猫スペースきぶん屋 猫スペースきぶん屋

ヴィーガンの矛盾。野菜の命は食べてもいいのか、植物は殺してもいい?

ヴィーガンは動物搾取をしないけれど、植物ばかり食べるなら植物搾取をしているのではないか。

動物を食べることはかわいそうだというのならば、なぜ植物を食べることに対してかわいそうにならないのか。

種差別というけれど植物の命を軽んじる矛盾を感じないのか。

アンチヴィーガンの人がよく言う意見です。

 

この記事にたどり着いた人はどんな立場ですか?

何を知りたいですか?

ヴィーガンの人を言いくるめるための知識?

ヴィーガンの人が言い返すための言葉?

 

 

結論から言います。

どちらも意味がないと思ってます。

もっと有意義なことに時間を使いましょう。

ヴィーガンについて言い合いにならないために。

 

 

植物は痛覚を感じない

 

ヴィーガンの人の返しによく使われるのは「植物は痛覚を感じないし、子孫を残すために食べられて種を運んでもらうから食べられるために生きている」という意見。

言いたいことは2つ。

・痛覚を感じないという科学的なデータは確かにあるけれど、科学的なデータが確実に正しいとは限らない。

・子孫を残すために食べられるのかもしれないが、人工的な農業や農薬を使った野菜を食べることも色々矛盾になる。

 

 

植物がその環境を望んで生えてきて成長しているのか、人工的に植えられて成長しているのか。

この公論の行く末には下手すれば農業もバタリーケージも似たようなものだといった展開や、農作物がかわいそうだという話に。

ひとりひとり考えることは意味があると思いますが言い争いをすることに意味ありますか?

人も哺乳類も爬虫類も鳥類も魚類も生き物は食べて生きるもの。

野生動物は肉を食べるといった話にもなりやすいですが、それに正解を求めること自体がナンセンス。

個人的な考えは人それぞれ勝手にしろ、なんです。

かわいそうだと思うならば食べなければいいし、おいしいと思うなら食べたらいい。

 

 

ただし、食べるにしてもその飼育環境を知ってほしいというのが個人的な希望です。

「畜産動物だから食べられるのが運命なんだ、飼育環境なんてどうでもいい」という考えも確かに一意見だし、これも価値観を尊重します。

しかし、時代は少しずつ変わりつつあります。

畜産動物にも5つの自由を奪われない権利を。

 

鶏のバタリーケージ

 

一歩も動けないバタリーケージに一生入れられるこんな環境が当たり前ではないように。

あと数十年したら当たり前の話になっていると思いますが、今はそれの変化の潮目です。

 

 

もっと未来には植物の権利も考えられるようになっているかもしれませんね。

密集させて作物を作らないとか。

人口が増え続ける地球でそんなことは言う余裕もないかもしれませんが、人口が減ってきた何百年か後にでも話し合いがされているかもしれません。

 

 

かわいそうという価値観

 

ヴィーガンは動物搾取をしないという思想があり、その根っこには動物がかわいそうだという思いがあります。

かわいそうという言葉は抽象的で具体性にかけるし人それぞれ全然価値観が違います。

だからヴィーガンについて言い争いが起こりますが、もし世界で動物がかわいそうとはどういうことか、具体的に決められたらまた話は変わってくるでしょうね。

 

牛、豚、鶏はかわいそうだけれど魚をさばいてる姿を見てもかわいそうと思わないという意見もありますし、貝類は全くかわいそうではないから抵抗なく食べられるというベジタリアンの人もいます。

人それぞれの価値観を押し付けないこと、強要しないこと、尊重すること。

それだけだと思います。

 

 

動物には感情があるから

 

牛をと畜場に連れて行って、実際に殺される瞬間は涙を流すよという話を聞いたことがあります。

私は実際見に行ったことがありましたが、その牛は泣いていませんでした。

最後、ノッキングの機械まで引っ張られる時に抵抗はしてましたが、無理やり引っ張ったら抵抗しますよね。

気絶してから絶命し、肉になるまでを見たら切なくもありますが、やはりこれも人それぞれの感覚が違います。

 

 

植物にもおそらく感情はあります。

音楽を聞かせていたらよく育つとか、毎日声をかけると枯れにくいとか。

言霊という科学では証明できないことが実際に起こっています。

私がたまに自分を見つめ直すためにやるお米の実験。

良い言葉を書いたタッパーと、ネガティブな言葉を書いたタッパー、数日後の腐り方が全然違います。

2つのタッパーにお米を入れて、タッパーにポジティブな言葉、ネガティブな言葉をそれぞれに書いて放置するだけなのでよかったらやってみてください。

私が生きている間にこれが科学で証明できるかと言われれば多分難しいでしょうし、突き詰めれば突き詰めるほど世の中にはわからないことが多いです。

 

 

紙切れ一枚を落として落下地点を事前に当てるという簡単そうなことも21世紀ではまだできない。

科学の進歩はすごいけれど日常にはわからないことで溢れかえっている、そんなもんなんです。

植物が食べられる時に嫌だ~という感情を持っている。

考えることに意味があるのかもわからないことですが、食べることを否定していては生きていけないしストレスにしかなりません。

 

 

進む方向性を見失うな

 

言い争ったり論破したり。

ひろゆきブームで論破という言葉が流行りましたが、論破することに何の意味があるのか。

思いを共有することのほうが意味があることでは?

私は肉をやめるやめないの話はしたくないけれど、動物の福祉が守られるような世の中にしたい。

だからみんなで協力していきたいし法律を変えていきたい。

価値観の違いで言い争いをする時間を、どうすればよりよい未来をつくれるか共有する時間へ。

対立ではなく対話をしていきましょう。

 

 

私の願いは美味しく楽しくベジ生活を少しずつ取り入れる人が増えること。

よかったら自信作のベジニャンカレーを食べてください!

カレーだけ買いたいお客様用4つセット エコもネコも!ベジニャンカレー クリックポスト

 

スマホでポチポチポイ活、古着買取、ヴィーガン食品やペットフードの買い物で支援など皆様にしてもらいたいことをまとめています。
参加しやすいものにぜひ協力してください!

 

猫スペースきぶん屋が皆様に協力していただきたいこと一覧

この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

SNS LINK

この著者の記事一覧

関連情報

コメントは受け付けていません。

特集