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動物愛護法違反で通報したいとき、どこに電話をすればいいのか?犬や猫の虐待について

動物を虐待している人がいます!なんとかしてください!

どこにどう電話をすればいいのか。

兵庫県にはアニマルポリス・ホットラインがあり、大阪府には大阪府動物虐待通報共通ダイヤル「おおさかアニマルポリス」というものが令和元年にできましたが、全国で他が兵庫県や大阪府と同じことをする動きが今日までの4年間で聞いたことがなく、おおさかアニマルポリスの評判も大阪の動物愛護活動者から聞いてもいまいち不評。

 

 

どこに電話したらいいのか、正直なところ私もその対応をしてくれるのか分からないことばかりですが、そもそも動物愛護法の違反とはどんな定義か、具体的な行動と通報の仕方をまとめていきます。

 

 

まずは知っておく虐待の定義

 

動物虐待とは、動物を不必要に苦しめる行為のことをいい、正当な理由なく動物を殺したり傷つけたりする積極的な行為だけでなく、必要な世話を怠ったりケガや病気の治療をせずに放置したり、充分な餌や水を与えないなど、いわゆるネグレクトと呼ばれる行為も含まれます。

 

という文章が環境省のホームページにあります。

正当な理由とは?

例えば地域猫の手術をする時に捕獲したり耳カットをすることは正当な理由。

しつけはというと、今の時代は正当な理由とはならないでしょう。

神奈川県藤沢市のレスキュードアニマルネットワークという団体の代表が犬の躾のために棒で殴る動画が告発されて逮捕されていましたが、しつけで叩くということを正当化されるのか、一旦は不起訴になりそうでしたが再び検察が動くようでどのような結果になるか注目しています。

(こちらの団体はこれ以外に山程問題を抱えているようで、藤沢駅で募金活動していますが気をつけてください)

 

レスキュードアニマルネットワーク代表者逮捕から続報のニュース

 

 

群馬県のページにわかりやすくまとめられていたので引用します。

 

動物の虐待とは一覧
積極的(意図的)虐待 ネグレクト
やってはいけない行為を行う・行わせる やらなければならない行為をやらない
  • 殴る・蹴る・熱湯をかける
  • 動物を戦わせる等、身体に外傷が生じる

又は生じる恐れのある行為

  • 暴力を加える
  • 心理的抑圧、恐怖を与える
  • 酷使など
  • 健康管理をしないで放置
  • 病気を放置
  • 世話をしないで放置など

 

 

左は想像しやすいです。

けれど、やっていてもほとんど人目につかないところでやられているので通報がものすごく難しい案件です。

犬が鳴いていて飼い主が罵声を浴びせている場合は心理的抑圧、恐怖を与えるということで外から動画を撮っても証拠として残せるかもしれません。

 

 

通報が多いのは右側でしょう。

外でずっと犬小屋の中に閉じ込められている犬。

数日間餌や水を与えられている様子がないなど。

必ず動画に残しましょう。

とはいえ動画を24時間何日間も撮っていないと水をあげていないという証拠にならないかもしれないのですが、、、

 

 

虐待が疑わしい場合

 

動物が虐待されている可能性がある場合、どこに電話をすればいいのか。

環境省に一覧が書かれていたのでリンクを貼ります。

 

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/3_contact/reportcruelty/

 

こちら、一覧を見たのですが各地の動物愛護センターとなっていますね。

発見場所の地方自治体(都道府県・指定都市・中核市)の連絡先もしくは警察(緊急時には110番)に相談または通報してくださいと書かれているので動物愛護センターと警察、両方に電話をしましょう。

 

 

動物愛護センターは高い確率で指導してくれます。

が、指導以上のことがなかなかできず、逮捕となると警察が守備範囲になるでしょうね。

逮捕となるとそれなりの事件性が必要です。

家の猫を熱湯をかけて殺した、とかだと動いてくれそうですが棒で叩いているというレベルだと1回だけでは動いてくれないかも。

 

ちなみにドイツに行った時に聞いた話ですが、動物虐待にはものすごく厳しいそうです。

ドイツはヒトラーが大の動物好きだったようで、人も動物も同じ権利があると法律で定めたという話を聞きました。

棒で叩くなどの虐待行為も普通に警察が動いてくれます。

 

 

これからの課題

 

動物虐待、どのくらい起きているのかが全く見えてきません。

ほとんどが家の中で見えないところでされています。

こうすれば解決できるという絶対な策もありません。

田舎ではまだ番犬が役に立たなかったら平気で山に捨てていきます。

動物愛護法は年々厳しくなってはいますが、実際に猫を殺して5年懲役を食らったり500万円の罰金の判決はありません。

 

 

飼い主のモラルを信じることしかできないのか。

海外ではどのようにしているのか。

オランダでは虐待が疑わしい場合、アニマルポリスと動物愛護団体がチェックしにいき、その後も定期的に動物愛護団体が視察に入るそうです。

そのくらい厳しいと認知されれば虐待する人が減るのかというと、異常者は一定数いるのでそうでもない気もしてますが、命が奪われる前に救うことができる可能性は高まりますね。

 

 

隣近所の人の顔も知らないし、子供の虐待も見つけにくい今、喋らない動物の虐待をどう見つけるか。。

画期的な方法もなかなかないでしょうが、まずは兵庫県警のような対応してくれる部署を設置してくれたりしたら、警察がいきなり訪問してくるとかなりの抑止力にもなるかなと。

この制度、詳しい人に聞いて調べてみたいと思います。

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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