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子猫が夜泣き。保護猫は最初がとにかく大変。静かにさせる対策は?

子猫の夜泣き、静かにさせる対策は?

 
保護猫活動をしていると、時々全く鳴き止まない子猫に出会います。
寝不足になるの確定で鳴き止むまでノイローゼになりそうな産後うつに近い状態。
どうやったら静かになるのか対策方法を。

 

 
一時的に大人しくなる方法

 
全く人馴れしていない子猫と、動物愛護団体から引き取った子猫とではまた接し方が変わりますが、動物愛護団体から引き取った人馴れしている子猫が鳴くのは多くの場合は寂しいからです。
今まで兄弟や他の猫に囲まれて育ってきたのにいきなり一人になると環境に慣れずに鳴いてしまいます。
しかし、時間が解決してくれることがほとんどです。
1週間もすれば慣れてくれます。

 

 
一瞬大人しくなる方法は、ケージを布で覆って暗くすること。
捕獲器を使う時もそうですが、布で覆うと大人しくなりジッとしています。
ただし、数時間すると鳴き始めるのが多いことが辛いところ。

視線を感じて怖がってしまう猫もいて、布で隠して死角を作ってあげることで安心し、結構効果はあるのでやってみてください。

 

 
もしかするとケージの中が嫌なのかも。
その場合はできるだけ一室で放し飼いにしてやってください。
触ったら攻撃してくるような子猫の場合は熟練者でないと再びケージに入れることは困難で、下手したら家から脱走する可能性もあるので鳴いてもケージで人が触れるようになるまで我慢です。

 

 
全く人馴れしていない子猫を保護することは動物愛護活動者は日常茶飯事なのですが、しばらく寝不足を覚悟するか、猫専用の部屋を作るかしてます。
私の場合、新しい場所に移転してからは寝不足でしんどくなって猫の世話をすることができなくなるのが一番のリスクなので猫専用の部屋をつくってます。
防音ではないので隣近所からのクレームがないか不安ですが、、、

 

 
シャーと威嚇してきたり鳴いたりする子猫はとにかく環境が不安です。
逆の立場からすると、巨人にいきなり連れて行かれてケージに入れられたら恐怖で発狂しますよね。
そんな状況です。
どうやって不安をなくすかは時間がかかりますが、とにかくここは安全なのだと認識させること。
美味しいご飯が食べられてふわふわの場所で寝られる最高の環境をつくってやってください。

 

 
私は夜泣きが始まるとちゅーるをあげます。
自分から食べない子猫は鼻に近づけて鼻の頭にちょっとつけます。
大体ぺろぺろするので口を開けた時にちゅーるを口の中に入れます。
そしてよしよし。
それの繰り返しで段々と安心してきて心を開くので焦らずに関係性を作っていくことが大事ですね。

 

 

 
 
 
 
 
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どうしても鳴き止まない場合

 
人馴れしている猫は基本的に子猫も大人猫も大人しいものです。
なので猫は飼いやすいのですが、時々いるのが鳴き止まない猫。
どちらかというと子猫はその傾向が少なく大人猫の場合、認知症で大きな声で鳴いてしまったり、甲状腺機能亢進症になり怒りやすくなって鳴いてしまういうことがあります。
病院で相談しましょう。
症状を診断してもらって治療を進めたり、不安を取り除くサプリメントなどのアプローチもあります。

 

  
子猫で鳴き止まない理由の一つは発情期に入っているから。
時期にもよりますが、生後半年もすれば発情期に入ります。
雄猫の場合、早めに手術をしないと発情期に入ってからいろんな場所にオシッコをかけるスプレー行為が癖づいてしまうことがあります。

 

  
もう一つがエネルギーが有り余っているから。
寝る前におもちゃで遊んでストレス発散と疲れさせてぐっすり眠らせるように運動させましょう。

 

  
そして最後に寂しさから。
飼い主も一緒に寝たいのかもしれませんし、2匹目の猫を飼って遊び相手がほしいのかもしれません。
どんな環境で育ったかで夜鳴きの理由も変わりますが、基本的に不安を抱えているか、構ってほしいか、ストレスが溜まっているかのどれかです。

 

  
保護猫を受け入れたら最初の1週間は夜鳴きもそうですが、下痢をしたり体調の急変などが環境の変化によって起こります。
それだけ新しい環境は猫にとって不安なことが多いのですがたくさん愛情をかけてあげることが何よりも一番な対策です。

 

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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