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保護猫のシャーはいつまで?月齢と状況別対策

保護猫のシャーはいつまで?

 
外で生きてきた猫を保護すると、基本的に怯えて威嚇してきます。
シャーシャーだけならそこまで人間もストレスなく見守っていけるのですが、パンチが飛んできたり噛みつかれたりすると人間のメンタルも落ちてしまいます。
大体どのくらいの期間でシャーがなくなるのか、目安と対策を。

 

 
乳飲み子でもシャーする

 
目が開いている生後間もない子猫を最近保護しましたが、生後2週間くらいの猫でもシャーと威嚇してきます。
ただし、数時間もすれば威嚇することもなくなり、その威嚇してきた姿が逆に愛おしくも思えるようなあっという間の時間です。

足がまだヨタヨタ歩きくらいの子猫は数時間以内にシャーはなくなり、大体は一度ご飯を食べさせたりちゅーるを舐めさせてあげると威嚇してこなくなります。

 

 
月齢が若いほどシャーと威嚇する期間は短く、生後1ヶ月くらいの手のひらサイズの子猫であれば1.2日もすればほとんどの場合懐いて喉を鳴らして喜ぶようになります。

生後2ヶ月くらいの子猫はまだまだ余裕で懐きます。
体重1キロちょっとくらいの子猫が大体そのくらいの月齢です。
この位の大きさの子猫を保護しようと思ったら素手で捕まえようとすると思い切り噛まれたり引っ掻かれたりして怪我をする可能性がありますので捕獲器をお勧めします。
このくらいの大きさで大体1週間以内に人間と仲良くなって甘えん坊になる確率が高いです。

 

 
生後3ヶ月くらい、体重2キロ前後の子猫はギリギリ懐くかどうかの境目です。
シャーと猫パンチが飛んでくることもありますし、無理に触れば噛まれるくらい怯えている子猫もいます。
環境と親の性格によりますが、大体仲良くなれるまでに2週間くらいかかると思っておいてください。

 

 
4ヶ月を超えると懐くのにかなり時間がかかり、パンチしてくる可能性が高いです。
シャーシャーしてきても攻撃性のない子であればそこそこ早く懐きますが攻撃してくる子猫は懐かない可能性もありますし、時間がかかります。
分厚い革の手袋を用意して攻撃されても怖けずにヨシヨシしながらトレーニングしていくと懐いていくことが多いですが最初は怖がってしまうので無理に長い時間やるのはやめましょう。
シャーシャーしてる時に口にちゅーるをつっこんでやると舐めます。
段々と怖さよりも美味しさが勝っていき、シャーするもののちゅーるは舐めるという段階になれば大量にちゅーるを消費することになりますが威嚇してこなくなります。
パンチしてこなくなったら手の甲にちゅーるを塗り、舐めるようになればかなり懐く可能性が高まります。
指につけて舐めるようになればもう一歩です。

 

 

先住猫がいる場合のシャー

 

人間にはシャーしないけれど先住猫にはシャーしてしまう。

子猫を新たに家族に迎え入れる時のあるあるです。

お互いにシャーしてビビり合ってしまうのが当たり前で、基本的にいきなり仲良くなるようなことはありません。

なので、最初はケージ越しに対面させて必ず人間が見ているところでもし喧嘩してもすぐに止めれれるように見守ってください。

最初に喧嘩してしまうとほぼ仲良くなりません。

 

 

人間に対してよりも猫同士のほうがシャーシャー威嚇しあう期間が長いかもしれません。

子猫の場合、なんやかんやで大人猫に甘えたくて近づいていこうとしますが、先住猫ちゃんが猫嫌いな場合は同じ部屋で過ごせない可能性もあります。

トライアル期間中にどうしても相性が合わなくて断念することもありますが、先住猫にとっては一人で家で過ごす方が幸せなのかもしれないのでよく考えて決めないといけませんね。

 

 

私のところでは、子猫が大人猫に威嚇しなくなるまでに大体3日くらいで、その後はくっついて寝たりしています。

保護猫団体から猫を引き取ると、元々猫が多い環境で育っていた場合はすぐに先住猫と仲良くなることが多いです。

とはいえ性格はそれぞれなのでなんとも言えないところなのですが。

 

 
まとめ

 
シャーがなくなる時期はそれぞれで、シャーしていた時期が懐かしいなと思えるようになるまでそこまで時間はかからないと思います。
しかし、警戒されているという時に無理に触りすぎたり怒ったりすると嫌われます。
そうなってしまうと心を閉ざしてしまうので飼い主は焦らずに少しずつ環境に慣らすようにしましょう。

 

 
シャーしなくなり、喉をゴロゴロ鳴らすようになった時の嬉しさときたらなかなか味わえないものであります。
人間に接する時と一緒で相手に嫌われないように嫌なことはしないこと。
そして信頼関係は一日にしてならず。
相手の機嫌や気持ちの変化はコントロールできませんが愛情をかけて育ててればシャーしなくなります。

 

 
時々一生慣れず、顔を見るたびにシャーされてメンタルやられる子もいますがそれはまたそれで個性です。
シャーしながらも暖かい部屋でごはんに困らない生活をしていることがありがたいと思っているはずです笑
全く触れずに一生を終える猫もいますがそれはそれで仕方のないことで、誰が悪いわけでもありませんが愛情こめてご飯をあげてください。

 

 

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この記事を書いた人

阪本 一郎

1985年兵庫県宝塚市生まれ。
新卒で広告代理店に入社し、文章で魅せるということの大事さを学ぶ。
その後、学習塾を運営しながらアフィリエイトなどインターネットビジネスで生計を立て、SNSの発信力を磨く。
ある日公園で捨てられていた猫を拾ってから、自分の能力を動物のために使いたいと思うようになり、猫カフェを開業。
ヴィーガン食品、平飼い卵を使った商品を開発。
今よりもっと動物が自由に生きられる世の中にしたいと思い、行動しています。

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