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一人暮らしの男性は保護猫を譲渡してもらえない?その理由と対処法

保護猫を飼いたいので動物愛護団体に問い合わせたら断られました。

理由は一人暮らしの男性は会の規定で譲渡条件から外れているとのことで。

そういう話はよくあります。

私自身、結婚していないので保護猫活動をしていますが多分一般的な動物愛護団体から里親希望のお願いをしたところで保護猫飼えないじゃんか(笑)

 

なぜ譲渡条件から外れているのかと、動物愛護団体から譲り受けるための準備と。

 

 

男性は虐待が多い?

 

そもそも男性、女性、ペットの虐待の事件にどれだけ違いがあるのか。

環境省の調べによると僅かに男性の虐待件数が多いようですが、かといって男性は安心できない、女性は安心というわけでもないですよね。

そして、虐待する確率って全体から見たらものすごい低いわけです。

もちろん、譲渡先でとんでもないことにあってしまったため、トラウマになってしまって男性には譲渡できないという経験を持ってしまった動物愛護活動者もいらっしゃるので慎重になったりそもそも男性に譲ること事態が怖くなってしまうことも。

 

 

根本は虐待ではなく女性一人での自宅訪問が危険だからという活動者もいます。

虐待を防ぐ意味でも私の場合は必ず家までお届けしますし、事前のチェックもします。

基本的に動物愛護活動者の多くが同じように家まで届けに行きます。

私自身、今まで何件のお家にお邪魔したのか数え切れないくらい。

もし自分が女性で男性の部屋に1人で行くのは自分が歳を取っていてもこわいかもしれません。

そして、活動者の大半は個人で動いている女性です。

単身の男性の家に行く場合、女性は抵抗ありますよね。

それもあって、お断りになるのかなという意味合いもあります。

 

 

男性女性に限らず一人暮らしの方が断られるのは

・留守の時間が長く、猫が寂しがるから

・緊急時に動物病院に行ける人がいなければ猫が死んでしまう可能性があるから

 

という理由が多いです。

私はひとり暮らしの方でも譲渡したことが数件ありますが、準備してもらったことを挙げますね。

 

 

一人暮らしでも安心できるように

 

まず、猫が寂しがるという問題。

勤務時間は必ずチェックします。

一般的な働き方は、9時~17時でプラスα残業や通勤時間を合わせて10~11時間位家を開ける人が多いでしょう。

11時間家を開けるとして、13時間一緒に過ごす。

そのくらいなら結構一緒にいてるのでまあいいかなと個人的には思いますが、猫の性格によりけり。

 

 

私の保護した猫に、猫が嫌いで1人で過ごしたいタイプで人に対しても一定時間甘えたら後はサッと去っていく子がいました。

多頭飼いには不向きだし、そこまでベッタリしたくもないタイプなので、一人暮らしでもあまり寂しがらないかなと思い譲渡しました。

譲渡先の女性は職場と家が近く、いつでも見に帰ることができること、近所に友達がいて何かあったら預かってくれたり家に来て面倒を見てくれることができるということで譲渡することに決めました。

 

 

こんな感じで、自分がいつ何が起きるかわからない状況で、猫が取り残されることが一番の懸念材料です。

近くに家族が住んでいたり、友人でいつでも見に来てくれるような人がいるのであればこちらとしては安心です。

 

 

緊急時の病院は?

 

一人暮らしの方に譲渡する場合、もう一つ怖いのが猫の体調不良時に対処してくれるかどうか。

特に子猫は体調が急変しやすいので、できれば体調の安定する生後4ヶ月以上くらいの猫をおすすめしています。

何かあった時に近くで対処してくれる人がいることが飼い主にとっても保護主にとっても安心できます。

 

 

友人や家族以外でも例えばペットシッターに依頼して信頼できる人を事前に見つけておいたり、動物病院まで連れて行ってくれて診断結果や薬の受け取りもしてくれるペットタクシーを先に見つけておいたりすると安心できます。

こういうサービスを有料でアフターケアとして動物愛護団体がして、活動費を捻出していくのも一人暮らしの方に譲渡しやすくなるかもと思い付きで書いてみます。

 

 

結局は関係性

 

一人暮らしの方に譲渡するのは確かに私も不安要素が一般的な家庭よりも多いと思っています。

しかし、一般的な家庭でも子供がいて無茶な扱いをしたり、うっかり子供がドアを開けっ放しにして脱走したりと同じように不安要素があります。

本当にこの人を信用できるのか。

私達が大切に育ててきた猫を安心して譲渡できるのか。

これが全てです。

 

 

一人暮らしの方に譲渡したことがある私ですが、人からの紹介が多かったです。

あまり単身者が1人で譲渡会に来て申し込むということが今までなかったのは、譲渡の対象条件ではないと思いこむ人が多いからだったかもしれませんね。

正直、どんなご家庭に譲渡する時も知り合いの紹介があると安心できます。

信頼があるから紹介されるわけで、ヤバい人なら知り合いが私に紹介してくることはあまりないでしょうから。

 

 

今はお断りされていても、継続的にその動物愛護団体と関係を保ち、自分のできることをやっていくということも大事ですね。

面倒くさいからペットショップから買いましたというお声も多いですが、答えを急がずに準備できることから始めていきましょう。

 

 

あと、動物愛護団体でも条件が厳しすぎるところもあります。

持ち家じゃないと無理、年収〇〇万円以上じゃないと無理、小学生がいたら無理、などなど。

いろんな団体がいるので1件問い合わせて断られても考え方が違っただけかもしれませんしね。

譲渡先の動物愛護団体もややこしい人が多い業界なので、本当に保護した猫の面倒をしっかり見ているのか、今後も付き合っていられるかなど、譲り受ける側も審査しましょう。

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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