えるものであることから逆に発見が遅れるということで接種しません。

感染してしまうと早くて数時間で死亡。

10日以内で75%ほどの死亡率というなかなか恐いウィルスです。

いつか問題になるであろうと言われている鳥インフルエンザの変異型が人間に感染するようになると誰も免疫を持っていないので日本で流行した場合、致死率は50%と予測されていて64万人の死者が出るという予測と、最悪の場合は日本で最大200万人の死者が出る可能性があるという数字としてはものすごく恐ろしいものです。

卵が食べられないというレベルの騒動ではなくなりますね。

 

 

改善案

 

しかしながら、2023年のように大量の殺処分により卵の流通がうまくいかずに価格が高騰した結果、今後も同じやり方をしていては感染が流行した年の卵が安定しないということで殺処分の対象を見直すことに。

今までは1業者の鶏が感染したらその業者の全ての鶏が殺処分(鶏舎の距離が離れていない場合)となっていましたが、今後は鶏舎ごとに従業員、車、道具の担当を分けて独立した管理にすることにより、殺処分はその鶏舎のみ対象という分割管理の方法に。

読売新聞から引用させてもらいますと、

 

 分割管理では、規模の大きい農場を複数の鶏舎群(ブロック)に分け、それぞれで作業する人員や車両、機材、卵の選別・包装施設(GPセンター)などを別個に備える。ブロック間をフェンスでも区切るなどして、“ヒトとモノ”の行き来を原則なくす。

 どうしても往来が避けられない箇所では、消毒ゲートを設けるなどして防疫を徹底する。これにより、農場内でのウイルスの広がりを防ぎ、発生時の殺処分は感染した鶏と同じブロック内に限定できる。

 

このやり方にすることで、一つのブロックで鳥インフルエンザが発生しても殺処分は40万羽で済むと書かれていましたが、それでも多すぎ。

もっと分散する方法はないものでしょうか。

 

 

ちなみにこちらの東北ファームさん、ものすごく感染対策を強化していたそうですがそれでも発生してしまったとのことです。

ウィンドレス鶏舎が多く、ネズミなど小動物が一切入ってこれないような環境で一体どこから感染したのか。

そして年々感染しやすくなっていて、ヨーロッパでは元々は季節性のものでしたが1年中鳥インフルエンザが確認されているようです。

感染は出るものとしてこれから対策していかないといけないウィルスになってしまったのかもしれません。

ウィンドレス鶏舎は個人的に環境がかわいそうすぎるのでウィルス感染を防ぐためにウィンドレス鶏舎を増やすという対策は取ってほしくないのですが、多少卵の値段が上がっても感染したときに殺処分を最小限に抑えることと、飼育環境の両立を目指してほしいものです。

 

 

どうやって殺処分するのか

 

数日の間に139万羽の鶏を殺処分しなければならない。

犬猫の殺処分が年間で多い時で30万匹とか50万匹とかそんなとんでもない数でしたが鶏は短期間で1700万羽。

桁違いの数字です。

 

 

農林水産省のホームページによると

 

殺処分は、原則として鶏舎内で実施し、脊髄断絶、炭酸ガス等により行い ます。 死体の焼却、埋却または消毒は原則として発生場所に隣接した場所において実施します。

 

とのことです。

殺処分費用やその後の再建では鶏の評価額の全額を手当金として支払う金額は国が負担です。

おそらく鳥インフルエンザ発生時の保険もあるでしょうが、それでも養鶏農家さんにとっては大変です。

 

 

殺処分は自衛隊の協力の下でやることも。

その自衛隊員さんの精神的な苦痛も大変なものです。

鳴き声が脳裏から離れないというような壮絶な現場。

炭酸ガスで死にきれずに生きたまま償却される鶏もいるほど。

鳥インフルエンザの発生は誰にとっても苦しいものでなんとか発生を最小限に抑えていくことに国も鶏卵農家も一丸となって取り組んでもらいたいです。

鳥インフルエンザが発症するのも鶏自身の免疫力にも左右されます。

飼育環境の良い場所で健康的に育つ鶏の卵を選ぶという消費者の行動も一つの大きなキーワードです。

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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