迎えた保護猫が隠れて出てこない。その対処法と気をつけること
保護猫の譲渡会に行き、トライアル日程も決まり、あとは猫が来るのを待つだけ。
いざ、トライアル開始となったけれど、キャリーケースから出てきた保護猫がパニックになり、部屋の隅っこのテレビ台の下に隠れてしまい全く出てこない。
あるあるです。
動物愛護団体もそれを見越してのトライアル期間なのですが、猫の性格によって全然最初の馴染み方が違ってきます。
人間でも転校生がすぐに友だちができるパターンと、全然馴染めなくて学校生活が終わるパターンがあるように、猫もその環境に馴染む早さはそれぞれです。
せっかくの猫との生活の始まりだったのに、全然触れないじゃないか。
そうなる前に、そうなってしまった後の人も読んでほしい心の準備と用具の準備。
まずは人馴れ度チェック
新しい家に馴染める早さはその猫の性格である程度パターン化できます。
ちなみに、私の運営している猫カフェは２０２３年５月に借りていたテナントから空き家に引っ越ししました。
長年連れ添った猫たち１３匹、それぞれに新しい環境に馴染む早さが違いました。
同じ飼い主がいるから新しい家にもすぐ馴染むかなと思っていたのですが、１ヶ月かかってようやくいつもの甘えん坊に戻った猫もいましたし、部屋に入った瞬間からいつも通りに甘える猫もいました。
譲渡した猫にも言えるのですが、やはり傾向として人間にべったりくっつくような甘えん坊の猫ほど環境に慣れるのが早いです。
子猫だとなおさら早く、１日、下手したら１時間したらもう遊んだり昼寝したりご飯食べたりします。
ビビリの猫ほど隠れて出てくるのに時間がかかります。
なので、保護主にそのあたりを聞いて心の準備を。
全く人馴れしてない猫の場合、下手したら一生を部屋の中でビクビクしながら過ごし、飼い主にも相当の覚悟が必要です。
ビビリの猫ほどパニックになり、ちょっとの隙があれば脱走してしまうので、窓、ドアのロックは必ずしてください。
ビビリの猫を迎え入れる時はケージがあったほうがいいです。
しばらくケージで過ごさせながら、よしよししている時に黒目がデカくなっていないくらいその環境に馴染んでいてらケージの外に出してもそこまでパニックにならないと思います。
また、ケージの中でちゅーるを食べさせておくと、部屋の中で隠れてしまっても落ち着きを取り戻した時にちゅーるでおびき寄せることができます。
時間経過の目安
全くビビらない猫の場合は部屋を一周してある程度どこに何があるかを覚え、自分の居心地の良さそうなところを見つけます。
慣れているかどうかの見極めが
１、ご飯を食べる
２、昼寝する
３、うんちする
が全部クリアできればまずは一安心です。
ビビリ猫の場合、３日間隠れてその間飲まない食べないということもあります。
不安でしかないですよね、特に初めて猫を飼う人の場合。
できるだけ関わらないようにして、まずは人がいないときにでもご飯が食べられたらOK。
一度深い眠りに付くとストレスも軽減され、少しずつ馴染んでいきます。
猫を迎え入れて３日間、全くトイレをしない猫もいます。
トイレも食事も大体目安は３日間です。
段々と空腹の限界が来て恐怖よりも食欲が勝つようになり、食べ始めます。
食べた瞬間を見たら嬉しいのですが、声をかけずにとにかく見守ってください。
とにかくかまうな
猫が家に来てめちゃくちゃ嬉しくなる気持ちはわかるのですが、猫は多かれ少なかれ緊張しています。
声がうるさいと逃げてしまうし、新しい環境に慣れていない時はかまってほしくないし。
猫から求めてくるまでそっと見守っていてください。
攻撃的な猫や、元々全く触らせてくれない猫ではないかぎり、時間が経つといつも通りの性格に戻ります。
トライアル初日が人間にとっても一番テンションが上がる日ではありますが、落ち着いて見守りましょう。
そして、なかなか姿を表してくれない場合はトライアルの日程をもう少し延ばしてもらうように伝えてみてください。
特にお子様のいるご家庭は子供のテンションがマックス状態で猫は緊張がマックス状態。
子供を落ち着かせて長時間構わないように距離を置いて接しましょう。
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