ヴィーガンの人はイライラしている?栄養なのか、精神的なものなのか。
ヴィーガンの人は常にイライラしていて、言動がキツくて問題行動も目立つ。
すごく言いたいことは分かるのですが、基本的にいい人が多いです(笑)
ごく一部の過激な人が悪目立ちしているだけです、と言いたいところですが私もヴィーガンの人と話すときは結構注意しています。
何かと否定的な言葉が多いし、話していても「でも、だって」が多い人、結構いるんですよね。
なぜそうなってしまうのか。
栄養面と精神面の部分から考えていきます。
カルシウム不足?
「ヴィーガンの人がイライラしているのはカルシウム不足だからだ。牛乳を飲んでカルシウムを摂れ」なんていうヴィーガンを馬鹿にしたような言葉を発する人がいますが、牛乳から摂れるカルシウムに頼らなくても小松菜、モロヘイヤ、菜の花、チンゲン菜、大根の葉、切り干し大根、パセリなどカルシウムが豊富な野菜はたくさんあります。
そもそも栄養学的に見てもイライラの原因がカルシウム不足だけではありません。
例えばビタミンB群が不足すると、イライラし、協調性を失うと言われています。
空腹時のブドウ糖不足もイライラする原因になったり様々な原因がありますが、肉を食べられないからイライラしているヴィーガンの人もいます。
肉の味は好きだけれど動物のことを思って食べないようにした。
素晴らしい行動だと思うのですが自分がイライラして周囲に嫌なムードが漂うような我慢はヴィーガンを理解してもらうどころか逆に印象が悪いものにもなりかねません。
完全にやめる、ではなく今までより減らす、ということに価値があることで完ぺきにこなすのがしんどくてストレスが溜まるならばやり方を見直してみるのも一つです。
精神的な原因からイライラする?
先程も書いたように動物性の食べ物を食べられなくてイライラするというパターンや栄養不足でイライラするというパターンは、ヴィーガンの人の中では少数派だと思います。
ヴィーガンの生活を挫折した人はたくさん見てきましたが、継続してヴィーガン生活をしている人は動物性のものを食べられなくても全く苦にならない人が多いです。ただ、外食に行った時に食べられるものが少なかったり、何を使っているかを確認しなければならないのは少しストレスですね。
ヴィーガンの人がイライラしやすい要因は、世の中に矢印を向けているからということが多いのではないでしょうか。
私は動物性のものを食べないと決めたのに、なぜみんなは平気で食べるのか。
可愛そうだと思わないのか。
苦しい動物たちを減らそうと思わないのか。
こうやって人を変えようとする思考の人は常にイライラしていますね。
というのも、私も同じように猫の保護活動をした時に世間に矢印を向けて「なぜこんなにたくさん殺処分されているのにみんなペットショップから猫を買って保護猫には目を向けないんだ!!」と常にイライラと絶望感を抱いてました。
そういう思考に陥ったところで今日明日、急に世間が変わるわけでもないですし、やれることをコツコツと積み重ねていくしかないんだなと思ってとにかく自分のすべきことに目を向けたらイライラしなくなりました。
そんな悠長なことを言ってられない!
ヴィーガンの人がこの記事を見たらこう言ってきそうですが、その気持もものすごく分かります。
「このままだと地球温暖化を食い止められない!」とか、「一日も早く動物を開放したい!」とか。
悠長なことを言っている間にこの瞬間もたくさんの動物の命が犠牲になっています。
その現実を人に伝えたい気持ちも痛いほど分かるのですが、焦って伝えても伝わらない。
とにかく自分に矢印を。
楽しそうにやっていれば、周囲が段々とヴィーガンのことに興味を持ちます。
友達も少しずつお肉を減らしたいと思うかもしれません。
変えようと思わずに自分が変わる。
善きことはカタツムリの速度で動く(マハトマ・ガンジー)
世の中がガラリと変わるその瞬間まで、自分にやれることをやり続けていくことが大事ですね。
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