猫スペースきぶん屋 猫スペースきぶん屋

保護猫を返却するかどうか悩んだら。その悩み、改善方法があるかもしれません。

保護猫を返却するかどうか悩んだら

 
動物愛護団体から保護猫を譲り受けるまでにトライアル期間を設けることが多いです。
その間に双方何か疑問に思ったことや困ったことがあれば随時連絡し合い、トライアルを続けるか返却するかを決めます。
返却を考える前にしてほしい対策を。

 

 
トライアル失敗の原因として多いもの

 

私が過去にトライアルに失敗した事例として
・夜鳴きがうるさくて隣近所からクレームが来た
・トライアル後に分かった家族の猫アレルギー
・全然懐いてくれない

 

他の団体から聞いたことがあるのが
・先住猫との相性が合わなくて本気の喧嘩をしてしまう
・トイレが覚えられない

一つずつ見ていきましょう。

 

 
夜鳴きがうるさい場合

 

保護猫あるあるなのですが、私自身も保護したての猫の夜鳴きに悩まされます。
一晩中泣き続けてげんなりします。
あまりにも鳴き止まないのでノイローゼになりそうなくらい。

猫の立場からすると、いきなり訳の分からない場所に連れてこられて逃げる場所もないしパニックになって鳴いてしまうのは当たり前。
私がよく伝えるのはビビリの子だったら1週間以上夜鳴きをする可能性があるので耳栓を用意しておくことと、できれば猫と人とは別の部屋で寝ること。

 

 

先日保護したよしのぶくんは外の生活が長く、人間の家で暮らしたことがなかったので私の家で1週間鳴き続けました。昼間は鳴かないのに寝ようとしてライトを消したらニャーニャー言い出すので寝不足が続きました。
それでも時間が解決してくれて、なんとかなるものですが特に大人の猫やビビりの性格の猫はしばらく夜鳴きが続くのでトライアル前に必ず確認して念押ししておくことをおすすめします。
どうしても夜鳴きがなくならない場合はトライアル断念を考えてしまいますが飼うことがストレスになるようでしたら返却することもありかと思います。

 

 
家族が猫アレルギーだった

 
私の場合、必ず猫カフェに来てもらって面談していましたが頭数が多いので基本的にその場でアレルギーの人は反応があります。
しかし、時にはその場では分からないことも。
猫を飼う前に心配であれば血液検査でアレルギーを持っていないかを確かめることや、譲渡会に参加して猫を触っても鼻水やくしゃみが出ないか確認しましょう。
後々アレルギーが分かって返却されると動物愛護団体としても落ち込みます。

 

 
時には自分の部屋から出ないようにして家族のアレルギーの対策をする人もいますがそれはそれで良い方法だと思います。
決して無理せず飼えるのかどうか家族でしっかり話し合ってください。

 

 
全然懐いてくれない

 
元々ものすごくビビリな子で、心を開くまで時間がかかりますよと伝えていたのに1週間で返却された子がいました。
その家族、最初から違和感を覚えていたのでこちらとしては全然問題なしなのですが、ビビリの猫は結構手強いです。
猫を飼ったことがない人は全然懐いてくれないことにガッカリしてしまうかもしれませんし、ベテランの人ならば懐く過程を楽しんでくれるのですがそのくらいの覚悟がないと触っても逃げてしまう猫はトライアル失敗になります。

 

 
事前に性格をきちんと確認し合って、おもちゃで遊ぶことはできるのか、ちゅーるを食べさせることはできるのかなどビビリなりにもできることを伝えつつ、それでも良いのかどうかでトライアルするか決めましょう。
個人的には心を開く瞬間がたまらなく嬉しいのでそういう猫もかわいいのですが、やはり甘えん坊の子がいいという人の方が多いですね。

 

 
先住猫との相性が合わない

 

こちらも飼い主の覚悟次第なのですが、先住猫が新しい子を受け入れてくれない時もあります。
こればかりは性格や相性の問題なので仕方ないことです。
相性が悪いなりにも距離を取って喧嘩するほどではないのであればそのまま飼ってもいいかもしれませんし、先住猫が体調を崩してしまうくらいストレスを感じているようでしたら別々の部屋で育てるか、トライアル断念するかどちらかでしょうね。

 

 
先住猫がいる場合は子猫の方が相性が良い場合が多いです。
子猫は環境の変化に馴染みやすく大人猫にも積極的に関わろうとするので気付いたらベッタリになっているパターンが多いです。
対面させる時はケージやキャリーケース越しにして、いきなり取っ組み合いの喧嘩が始まらないようにゆっくり距離を縮めるように誘導しましょう。

 

 
トイレが覚えられない

 
これはかなり深刻な悩みです。
私のところにもおしっこを撒き散らす子がいますが、壁にまでおしっこが染み込みにおいが取れなくなりました。
一度した場所には洗っても何度もしてしまうので、じゅうたんやベッドにされたらたまりません。

 

 
私の場合、上に書いた子は夜の間はケージで過ごすようにして他の猫からちょっかい出されてストレスを感じないようにしたらかなり回数が減りました。
トイレの台数が少なかったり、砂が気に食わないなど、トイレでしてくれない原因はいくつかあります。
色々試して厳しそうであればトライアル断念するか相談してみてください。

 

 
まとめ

 

色々な原因を書いていきましたが、飼いやすい猫、飼いにくい猫と様々です。
飼い主との相性もありますし、この先何十年も付き合う相手なのでお互いがストレスにならないように、できることをしてダメだったら仕方ないかなと思います。
無理せず相談しましょう。

 

 

スマホでポチポチポイ活、古着買取、買い物で支援など皆様にしてもらいたいことをまとめています。
参加しやすいものにぜひ協力してください!

 

猫スペースきぶん屋が皆様に協力していただきたいこと一覧

この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

SNS LINK

この著者の記事一覧

関連情報

コメントは受け付けていません。

特集