保護猫を飼いたいけれど後見人がいない場合はどうすればいい?諦めるのは早いかもしれません
保護猫を飼おうとして問い合わせたら一人暮らしはダメだとか、高齢者はダメだとか色々条件があります。
私の場合、高齢者でも後見人がいる場合は検討しますがいない場合はどうすればいい?
他にも方法はあります。
断られたからといってペットショップで買わないで
保護猫を飼いたかったけれど、高齢だという条件で断られたのでペットショップから買いましたという話を時々聞きます。
高齢にも色々あるのですが、私は一度あったのですが80歳の方が譲渡会に来られて、後見人がいないけれど猫を飼いたいと言われました。
口が悪いですが正直に言います。
自分の寿命は考えたことはありますか?
猫は20年生きますが最後まで飼える自信がありますか?と聞きましたが、自信はあるそうです。
そんなもん、自信だけで100歳生きられるわけないので断りますが、高齢者で自分のことしか考えていない人も時々います。
自分が死んだ時に残された猫のことを全く考えてないんですよね。
子猫を飼う年齢のギリギリは他の団体でも色々定めていますが65歳までというところが多いです。
猫が平均15年生きるとすると80歳。
健康年齢を考えると正直ちょっと遅いくらいだと思います。
私の場合は60歳で後見人がいなければお断りしますが、それは子猫の場合です。
大人猫だと猫の年齢を人間の年齢の上限からマイナスして計算します。
それでも子猫が欲しいんですと言われれば本当に自分のことしか考えてない人なのでもうこれ以上何も話しませんが、こういう流れで自分の年齢も考えずにペットショップに行って買ってしまう高齢者がおり、そして案の定、年に数件は高齢者が入院して飼い主を募集するという案件があります。
残された猫も愛する飼い主や家と離れる辛さがあります。
本当に猫の幸せを考えるなら大人猫という選択をするか、親族でなくても後見人になってくれる人を見つけるか。
そこまで徹底して準備してほしいです。
一人暮らしでも後見人は必要?
一人暮らしのペット飼育に関してもお断りする団体もあれば、譲渡する団体もあります。
法律として一人暮らしの人が飼ってはいけないというものはないので自由ではあるのですが、これもやはり自分の幸せも猫の幸せもどちらも考えて慎重に決断しましょう。
やはり一番の懸念はその人に何かあった時に面倒を見てくれる人はいるのか。
いくら若くても病気になったり交通事故に遭ったりする可能性はあります。
後見人とまではいかなくても何かあった時に頼りにできる人がいるかどうかで譲渡できるかどうかも変わってきます。
近くに実家があるとか、親族でなくても頼れる人がいるだけで譲渡する側も安心感が違います。
有料の後見人制度に関して
ペット信託というサービスを行っている会社があります。
もし自分が面倒を見れない状況になった時に引き取ってもらえます。
これに関してはいろんな考え方があるので実際に利用するときはよく話を聞いて納得できたら契約しましょう。
値段もピンキリで地域によってサービスが違うので探してみましょう。
私個人の意見としては、ペット信託の会社が信用できるかどうかも正直分からないです。
一生をケージで過ごさせる施設もあるでしょうし、一部屋に何匹も猫を一緒に飼うことで元々1匹で過ごしていた猫にとってはストレスな環境になってしまうこともあります。
後見人契約をしていると安心かと言われると難しいのですが、できれば親族や親しい人で何かあった時の受け入れ先になってくれる人を確保してほしいですし、一人暮らしの場合はその人のサインもいただくようにしています。
これからのペット飼育環境の予想
日本で結婚する人が減っているという流れがあり、特に若い世代で一人暮らしでずっと過ごしていく人は増えると思います。
結婚しないけれどペットを飼うという生活をする人が増えた時に、動物愛護団体はこれまでのように一人暮らしだからダメというのも時代遅れになるかもしれません。
ベストは常に誰か家にいる環境で甘えられる相手がいることですが、そうなるとその条件に当てはまらない人はペットショップで飼うことになるでしょう。
ちなみに私も独身で結婚できる気がしないのですが、私自身が譲渡会に行って里親希望になりたいと言っても断られるのだなと思うと切ない、、、
私の場合、一人暮らしの方には2匹飼いを強くおすすめしてます。
兄弟で飼うと一生仲良く寂しがらずに過ごしてくれます。
留守の時間が長くても2匹なら1匹でいるのと比較にならない安心感があります。
そうなると後見人の話と矛盾してしまいますが、トータルで考えると私としては飼えなくなるリスクと寂しさとを天秤にかけたら2匹飼いがおすすめです。
旅行に行く時は2泊3日くらいだとご飯山盛りでトイレを増やしておけばなんとかなります。
ペットシッターを利用すればもっと安心できます。
これから一人暮らしの人にどう対応していくかも動物愛護団体の課題の一つですが、隣近所の人と繋がりを持って自分が何かあった時に残された猫がなんとかなる状況を近い距離で繋がった人たちで解決できることが一番ですね。
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