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猫の避妊去勢手術はいつすべき?譲渡前にするのもありな最新の手術事情。

猫の避妊去勢手術はいつすべきか

 
猫の避妊去勢手術はいつ頃すべきかということは先生によって意見も変わり、得意不得意もあります。
私の経験で、里子に出した猫が手術の時に死んでしまったこともあり毎回手術が終わる時の電話はヒヤヒヤします。

 
最近は早めの手術をおすすめしている先生が多いですが、いつくらいからできるでしょう?

 
手術は早い方がいい?

 

いつもTNR活動でお世話になっている猫の避妊去勢手術専門のスペイクリニック。
そちらの病院の前にはこんなポスターが。

 

猫の避妊去勢手術は5ヶ月齢までに ポスター

 
私が保護猫の活動を始めた時は、大体生後半年を目安に手術してくださいと里親さんにお伝えしていましたが、今時は5ヶ月を目安に。
体重は1キロあるとできるそうです。
私がこの間保護した男の子が生後2ヶ月ちょっとで体重1キロになったのでもうできます。

早すぎない?
リスクがあるんじゃない?
元々私はそう思っていましたが、イギリスの獣医学者が正式にデータを発表し、生後4ヶ月頃で体重の目安が1キロくらいの猫の方が大きくなった時よりも出血も少なく回復も早いのだそうです。

 

 
実際、私がそのことを知ってから1キロを超えたあたりの猫を手術してもらうようになりましたが、確かに回復が早いんですよね。
一番最初に保護した男の子と女の子のペアは、生後半年くらい、体重3キロを超えたくらいの時期に手術しました。
手術からのご飯が食べられるくらいまでの回復の時間はオスで1日、メスで3日かかりました。
正直この期間は不安しかありませんでしたし、このまま食べずに死んでしまったらどうしようと思いました。
結果的に3日目にしてようやく匂いの強いウェットフードを食べてくれたので家族みんなで安心した記憶があります。

そういうことがあったので、回復が早いことがとてもありがたいです。

 

 
スペイクリニックを私が薦める理由

 
私はリリース予定の猫だけでなく一般の方への譲渡の猫もスペイクリニックにお世話になっています。
なぜならば、上にも書いたように回復が早いから。

 

 
病院の先生によって得意不得意はありますが、手術を毎日こなしている先生は避妊去勢手術の技術が段違いに高いです。
メスのお腹を切る時も穴が小さいし、短時間で手術を終わらせてくれます。
私は通算100匹くらいをスペイクリニックの先生にお任せしましたが、リリースするまでに死亡した件数は0です。

値段が安いから手抜きしているのかなと何も知らなければ心配になりますが、そんなことは全くありません。
家の近くにスペイクリニックがある方は口コミを調べつつ利用することをおすすめします。

 

 
譲渡前の手術はした方がいい?

 

里親さんのお家に連れていく前に避妊去勢手術を連れて行った方がいいか。
これはトライアルまでの体重の大きさと手術日のタイミングによります。
手術の次の日がトライアルの日だったりしたら里親希望の方が不安になりますよね。
トライアルまでの日程が手術後最低一週間空いていたら問題ないと思います。

 

 
先日、とある団体が手術した翌日の猫を譲渡会に出していたという投稿をSNSで見かけましたが、そんなことやってはいけません。
元気そうに見えてもメスの場合は特に全身麻酔されるし腹を切られるし、とんでもないダメージです。
そんな中、ストレスの多い譲渡会に連れていくと体調を崩してしまう可能性がありますし、そもそも家でゆっくりさせないと。
いくら手術日が決まっていて変えられなかったとしても譲渡会を次回にすればいいことです。

 

 
私の通っている先生の話では700グラムからはやろうと思ったらできるそうですが体のことを考えて1キロからがベストで、子猫のTNRもどんどん進めておいた方が繁殖しなくて済むので早め早めの手術をということです。

一般の動物病院の先生にお任せする時は先生と話し合って適切な時期を決めましょう。
男の子の場合、手術が遅くなると粗相する癖がついて直らなかったりあまり良いことはなくデメリットがたくさんあります。

そういうことがないようにするために早めの手術をおすすめしています。

 

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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