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猫のケージを布で覆うメリットは?夜鳴きや怯えるときに活用したいアイテム

猫のケージを布で覆うメリットは?

 
猫がケージに入れたら鳴く時は布で覆い被せると効果的。
そんな話をよく聞きますが、実際の効果とどんな大きさの布を用意したらいいのか、覆う時間などを動物愛護を活動している経験を元に書いていきます。

 

 
布で覆うとどうなるか

 
ケージとは少し違いますが、捕獲器を設置する時は入った後に暴れないように覆い被せる布があるのとないのとでは撤収の時の大変さが全然違います。
捕獲してすぐのビビりまくっている猫に関しては人間が近づくとパニックになって暴れます。
あまりにも暴れすぎて中で怪我をしてしまったり、安物の捕獲器だと力づくで開けて脱走することもあります。

連れて帰るときも鳴き声がうるさかったら大変なのが布を被せることで高確率で静かになります。

 

   
パニックを防ぐために布で覆い被せることがとても効果的です。
視覚的な刺激を遮断できるので、捕獲器の中で暴れなくなります。
また、鳴き声もなくなります。
捕獲して不妊去勢手術に連れて行く大変なことの一つが夜鳴きなのですが近所の声も気になるし自分も寝られなくなるし、それが防げる可能性が高いのはとても大きいです。

 

 
同じように保護して間もない猫に関してはパニックがなくなるまでは基本的にケージの中で育てて、できるだけ人間が構わずに放っておいてある程度環境に慣らす必要があります。
その時はケージ全体を布で覆ってやるのですがそんな大きな布はなかなかいきなりはないかもしれません。
大きさでいうと掛け布団のシーツ二枚くらい必要です。
慣れてないうちはケージが3段あると布で覆うのも慣らしトレーニングをするのも大変なので3段を2段に組み替えた方がやりやすいです。

 

 
どのくらいの期間、布で覆うべきか

 
こちらに関しては完璧な正解はないのですが、鳴くことがなくなるまでは一旦布で覆う時間を長めにして、その場所に落ち着いて鳴き声で悩まなくなるくらいならば外しても良いと思います。
とにかく夜鳴きが一番なくしたいことなのですが、猫は夜になると鳴き始める子が多くて厄介です。

 

 
流れとしては
ケージの環境に慣れされるまでは布で覆う
→  鳴き声が少なくなってきたら布を外し、人間が一緒の部屋にいる環境に慣れさせる
→  威嚇してこなくなるようによしよしトレーニング
→  ケージから出してもビビって部屋の隅に隠れなくなるように徐々にケージの外の暮らしに慣らす

という感じです。

生後3ヶ月までの子猫の場合は1週間もかからないことが多いのですが、大人になればなるほど、元々警戒心が強いほど慣れるまでの期間が長くなり、外でベタベタ人馴れしている猫でも知らない部屋に来たらパニックになり、ケージを用意していないと大変なことになることもあります。
パニックになって窓を開けようとしたりもするので、鍵も確認しましょう。

 

 
布はどこで手に入れたらいい?

 
大きな布はいきなり家にあることは少ないかもしれません。
布団のシーツで代用するにしても、そのうち引っ掻いてボロボロにされます。
できれば覆う用の布を買った方がいいです。

売っているお店は手芸用品のユザワヤや手芸の丸十など手芸用品店がおすすめです。
サイズを測ってちょうどいい大きさの布カバーを作れば一回一回の作業が楽になります。

 

 
検索でこちらの記事に辿り着いた方は、今保護猫を受け入れて夜鳴きや怯えて飼う方も不安になっているかもしれません。
猫の立場からするといきなり大きな生き物に連れ去られてよく分からない部屋でこれから何をされるのかとても怖がっている状況です。
少しでも安心できるようにおいしいものを用意してあげたり、適度な距離感で接してあげてください。

受け入れた猫が落ち着くまでに、たっぷりの睡眠時間とごはんを食べたこと、トイレをしたことの3点が完了すれば夜鳴きも怯えもマシになります。
それまでに人間に対して嫌な印象を与えないようにゆっくり焦らず見守りましょう。

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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