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保護猫が粗相をする時の原因と対策。もう限界となる前にやめさせるには

保護猫が粗相をする時の原因と対策

 
道端にいた子猫を保護して飼ったけど全くトイレを覚えず粗相をする。
愛護団体から譲り受けた猫がトイレでおしっこしてくれない。
トイレの悩みは猫を飼う上で上位にくるストレスですが、なぜ粗相してしまうかの原因を探ると対策もできます。
どのタイミングで粗相が始まったかによっても変わるのでいろいろパターンを考えていきます。

 

 
1.最初は粗相しなかったのにある日突然粗相をするように

 

考えられる理由はオスの場合は発情期になっていることで、すぐ去勢手術を行うことをおすすめします。
去勢手術は体重1キロを超えるとできるので(先生の腕によります)早めの手術をおすすめします。

 

 
もしくはストレスを感じてわざと粗相している可能性があります。
布団とかにしてくる場合は何かしら訴えてます。
寂しいのか、もっと遊んでほしいのか、それとも布団をトイレとして覚えてしまったか。
布製品におしっこする猫は多くて私の店の猫の1匹は布製品を置くと必ずおしっこをそこにするので布製品が置けず冬場もエアコンをかけて寒くならないようにしています。

 

 
家の布団にされる場合の対策は、使わない時は片付けたり私の場合は老人の介護用の防水シーツを被せておしっこされても染み込まないようにしています。

こういうのです。

 

介護用防水シーツ

布団もそうですが布製品におしっこをしてしまうとそこに臭いがついて猫は繰り返しおしっこをしてしまいます。
布団にされたら本当に最悪で洗うのも大変だし、くさいしで泣きたくなります。
買い替えて猫のいる部屋に布団を敷かないようにするなど生活空間を分けた方がいいかもしれませんね。

 

  
2.最初から粗相癖があり治らない

 
子猫のトライアル期間中にトイレを覚えないと言われることがたまにあります。
私が育てていた時も最初はトイレ以外にしてしまう子猫は同じようにトライアル先の家でもやってしまうことが、、、

 

 
原因は大きく二つでトイレの場所を認識していないかストレスなのか。
前者の場合はトイレを覚えるまではケージで飼育していた方が後々苦労せずに済みます。
後者はストレスの原因を特定するのが難しく、とりあえず癖が治るまではケージで過ごさせた方がいいかもしれません。
ストレスの原因として今まで1匹で過ごしていたのに他の猫がいる環境になっててトイレを使うようになり、においが気に食わなかったり自分に気を引くために粗相している場合も。

 

 
うちのそらくんは私が部屋にいる時だけ壁に粗相しますがヤキモチを妬いてるんでしょう。
優先的にかまって気が済むまで甘えさせてます。
別室で過ごさせることもあり、多頭飼いに向かない性格の猫もいるので粗相してしまう猫は環境を変えるとしなくなる可能性があります。

 

 
3.臭いが残っておるところにする

 

猫は人間よりも鼻が効きますが、粗相する場所は決まってここだということはありませんか?
壁の特定の部分とか。
壁に染み込んでしまったにおいを取るのはとても難しく、壁紙の奥の石膏ボードなどに染み込んでいたらもうその部分をリフォームするしかありません。
染み込む前に、粗相防止の壁紙シートを貼っておくことをおすすめします。

こういう商品です。 

 

 壁面 おしっこ キズ 吸着壁汚れ防止シート 

 
ちなみに私が猫カフェとしてやっていたテナントは一部、石膏ボードのその奥のコンクリートにまでニオイが染み付いていてコンクリートの表面を削りハイターをかけて消臭しました。
ここまで染み込んでいると、慢性的なニオイになり猫のニオイに慣れていない人は入った瞬間にアンモニア臭を感じますので気をつけたいところです。

 

 
具体的な対策

 
猫の粗相が治った事例を紹介していきます。

 

1.トイレの砂を変える

猫によってはトイレの好みがある子もいます。
檜チップが好きな子もいれば鉱物系が好きな子もいます。
色々変えて試してみてください。
あとは、いつもするところにシステムトイレ用の吸収シートを敷いておくとそこにする癖をつけてシートを交換するだけで済むかもしれません。

 

 
2.トイレの台数を増やす

これが一番効果的かもしれません。
デリケートな猫は自分専用のトイレを欲しがり、他の猫がトイレをした後は片付けるまでおしっこしない猫もいます。
掃除の手間はかかりますが、粗相されるよりもずいぶん楽です。

 

 
3.生活環境を変える

猫によっては1人で過ごしたい子もいます。
私が保護した大人猫のハニーくんは、多頭飼いの環境にだんだんストレスを感じて粗相するようになりました。
良いタイミングでトライアルが決まり、今は譲渡先の家で粗相することなく過ごしているのですが猫は嫌いだけれど人間が好きな猫にとっては1人で暮らすことが幸せでストレスを感じず粗相することもなくなる子もいます。

猫が複数いる家は部屋を分けてあげたり部屋が分けれなくてもパーテーションで区切ったりとしてみてください。

 

 

ちなみに保護猫でなくてもペットショップで買った猫でも粗相はします。
ちゃんとしつけられてるから大丈夫だと思っていたら大間違い。
猫は基本的に躾をするのが難しい動物で覚えてもらうしかありませんが、とにかく粗相はなくしたいですよね。

 

 
トイレの数、砂の種類、環境を変えるなどその子にとっての正解を見つけられて粗相しなくなるのが一番ですが何をしても粗相してしまう猫もいます。
その時は一室猫のための部屋を作り、床も壁も粗相されても染み込まずにすぐに拭き取れるような素材で覆ってしまうようにしないと掃除が大変です。
なかなか厄介ですが飼い主としては付き合っていかないといけない大変なことです。
まずはいろいろ試してみてくださいとしか言いようがないですが正解が見つかりますように。

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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