保護猫を抱っこできるまで馴らすためにやること3選。
「保護猫を受け入れたけれど思ったように懐かない。」そう悩んでいませんか?
または、「外にいた猫を保護したけれど、触れても抱っこできない」そう考えていませんか?
それはまだ猫があなたに心を許していないのかもしれません。
人馴れしていても抱っこは嫌がる猫もたくさんいるので性格の問題なのかもしれませんが、まだ人馴れが不十分な時は人馴れすると抱っこできるようになるかもしれません。
そこで今回は保護猫を抱っこできるまでの注意点を紹介します。
10年間で150匹以上の野良猫を保護してきた私がつみあげてきた経験で、すべての猫に当てはまるわけではないのですがまだ人馴れしていない猫に信用されて抱っこができるまでになるまでにやるべきことをやると高い確率で抱っこをしても暴れなくなります。
猫に好かれる、嫌われるのは共通点があります。
この記事でやるべきこと3つ、やってはいけないこと3つを紹介します。
是非参考にしてください。
まずは人馴れ具合のチェックを
今の猫の状況をまずはチェックして、どの場合はどうすればいいのか当てはまるところを読んでください。
1,外にいた猫を自分で保護した場合
高確率で緊張しているため、その猫の性格はすぐには把握できません。
たとえ外でよしよし触らせてくれる猫でも、環境が変わっていきなり部屋の中に連れてこられたらビビってしまって威嚇してくる猫もいます。
抱っこできるまでベタベタな性格になるのか、このままずっと人馴れしないのかは蓋を開けてみないとわからない状態。
ですので、威嚇してくる場合や、隅っこで固まってしまっている場合は一旦構いすぎないように様子を見ましょう。
とは言っても、人間が分からしたら猫が家に来たのでウキウキの状況でしょうが。
一旦心を落ち着かせて、猫も緊張をほぐすために静かな環境で安全な場所だと理解させましょう。
2,動物愛護団体から受け入れた場合
譲渡会や面談時にある程度の性格は把握できると思います。
とはいえ、譲渡会は会場の雰囲気にビビってしまう猫が多数います。
本来の性格を発揮するにはやはりその場所に慣れるまで個体差がありますが待つしかありません。
事前にどのような猫か把握しておきましょう。
人間側も、べったり甘えてくる猫が好きな人も、ツンデレの猫らしい猫が好きな人もいます。
自分と相性の良い猫の性格を把握しつつ選ぶことをおすすめします。
とはいえ、ビビリな猫も甘えん坊な猫もそっけない猫も全部可愛いんですけどね(笑)
動物愛護団体の方が預かっている時に抱っこをさせてくれない猫は多分そのまま抱っこが嫌いです。
うちの13匹の猫も自分から飛びかかって抱っこを求める子、抱っこしても嫌がらない子、3秒だけ抱っこさせてくれる子、抱っこしようとしたら逃げていく子と様々です。
正直な話、猫を抱っこする必要って猫好きになればなるほどあまり感じなくなるような。
抱っこをするよりも猫から近づいてきて気がついたら引っ付いてきたり、パソコン作業をしているとキーボードに乗ってきたりとそういう動作が面白いですよね。
その猫の魅力はいろいろあるので抱っこができなくても落ち込まないでください。
もしかしたら年数を経て好きな行動が変わるかもしれませんし、うちの猫なんかは10歳にしていきなりベッドで一緒に寝たがるようになったし不思議な生き物でそれがまた素晴らしいです。
抱っこできるようになるまでにやってはいけないこと3つ
まずはやってはいけないことから紹介。
なぜなら嫌がることをしてしまったら余計に抱っこさせてくれません。
1,必要以上に構わない
べったり甘えん坊でずっとかまってほしい猫も、時々かまってほしい猫も性格は様々。
まさに猫様、気分屋です。
後者の猫であれば、そっとしておく時間も大切でそれが人間との信頼関係の構築につながります。
こちらがいくら愛情を注いでいるつもりでも猫にとってはウザいやつだと思われないようにしましょう。
猫が家に慣れるまで、子猫なら2週間位で大人猫なら1ヶ月から長期戦になる猫も。
子猫の時ほど環境に馴染みやすい傾向がありますが、大人猫はゆっくり長い目で馴染ませてあげましょう。
ちなみに2023年、9年間借りたテナントから引っ越したうちの13匹の猫。
飼い主の私にも本来の姿を見せてくれるまでに早い子でも2週間、一番ビビリな海ちゃんは半年間かかりました。
2,無理やり抱っこしようとしない
抱っこが嫌い猫はとにかく嫌がります。
やりすぎると顔を見るだけで逃げていくようになってしまい、ますます抱っこへの道が遠くなります。
他にも大声を出したり足音を立てたりなど、嫌がることはしないというのが猫との生活の基本ですね。
3,いきなり部屋に放し飼いにしない
これは結構重要かもしれません。
保護猫を受け入れる時はケージを用意することをおすすめします。
かわいそうですが、その中でパニックが治まってごはんを食べたりうんちをするまでは静かに見守ったほうが無難です。
部屋の中だとだいたいすみっこに隠れてしまって出てこなくなり、うんちやごはんの確認がしづらくなります。
瞳孔が開いている時は緊張している証拠なので、そういう場合は最初はケージからなれさせるとスムーズに本来の姿を見せてくれることが多いです。
抱っこできるようになるまでにすべきこと3つ
1,グッズの用意
おもちゃ、ちゅ~るなどのおやつは保護猫を受け入れる時はぜひ準備してもらいたいです。
最初は緊張して固まっていても、ちゅーるを舐めさせて段々美味しさの誘惑に負ける用になるので、それまでは必要以上に構わないでおやつでコミュニケーションを取りましょう。
おもちゃで遊ぶようになったら触っても喜ぶようになるまであと一歩のところです。
2,なでる場所の勉強を
猫によって撫でられたら嬉しい場所、不快な場所は違いますがある程度共通しています。
参考画像がこちら。
大体の猫はお腹を触られるのはそんなに好きではありません。
自分からお腹を見せてくる場合は相当信頼している証拠です。
うちの13匹の猫は大体顔と首周りは喜び、半分くらいの猫は尻尾の付け根をとんとんするとお尻をあげて喜びます。
3,いきなり抱っこせずに膝の上に乗せてみる
抱っこすると力んで暴れる猫はまあまあいます。
その時に無理に持ち続けると大体人間が引っ掻かれて怪我をします。
そこで怒ってしまうとますます抱っこできなくなるので順序を踏んでから。
一瞬持ち上げて、膝の上に乗せてみましょう。
それが嫌がらなくなると、抱っこしても嫌がらないかもしれません。
抱っこした時に筋肉が硬直しているようでしたらすぐに離してあげましょう。
結論
人間を信頼していても抱っこは嫌い猫もいますし、ビビっているから抱っこされるのが嫌な状態なのかもしれません。
人間がその子に対してうまく距離感を縮めていくことが大事です。
また、ずっとビビリの猫も他の猫と一緒になることで人間に甘えても大丈夫だと学習する猫もいます。
おすすめの本、たまさんちのホゴネコの中にでてくるあしゆちゃんはまさにそんな猫。
ジーンとくるのでぜひ読んでみてください。
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