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怪しい動物愛護団体の見分け方3選。こんな投稿しているところは要注意

怪しい動物愛護団体の見分け方3選

 

「犬や猫のために何かをしたいけれどどんな団体に支援したらいいのか分からない」そう悩んでいませんか?

または、「以前寄付金詐欺にあったため、慎重に支援先を選びたい」そう考えていませんか?

近年特に注目を浴びるようになった犬や猫の殺処分において、動物愛護団体の取り組みが殺処分を減らす重要な活動になっている一方で自身の肥やしのために動物をネタにしてお金を集めるところも。

ある程度見極めることはできます。

 

 

そこで、今回はどんな団体に支援をしたらいいのかの選び方のコツについて書いていきます。

この視点は、私自身が動物愛護団体とお付き合いしてきた中で実際に会って話していることとSNSの投稿で感じる違和感を元にこういう傾向のSNSの使い方をしている団体を避けるという注意点を書きます。

怪しい動物愛護団体には法則性があります。

この記事では3つの見極め方を解説していきます。

支援されるべき動物愛護団体に支援が行き届き、活動を継続してもらえることが殺処分の減少に繋がります。

是非参考にしてください。

 

 

1,法人格について

 

動物愛護団体もしくは個人として活動している方は

 

1,個人

2,任意団体(サークルのようなイメージ)

3,一般社団法人

4,特定非営利活動法人

5,株式会社など一般的な会社

 

に大きく分けられます。

このうち、一年間のお金の使い方の公開を義務付けられているのがが特定非営利活動法人です。

ちなみに私が運営しているのは特定非営利活動法人です。

正直やることが多く、面倒なのですが透明性があるのでたとえお金の使い方を疑われようと公開しているのでどうぞご覧になってくださいと対応します。

とはいえ、細かいお金の使い方まで公開している特定非営利活動法人は少なく、不正をしようと思ったらなんとでもなってしまうのかもしれません。

私の運営している特定非営利活動法人は正直不正をするようなレベルの寄付金を集めていませんし、つつかれても特に何も出てこないので自信を持って公開しています。

では特定非営利活動法人だと信用があるから寄付が集まりやすいかと言うと実はそうでもなく、結局は人と人との信頼関係が一番大事です。

なので寄付が集まるだろうと安易に特定非営利活動法人を登記申請するとやることが結構多いのでおすすめしません。

 

 

特定非営利活動法人以外の場合は会計を公開する義務はありません。

ただし透明性を出すためにホームページで公開しているところもあります。

公開しないでいいので、はっきり言うとやりようはいくらでもあります。

寄付を自分の給料にして、全然たいした活動していないのに見せ方がうまくてたくさんの資金を手に入れているところがあるんですよね。

あ~、名前出してえわ!けど面倒なことになるので書きませんが。

気をつけましょう。

 

 

2,SNS投稿について

 

まず、初めに書いておきたいのがフォロワーが多い団体だから安心できるというのは間違いです。

先程も書きましたが見せ方が上手なだけで大した活動もせずに儲けている団体があります。

Xではよく炎上しているのでわかりやすいのですが、インスタグラムは不都合なコメントを全部消して信者のコメントがたくさん残っているのでみんな信じちゃうんですね。

 

 

動物愛護団体だって最初はきっちりやっていたけれど、頭数も自分の体力もキャパオーバーになってしまうとおかしなことになるんです。

週刊誌で取り上げられていた沖縄のある団体さん。

知り合いの知り合いでよく話を聞いていたのですが、めちゃくちゃ真面目な人なんです。

けれど、頑張りすぎて自分の時間が24時間では足りないくらいになってしまっていて、掃除が行き届いていないとか支援物資が外で山積みに放置されていることを報道されていましたが、気持ちはわかります。

余裕がなくなりすぎるとそういうところに出ちゃうんです。

だからといって肯定したいわけでもなく、その活動が健全な活動だとは思えません。

 

 

動物愛護法の改正で頭数制限が設けられました。

明らかに従業員の数よりも犬猫の頭数が多いなと思う団体は要注意。

もちろんそういう団体だからこそ支援が必要ではあるのですが、多頭飼育崩壊状態になっていて保護している犬猫が強烈な環境にいる場合、支援以前の問題ですよね。

SNSで頭数アピールしているところは要注意かなと。

 

 

一番避けてほしいのがお涙頂戴投稿ばかりしている人。

こんな可哀想な目にあってました的な投稿を繰り返して、同情させて寄付金を募るパターンは気をつけてください。

人間は感情の生き物で、感情が動いたときほど冷静な判断ができなくなります。

私自身、乳飲み子を拾って資金がキツイので支援をくださいと一度Facebook全盛期に投稿したことがあるのですが、2時間で30万円集まってしまいすぐに締め切りました。

多分こういうことに人は反応してしまうのだな(もちろん私の普段の活動が健全で信頼してもらっているということも大きいですが)と反省しました。

30メートルの橋から海に落ちた猫を3日間寝ずに探した、みたいな意味の分からない投稿とわざわざ猫を外で保護しているシーンを撮影している某団体のようなお涙頂戴投稿を繰り返す割に譲渡の報告があまりない団体はマジで関わるのはやめておいたほうがいいです。

 

 

3,そもそもなんですが

 

私の立場でこれを言うのもなんなのですが、近くの団体と関わるようにしましょう。

SNSのヒーローは放っておいて。

小さな個人や団体が継続することが一番健全な活動だと考えています。

大きな箱を持つ団体にはリスクがつきものです。

今年も団体の代表が亡くなったという話や災害が起きて犬猫が死んだという話を数件聞いています。

感染症が流行ったら大きなシェルターでは死活問題ですが、個人が1,2匹ずつ面倒を見ているようなやり方であればリスクは回避しやすいです。

 

 

ということで、普段から自分の地域の近くの団体に支援してほしいんです。

実際にこの目で見て確かめてほしいんです。

百聞は一見に如かず。

会うことで感じる違和感や、この人であれば信頼できるという空気感は伝わります。

 

 

私自身は、2024年の目標はこのような小さな力の継続の支援をしていきます。

具体的には個人の動物愛護活動家を2名雇うことにしました。

健全な活動をする人に支援が行き届くということを今後私が重視する指標にします。

どんな動きをしているかチェックしてほしいのでぜひ継続してご覧になってください。

 

 

そして、なにか支援したいけれどどんな方法があるのかと迷っている人にたくさんの方法をお伝えします。

古着支援やカレーを食べて応援など、ぜひ下の記事を読んでできそうなことで関わってください。

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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