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猫を病院に連れて行く判断。眠いだけ?しんどいの?

猫を病院に連れて行く判断

 
急に寒くなって一日の気温差が大きく、寒暖差で絶賛体調不良な私。
同じように猫も気温差が大きいと体調を崩しやすくなります。
季節の変わり目の下痢は落ち着いてきたものの、風邪の前兆なのか怪しい症状があり、しんどいのか眠いだけなのか分からない子がいました。
そんな時の見極め方法。

 

 
日ごろと違うことはないか

 

うちの甘えん坊代表のあおちゃん。
私を見つけるといつもそばに寄ってきて甘えたいアピールをしてくるのですが、ある朝ごはんをあげようとするといつも迎えてくれるのにその日は寝ている。
人間も朝寝坊したい日があるのと同じで猫も朝に必ず出迎えてくれるわけでもないのですが、あおちゃんは基本的に朝いつも起きているので心配。

 

 
猫を病院に連れて行こうにも、喋れないので明らかな症状がないと獣医さんにも「なんかよく眠るんですよね〜」と伝えたところで何がどう悪いか具体的に分からなければどうアプローチしたらいいのか迷います。
でもしんどそうだし…仕事休もうかどうか…みたいな時、ありますよね。

 

 
まずはよく観察すること。
特に分かりやすいのは大便、小便の有無と色。
体重は落ちていないか。(1日一回測って記録しておいたほうが健康チェックしやすいです。
目やにが出ていないか。
口からよだれが出ていないか。
食欲はあるか。
など普段と違うことがないか要チェック!

 

 
あおちゃんの場合、その日は何か口から黒い目やにみたいな塊とねちょっとしたよだれと、そして目から涙と。
元々口内炎で抜歯手術をした子なので、もしかしたら口内炎の再発か、もしくは風邪をひいたか、両方か。
猫の口内炎は口を開くと赤くなっているので素人でもわかります。

しかし、痛がって触らせてくれないことも。

 

猫の口内炎
readyfor.jp/projects/tanpoponosato2023/announcements/259469 より引用

 

 

元気かどうかの見極め

 

食欲があるのかどうか。
これが元気があるかどうかの大きな分かれ目です。
あおちゃんの場合、普段はドライフードを食べているのですがウェットフードが大好物。
これを食べなければかなり緊急度が高いのですが起きてガツガツ食べてくれました。
ただちょっと口が痛そうなので口内炎の再発で痛くて寝ていた可能性が高いので病院へ。

 

 
余談ですが口内炎は本当に厄介で、食べれなくなって体重がみるみる落ちて対処しないと死んでしまいます。
あおちゃんの場合、抜歯手術をして再発したら注射で対処するしかないので上手に付き合わないと…
最近アマゾンで見つけたユッカインテンシブという液体サプリメントは強烈なニオイがして猫が嫌がりますが、同じく口内炎のゴメくんがステロイドを併用してこれを飲ませてから痛がらなくなったので試してみる価値がある商品です。

 

サプリメントのユッカインテンシブ

 

基本的に食欲があればその日急に死ぬということはあまりないのですが、なんとなく元気がないと感じる場合は病院に行って診察を受けたほうがいいです。
まったく何が悪いか分からない場合も血液検査をして各数値に異常がないかチェックすることで悪いところが見えてきます。

 

 
食欲はあるけれど緊急性の高いものは膀胱炎。
何度もトイレでおしっこのポーズを取る時はほぼ膀胱炎でおしっこが出にくくなっています。
猫は膀胱炎になりやすいのですが特に寒い時期は水分を取らなくなるのでなりやすいです。
白湯を飲ませると好きな子はよく飲むので私は秋にかけて水を温める器でコンセントを差して白湯をあげています。
よく膀胱炎になる猫がいる場合は、ユリナリーケアなど尿が出やすくなるフードを常備しましょう。
相当なりやすい猫は常食として食べさせるほうがいいのですが、時々なるくらいであればその時に食べさせるくらいでいいと思います。
普段のフードとの相性が悪くてもなりやすいので、フードの見直しもおすすめします。

