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保護猫は2匹同時にトライアルした方がいい?うまく仲良くなれるパターンと気をつけたい組み合わせ

保護猫は2匹同時にトライアルした方がいい?

 

私は猫の譲渡会の主催をしていますが、2匹一緒に飼いたいという方や、1匹家にいるのでもう1匹迎えたいという人が参加者の半分くらいを占めます。

2匹同時に飼えるかはその子たちの相性次第。

スタートで失敗しないために。

 

 

間違いない2匹飼い

 

私は10年間、猫の保護活動をしていますが2匹で保護された兄弟猫の場合、2匹一緒に引き取ってくれる人が現れるまで粘ります。

結果的にすぐに希望者が手を挙げてくださるので2匹一緒という条件にこだわっていない時に比べて年間の譲渡数はその分増えています。

 

 

兄弟で飼うメリットは間違いなく仲良しなのと、兄弟で飼うという選択は里親募集している期間の一度きりしかなく、2匹飼いを考えていなかった方に提案して最終的に2匹で飼うと決断された里親さんに話を聞くとあの時2匹で引き取って本当に良かったと皆さん言います。

兄弟ならではの特別な絆があり、それを見ている人間もとっても癒されます。

 

 

もちろん住居の条件で1匹しか飼えない場合もあるので2匹で飼えないこともあるのでみんながみんな二匹を飼うことは無理ですが、飼える場合はぜひ検討してもらいたいのです。

兄弟で飼えるというのはペットショップではなかなかできず保護猫ならではの魅力でもあります。

 

 

保護猫を2匹同時に飼う場合

 

相性が悪ければ猫の2匹飼いは難しくなります。

完全に別室に分けて、触れあわないようにしないと喧嘩して怪我をするくらいの険悪な中だと大変です。

そうならないために、組み合わせを間違わないこととトライアル期間でしっかり様子を見ることの2点を気をつけてください。

 

 

パターン1  兄弟ではない子猫同士で2匹飼い場合

 

こちらは基本的に同じ時期に生まれた猫同士にしておいた方がじゃれあいの時に力加減ができない大きい方の猫が怪我をさせてしまう場合もあります。

子猫同士で受け入れる時は環境に慣れるのが早いので大体兄弟と同じようにいつまでも仲良くしてくれるパターンがほとんどです。

 

 

オスメスなのか、オス同士、メス同士、どれがいいのかというのはあまり気にしなくても大丈夫です。

同性でも仲が悪い子もいれば、異性でずっとべったりなパターンもあり性別よりも相性ですね。

 

 

元々同じ施設で育てられてて一緒にいたのならばすぐに同じ部屋で育てて大丈夫です。

全く別の環境で育った場合は少しの間接触するときはケージ越しなどいきなり直接触れ合わないようにしましょう。

最初に驚いて喧嘩してしまうと仲が悪くなることがあります。

 

 

パターン2  先住猫と子猫の保護猫の場合

 

こちらも大抵はうまくいきます。

最初の1週間と1ヶ月を乗り越えさえすれば大体は仲良く寝ています。

 

 

2匹目を迎え入れると最初は先住猫がストレスを感じていつもの場所にいなくて隠れてしまったり、体調を崩してしまうことや餌を食べなくなってしまうこともあります。

猫は環境の変化に弱い生き物でどちらかというと成猫の方が子猫を迎え入れた時にストレスを感じやすいです。

 

 

そんな感じで1週間は成猫が子猫を受け入れてくれないかもしれません。

しかし、これも大抵の場合は時間が解決してくれます。

対面はケージ越しからスタートして、人が見ていない時は必ず別部屋で育てつつ先住猫が威嚇しなくなってきたら段々と一緒にいる時間を増やしましょう。

 

 

1ヶ月もすれば兄弟のように仲良く一緒に寝たり毛づくろいしたりする姿が見られることが多いです。

しかし100%ではなくあくまでも猫たちの相性によります。

もしどうしても仲が悪ければトライアルを断念するのもありです。

仲が悪い同士で暮らすのはなかなか人間も気を遣ってストレスになります。

 

 

パターン3 大人猫を同時に2匹迎え入れる場合

 

このパターンが一番注意が必要です。

仲良くなるかどうかは運次第です。

大人と子猫の場合はうまく上下関係ができて大人猫も手加減して遊んでくれます。

しかし、大人猫同士だと喧嘩したら手加減なしです。

流血するまで喧嘩することもあります。

 

 

とはいえ、うちの13匹の猫が大人猫を迎え入れて喧嘩することはあまりなく、仲良く接してくれる猫や威嚇する猫も皆それぞれ役割を果たしてくれています。

受け入れた猫が喧嘩することは滅多にないのですがケージやトイレの隅に隠れてしばらく出てこないことが多いです。

普通に触れるようになるまで1ヶ月くらいかかることが多いです。

 

 

もし最初の対面でお互いが威嚇し合うのならばかなり要注意です。

そんな状態で飼い主が仲良くなってほしい一心で近づけると大喧嘩が勃発して一生仲良くならないこともありますし、猫の本気のケンカは止めるのも怪我覚悟です。

 

 

大人猫を2匹同時に受け入れたいと思ったら、動物愛護団体に問い合わせてその施設で仲良くしている大人猫2匹を引き取ることが一番手堅いでしょう。

全く知らない同士の猫を2匹同時はかなりリスクがあります。

また、外で拾ってきた大人の保護猫もいきなり対面させずに動物病院で検便やエイズ白血病の検査やノミダニ寄生虫の駆虫などやることやって隔離期間2週間くらいを目処にして徐々にケージ越しに触れ合うようにしましょう。

 

 

まとめ

 

猫同士が仲が良いと多島飼育はおすすめです。

猫が長生きするというデータもあり仲の良いもの同士が一緒に暮らすのはメリットがとても多いです。

しかし、相性が悪いと本当に大変で家の中のムードがピリピリするのでトライアルの段階で相性が悪いと判断したらそれは動物愛護団体にとってもその子を無理に育てるよりも他の環境の方が幸せになるだろうと納得できるので遠慮なく言った方が良いです。

 

 

仲が良くなるまで焦らず見守りましょう。

いきなり距離を縮めようとせずケージ越しからゆっくりと。

そのうち威嚇しなくなり、気付いたら仲良くなってます。

そしてその姿に最高に癒されます。

相性の良い猫を探して素敵な猫ライフを送ってください。

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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