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保護猫の子猫が夜泣きするのはいつまでか。早く環境に慣れさせるコツ。

保護猫の子猫が夜泣きするのはいつまでか。

 

子猫を保護した、もしくは保護猫を譲り受けたけれど全く泣き止む気配がない。

それは実は保護猫だからではなくペットショップで購入した猫も同じく夜泣きはするもので、それを覚悟で引き受けないと大変なことになります。

子猫が早く夜泣きを止めるコツをお伝えします。

 

 

どうして泣くのか

 

子猫だろうが大人猫だろうが新しい家に来た猫は泣きます。

特に夜電気を消して寝ようかというタイミングでニャーニャー言い始めて飼い主が寝れなくて困るパターンが多いです。

なぜ泣くのか。

答えは不安だからということが可能性として高いです。

次に寂しいから。

お腹が減っているから泣くとかは家に慣れてからのことです。

 

 

環境に馴染むまでには個体差がありますが、その家が安心できると認識して、居心地の良い場所を見つけてそこで寝るようになれば自然に夜泣きはなくなります。

環境に馴染むまでどのくらいかかるか。

それは性格と月齢によります。

環境として整えてあげたいのが隠れるような穴の空いた段ボールやクッションなどで隠れ場所をつくってあげることと、部屋を薄暗くしてしばらく人間の気配を感じさせないように構わないことです。

 

 

先日、乳飲子を保護しました。

生後14日くらいでしょうか。

そんな小さな猫でもシャーシャー威嚇してきました。

一回だけだったので撮影できませんでしたが、初日はかなり警戒していてミルクをあまり飲まず明日まで生きてくれるのかと心配でしたが次の日からは自分からごくごく飲むようになり1日15グラムずつ増えているので安心。

どんな月齢でも最初は恐いし多分目の見えていない乳飲み子でも環境の変化は感じ取っています。

本来は母親のそばが一番落ち着く環境ですが、それに近づけるように安心感を与えてやれるように見守ってあげてください。

子供の大きい声やどんどんという足音などはびっくりしてしまうので慣れていないのに子供に触れ合わせるのはねこにとってもストレスで避けてあげましょう。

 

 

いつ環境に馴染むのか

 

年齢が若いほどその環境に馴染むのが早いです。

生後1ヶ月の間に猫が人間に触れ合う経験をしているかどうかでも変わってきますが、人間のことを全く警戒していない子猫は1時間くらいしたらもうその場に馴染んでいるように見えてほとんど夜泣きしません。

 

 

2023年に保護した子猫は最初からシャーシャーいうような子が少なかったのでトライアルに連れて行くとほぼその日のうちに飼い主さんに心を開いて膝の上で寝たり、トライアル先の家に連れて行ってすぐにご飯を食べてうんちして寝たりと、人馴れしている子猫は環境とフードの変化で下痢があるくらいで他はあまり心配していません。

 

 

保護した時にシャーシャーがしばらく続いた子猫は環境に馴染むのに少し時間がかかります。

そういう子猫はトライアル先で一旦ケージを用意してもらってびびって逃げないようになるまでケージの中で育ててもらっています。

びびりの子猫をいきなり部屋で放し飼いにするとパニックになって壁をよじ登ったり網戸を破ったりする可能性があるので事前にトライアル前に準備してもらっています。

 

 

2022年に保護した子猫は少し警戒心が強い子がいました。

1週間くらいでパンチしてこなくなりシャーシャーもなくなり、私には甘えてくれましたがトライアル先ではやはり飼い主さんは最初はなかなか触れずでした。

 

 

 
 
 
 
 
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けれど、先住猫と仲良くなり安心したのかその後は飼い主さんを見ても逃げることもなくなり夜泣きがなくなりました。

 

 

早く環境に馴染むコツ

 

警戒心によって夜泣きするかどうか保護活動で経験を積んできた人なら大体分かります。

事前にそういう話があると思いますが、ベタベタに人馴れしている子猫が夜泣きが続く場合は寂しい可能歳が高いので一緒に寝たり2匹目を検討したほうがいいかもしれません。

寝る前におもちゃで遊んであげると疲れて夜泣きよりも先に寝てしまう可能性があります。

 

 

少し警戒心がある子猫を譲り受けるときはケージと大きな布を用意し、ケージ全体を覆って外を見えないようにすると落ち着きます。

あとは、自分から寄ってこなくてもちゅーるでペロペロするのであれば舐めているうちにヨシヨシを繰り返すと段々警戒心が薄れてきます。

指の先にちゅーるをつけて直接舐めることができたらほぼ警戒心が解けて甘えてくるまでもう一歩というような心の状態です。

 

 

ガチの野良生活の子猫を保護したときは夜泣き必須です。

こういうシチュエーションは保護団体ならよく経験することですが、一般の人は初めてだと拾ってこなければよかったと後悔してしまうかもしれません。

母猫とはぐれて寂しいのと知らない場所に連れてこられた不安とで心が苦しくなっています。

一度ぐっすり寝させれば落ち着いてくるので時間が解決してくれます。

居心地の良い寝場所とごはんを準備してあとは人間が嬉しくてテンションが上がってしまってついついかまいたくなるかもしれませんが猫としては構ってほしくない時期なのでしばらく見守ってください。

 

 

とにかくこの人は安心できると思われることが大事で、夜泣きしたから驚かせて泣き止まそうとしたり叩いて怒ったりすると逆効果ですので絶対にやめてください。

まずは1週間我慢です。

寝られないくらいうるさいときは別室で寝たり耳栓をして対策をしましょう。

猫を飼うということは最初は夜泣きするものだと覚悟しておいた方がいいです。

 

 

人間に慣れてないから泣いているのか、新しい環境で寂しいから泣いているのか、いろいろ理由はありますがとにかく信頼関係を築くことが一番の近道です。

しかし、あっという間に信頼関係ができる魔法のような方法はなくとにかく愛情を注ぐことですね。

生後3ヶ月以内の子であればそれなりに早く環境に馴染み、必ず夜泣きは落ち着きます。

飼い主さんも不安になる時期になってこの記事に辿り着いたかもしれませんが、焦って色々しすぎないようにどっしりと見守ってあげてください。

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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