 

 
食欲がない場合

 

好物のフードも食べない場合はとにかく病院へ。
咳をしたり吐いたり普段と違う行動をしている場合はできれば動画を撮っておきましょう。
獣医さんにも説明しやすくなります。

 

  
体温を測って平熱より高いのかどうか。
高ければ風邪の症状の可能性が高く、元気がなくなります。
抗生物質を飲ませたり注射をすることで対処していきましょう。
猫の風邪は放っておいても治ることが多いですが長引くこともあり、注射を打つと回復が早いので私は病院に行っています。
人間の風邪なら寝て治してますけどね。

 

  
最後に今まで看取ってきた猫たちの体験を踏まえて緊急性と対処法を書いていきます。

 

 
食べないし痩せてきている場合

 

コウくんは8歳くらいの時からおしっこの色が薄くなり、腎臓が悪いことが発覚しました。
その頃にはかなり進行していたので治療を進めました。
多頭飼いの場合、どうしても尿や便がどの猫のなのかが分からなくて判断が遅れてしまうデメリットがありますが、薄い尿がある場合はよく観察しましょう。

吸収シート型のシステムトイレの場合は気がつきやすいのですが固まる砂のトイレの場合は気付きにくいですよね。
1匹、2匹で飼っている場合は定期的に血液検査をして腎臓が衰えてないかのチェックをお勧めします。

 

  
コウくんの場合、ある日突然食べなくなったわけでもなく、腎臓の機能が日に日に衰えてしまったので徐々に食欲もなくなってきて最後は貧血で食べれなくなり食べなくなったあと1週間ほどで看取りました。
腎不全は根本的な治療法はないものの、早めに見つけることが大事で点滴と投薬でかなり進行を遅くできます。
ただし、2.3日に一回点滴をすることになるのでなかなか大変です。

 

  
突然動かなくなって全く動けない場合

  
マコくん、前日に食欲がないなと思ってましたが次の日の朝にお店に行くと下半身が動かなくなっていました。
時々起こるのですが心臓の悪い猫は血栓ができて血管が詰まる動脈血栓塞栓症という病気があり、主に肥大型心筋症などの心疾患を持つ猫での発生が多いです。

 

 
こちらの病気、薬で血栓を溶かすことができるのですがいかに早く飲ませられるかが勝負です。
私はこの当時そんなことを知らずに一つ目の病院でこれはもう無理と診断されてそのまま家に連れて帰り看取りました。
もし、この薬のことを知っていて所持している病院が近くにあればすぐに行っていたのに…
知識のなさに後悔しましたが、同じことにならないように皆様に知っておいてもらいたいことです。

 

 
まとめ

 

違和感を覚えたらまず観察を。
毛並みはいつも通りか、何かボワッとしていたりいつもよりツヤがなかったらそれも何かしらの兆候です。

 

 
病院に行って限られた時間の中でどんな症状なのかを正確に伝えるためにもよく観察を。
食べるのか食べないのか、便の状態はどうなのかなどなど。
基本的に何か変だなと感じたら病院へ行く準備をしておいたほうがいいのですが、明らかにぐたっとしていて動かなかったり食べなかったりは緊急事態なのですぐに向かいましょう。
それ以外の時はどんな風にいつもと違うのかまず情報収集を。
様子見していて次の日にものすごく状態が悪くなることもあります。
猫の1日は人間の1週間であっという間に症状が悪くなることも。

 

 
基本的に違和感を覚えたらその日のうちに病院へ。
とはいえ仕事をしていたらそんなすぐには連れて行けない場合も多いですよね。
飼い主不在でも病院に連れて行ってくれるペットシッターのサービスなど普段から探しておくことが大事です。
迷ったらまず病院へ行くことをおすすめします。

 

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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