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保護猫がゴロゴロ言わなくなったら心配?原因は?

保護猫がゴロゴロ言わないのはなぜ?

 

保護した直後の猫がゴロゴロ言うくらい懐いていることは少ないですが、懐くと爆音のゴロゴロが聞けます。

子猫の時に保護した方なら特に分かると思うのですが、子猫の時は目が合うとゴロゴロ喉を鳴らしてごきげんだったのに、ちょっと成長したらゴロゴロ言わなくなってしまった。

寂しい、もう一度聞きたい。

そんな時に読んでほしい原因とゴロゴロ言うコツと。

 

 

なぜゴロゴロ言わなくなった?

 

子猫時代は簡単におもちゃで遊ぶし、甘えてきて撫でてやるとゴロゴロ喉を鳴らしていたのに。

今は飼い主が遊ばれているのか分からないくらいおもちゃで遊ぶにしてもテクニックが必要だし、撫でても全くゴロゴロ言わない。

おいおい、どうしたのだ。

心配になるじゃないか。

と思われるかもしれませんが、猫を飼っている人にとってはあるあるなことなのです。

さみしくもあり、猫らしく育っている証拠でもあり、個々の性格で大きく変わってくるので一概に言えませんが、もしかしたら理由が分かれば再びゴロゴロ言うかもしれません。

 

 

そもそもなぜゴロゴロ喉を鳴らすのか。

母猫を思い出してゴロゴロ甘えてフミフミしてきたり、喜んでいる時にする行動です。

嬉しいという感情が出ている証拠です。

また眠たくなって寝落ちする前にゴロゴロと喉を鳴らす猫も多いです。

甘えてきて撫でてやっているとゴロゴロと喉を鳴らしながらいつの間にか寝てしまっている猫の姿に癒やされた経験のある人も多いのでは!?

 

 

では、喉を鳴らしていないということは喜んでいないのか?

ということで、考えられる原因を挙げていきます。

 

 

①成長したから

 

先程も書きましたが、子猫時代はなでていると爆音でゴロゴロと喉を鳴らす猫が多いです。

しかし、ある程度成長すると子猫時代の名残を忘れてしまう猫もいます。

私の店の13匹の猫は半分くらいはゴロゴロ言わないです。

昔は喉を鳴らしてくれていたのに(泣)

かといって、甘えてこないわけでもなくなでると喜んでスリスリしてきたりもするので喜び方の表現方法が変わっただけな気もしています。

 

 

②撫でてほしくない場所やタイミングだから

 

子猫の時はどこをヨシヨシしてもゴロゴロ言っていたのに大人猫になれば撫でられると嬉しいポイントが猫によって変わってきます。

好きなポイントならば必死に撫でているとゴロゴロ鳴らし始める猫もいます笑

まさに猫様と下僕の関係。

どこが嬉しいのか、よく観察して猫様を撫でましょう。

うちの子がなでると嬉しいポイントが多いのは、首の横、尻尾の付け根、頭のてっぺんの順で多いです。

撫でるほうが好きなのか、リズムよく叩かれるのが好きなのか、それも猫によって好みが分かれます。

 

 

また、好きなポイントでも今は撫でないでくれよというタイミングもあります。

それも猫によってタイミングが違いますし、犬のように起きている間は一日中べったり甘えてくる猫もいれば、一日一回だけ甘えたい時間がある猫もいます。

そういうのをお互い理解していくことで猫との距離感が分かってきます。

 

 

③去勢不妊手術をしたから

 

家で初めて保護した猫のジジとタマ。

生後3ヶ月位の時に保護しました。

その時は例に漏れずおもちゃを振り回すと大はしゃぎするし、なでると爆音でゴロゴロと言いました。

しかし、不妊去勢手術をしてから大人しくなり、ゴロゴロも減りました。

理由ははっきりしていませんが、この傾向は結構多くの猫に共通するようで、手術をすることで猫の闘争本能的なものが弱まるからかもしれませんね。

 

 

④嫌われているから

 

懐いていない猫に関しては全くゴロゴロ喉を鳴らすことはありません。

むしろパンチが飛んできたりシャーと威嚇されたりします。

その状態から信頼関係を構築し、初めてゴロゴロと喉を鳴らす瞬間は、もうこの猫に一生を捧げるという嬉しさでいっぱいになります。

野良歴が長い猫ほど手強いですが、外にいる猫でも一生懸命通ってごはんをあげているとたまに懐いて触らせてくれるようになる猫もいます。

ただし、それをする場合は保護前提でしないと他の人間にも馴れるようになって警戒心を持たなくなると虐待される可能性があるので気をつけましょう。

 

 

⑤病気だから

 

猫は体調が悪いのを隠す生き物で、全然元気がないなと思うようになったらすでに手遅れの状態であることもあります。

元気がない時は撫でてもゴロゴロ言わなくなることが多いです。

いつも元気な時は甘えてゴロゴロと喉を鳴らす猫が撫でてもリアクションが薄い時は注意深く観察しましょう。

トイレでの尿と便の状態、体温がいつもよりも高くないか、もしくは低くないか、顔に覇気があるかなどなにか違和感を覚えたら病院に連れて行くことを検討しましょう。

リアクションが薄くて元気がなさそうな時は病院でまず体温を測って平熱であれば血液検査を検討してどこが悪いのか具体的にデータで診断したほうがいい場合もあります。

 

 

再びゴロゴロ言うようになった猫も

 

私は10年前まで猫と一緒に生活をしたことがなかったので、どんな一生を過ごすのか知らなかったです。

若い時は激しい性格だった猫が段々と丸くなっていく過程を見たり、シニア猫になるとシニアの魅力が出てくるものです。

 

 

そんな猫の中で、初めて保護したジジとタマ。

タマは機嫌の良い時は子猫の時から今までゴロゴロ言う猫だったのですが、ジジは子猫の時期が終わってからほぼ言わず。(だけど甘えん坊です)

10歳を超えた今でも筋肉ムキムキで元気いっぱいなのですが性格は穏やかになって甘えん坊が戻ってきました。

いつも父親の部屋で過ごしていたのに、今年になってから私の部屋が好きになり、朝7時になると私を起こしに来てそのままベッドを占領されます。

そのベッドの取り合いと起きるか起きないかのせめぎ合いの時間が朝の幸せでもあるのですが、起こし方は甘えてきて撫でているとゴロゴロ喉を鳴らすという朝から癒やしの時間を提供してくれます。

 

 

あと、うちの店の猫の中には全くゴロゴロ言っていなかった猫が顔をうずめてみたら実は小さな声でゴロゴロ言っていたり。

小さな音過ぎて聞き取れないだけの場合もあったり、ゴロゴロ言わないと心を許してくれていないというわけでもないのであまり悩まず。

だがしかし、あの音は人間にもいやし効果があるようで、できれば聞きたいですよね笑

シャイな猫も甘えん坊な猫も凶暴な猫も、どんな猫でもかわいいですが。

今は聞こえなくても歳を取って性格が変わる猫もいますので気長に待ってみてください\(^o^)/

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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